昨日とあるDVDを見てしまいまして、
人の口にいまだのぼる見てない昔の映画ってわたし山ほどあって、見たのはその中のひとつなんですけど、見終わったあとに口ぽかんってなって、だけどほんといまさらなにいってんのってくらい有名な映画であれなんですけどだれかに話したくてしょうがないんでロケ地にこじつけて書かせてください。
ていうか『イージー・ライダー』なんですけど。
なにこれ。めっっっちゃかっこいいやん。
あのはじまり、めっちゃかっこいいやん。
注:この先ネタバレめいてます。
わたし、野郎でもライダーでもロッカーでもないですけど、メキシコでのワンシーンが音のあまりない感じで始まって、キャプテンアメリカが時計ぺって投げてバイク走り出して、例の曲が流れ始めるくだりで完全にやられました。
いやー、あのはじまりはかっこよすぎるやろ。
ステッペンウルフのBorn to be wild、今まで冗談みたいな感じでしか記憶になかった曲ですけど、昨日から超クールモードで頭の中まわってます。
そして、あのラストですよ。
ハッピーエンドでないことは知ってたけど、やっぱりあれは口ぽかんってなりますよ。
うっかりあと何分だっけと残り時間を確認してしまって、え?あと7分?で結末がきてしまうの?ということを知らなければ、あの唐突さあっけなさにもっとぽかんってなってたと思います。
最初と最後、強烈すぎ。
ジャック・ニコルソンやばい。
ある意味シャイニングよりやばい。
にっにっ言ってる場合じゃないから。
昨日から何度も最初の出だしのとこだけ巻き戻してます。
いやほんと、映画ってすごいよね、ああいう文化から性質からほどとおい日本のおばちゃん女子にリモコンにぎって正座しながら、やべー、超かっこえー、とかつぶやかせたりするんですから。
ちなみにアメリカンニューシネマはそんな得意じゃないです。というか、正直に言いますけど、この時代の映画をそう呼ぶってことすらつい最近まで知りませんでした。というか、そういう人様が勝手に決めた枠はどうでもいい性分。
ひとまずは頭の中のカップヌードルCMソング枠ははずれましたので。
よかったよかった。
以上、もっと掘り下げる部分はあるのでしょうけど、実際ちょっと自分タイミング的におもしろい時にみたなというのもあったりするんですけど、やられた、を放出したくてもう満足したので終わり。
かわりに、あとだしじゃんけん的にこの映画のロケ地として行ったんじゃないけれど、モニュメントバレーの写真をおいておきます。
この景色を裸眼でみた自分の人生ばんざい。
素面で書いてます、念のため。
台風の夜に。
(過去ブログにももう少し写真あります。)
あ、前回ご紹介した『世界の映画ロケ地大事典』にはロードムービーだけあって詳細に道程が書かれています。謝肉祭のシーン以外は、ストーリー順にロケが進められたと書かれてました。