映画後半。義理父「ファット」との対決シーン。
撮られたのはSt.Agnes(セントアグネス)にあるWheal Coates Mine。現在はナショナルトラストが管理している旧錫鉱山。
”ぼくはデブから見えないところ、四角いお城の反対側から外に出た。外側の壁に金属のプレートが取りつけてある。「ウィール鉱山・ナショナルトラスト」。
お城じゃない。鉱山だ! 塔はただのくずれた古煙突だった。”
『すべての小さきもののために』(ウォーカー・ハミルトン著)より
「ウィール鉱山・ナショナルトラスト」。
原作に出てくる場所をちゃんと使ってたんですね。
映画のよしあしはわたしが語るところではないので、他のご覧になった方におまかせしますが、しますものの、
ケルティックっちゅうかオルタナティブっちゅうかわかりますねそんなテイストでお送りしておりますよ 。。英国の美しくも深い森で世捨て人のように生きる老人と心を通わせる青年の成長の物語ですよ。。的な
と思って見ていたから、この急展開にはかあさんびっくりですよ、この展開こそがサスペンスですよかあさんにとっては、とつっこまずに通り過ぎるのはなかなかに難しかったです、やはりこの場面。かあさんてだれだ。
上でも引用しましたように、小説の映画化である本作品。
映画化する際に原作と大きく変わる映画も多い中、ディテイルはともかく、筋はおおむね原作通りなんですよね。このシーンなんて原作にそっくり忠実といっていいくらい、なのになぜに映画だけかようなサスペンス臭が生じてしまったか。ケルトの渦巻き力がこんなところで効いたか。
という意味不明なつぶやきはおいといて。
セントアグネスまでは、泊まっていたセントジャスト(正確にはTruthwall)からセントアイブス(St Ives)経由でバスで。1時間弱。
コーンウォール3日目。この日はマメ子とは別行動。セントアイブスまで一緒にいきそこで別れました。セントアイブスもアーティスティックな素敵な町のようで、とても行ってみたかったのですが、CB使命優先。
セントアイブスまではペンザンスからも行けます。ペンザンスは観光の拠点でもありますのでバスの本数は全然多いです。
時間は約40分。どちらもFirst社。時刻表はこちら。
※土日はタイムテーブルが違い、本数が少ないので注意。
セントアイブスからセントアグネスまではWest Greyhound社のバスで。所要1時間20分。
セントアイブスのバス発着所の小さい待合所にも、各方面行きのバスの時刻表が置いてあります。
コーンウォール地方には、各社バス乗り放題10£というお得な1日乗車券があり、この日はこれを利用しました。
さて。前置きが長くなりました。
シーン1。
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シーン2。
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シーン3。
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シーン4。
おいつめたつもりがファット氏残念、のシーン。
見晴らしのいいひらけた場所にもかかわらず、滞在している間は、シーンの場所が特定できず帰ってから映画と写真を照らし合わせてみましたところ。
赤枠の中の廃墟のあたりだと思うんですよね。
位置的にもズームしてみた建物の横壁からも、廃墟のうえにちょいと板わたして道をつくったらちょうどいいところにあの穴できるなとか。でも廃墟の上にセットとかOKなものなの?とか。
当時はどうなってたんでしょうかねえ。あっていればの話ですが。
見た方しかわからない不親切きわまりないつぶやきですみません。
シーン5。
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水平線を見はるかせる、ほんに気持ちのいい場所でした。
最後のボビーの晴れやかな表情がよくわかります。
わたしも競歩のあとでしたから、きっと晴れやかな顔してたと思います。
またも自分の恥をすすんでさらしますが、理由は省くとして、実は行きのバス、セントアグネス手前のバス停で降りてしまいました。その次のバスは1時間半待たないとないという事態に。
標識にはセントアグネスまで3.5と書いてある。ここまで来てロケ地行けないのはやだ、でも帰りのバスを考えると待ってもいられない、徒歩の時速って4キロ?5キロ?バス待ってるよりは早いじゃん、もう歩いちまえ、と歩き出しました。
が、歩いても歩いてもこれがつかない。
途中で気づきました。
キロじゃねえ、マイルだ‥‥‥。
途中なんどヒッチハイクしようと思ったか。
セントアグネスからWheal Coatesまでがまた歩くのだな。こんな遠くて最寄りとかいうな。←乳酸がいわせてます。
結局この日は、8キロは余裕で歩きましたかね。
ブログがすすむにつれ、スペックの低さがどんどん露呈していくトホでした。
余談。
みえにくいですが、上記地図の中央へんにあるTruro(トルーロー)は、ヒッチハイクでボビーを乗せてくれたトラックの男の行き先。
「コーンウォールに行くって言ったじゃないか」とつめよるボビーに対し、男は「トルーローはコーンウォール内にあるんだよ」と言います。この会話からボビーもコーンウォールの広さをわかっていなかった‥‥‥ということは、あの邦題のアバウトさ、実は確信犯?
さらに余談の余談。
『ニューワールド』のロケ地(イギリス上陸の港の場面)としてIMDbに記載されているCharles townは、地図右端のSt Austell(セントオーステル)のあたりです。ちと離れ過ぎていたのであきらめました。
やっぱりこういう場所は車あるといいね。
■参考にしたサイト/ブログ■
IMDb<All The Little Animals<Details<Film locations