CBロケ地:コーンウォール実験3/さようなら今まで〇〇をありがとう

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クリスチャン・ベール

※今回CB要素ゼロです。

最初のヒッチ係は私でした。
マメ子は後方で荷物を見てくれています。

ヒッチ作戦をたてるにあたり、ビギナーなりにない知恵をしぼった結果、ひとりに見えた方がとまってくれやすいんではないだろうか、ということで、順番にヒッチハイクをすることにしたのでした。

さて、という最初の気合こそ必要だったものの、現場につき、荷物をおいて、上着を脱ぎ、といういきおいのまま白いボードをかかげてみると、意外なほどあっさり楽しくなっていきました。

それでもはじめのうちは、ボードをアピールしながら目はあさって方向という、乗せてもらいたいんだかもらいたくないんだかこの人は状態だったのですが。

いかんいかん、とおずおず車中の人と目を合わすようになり。

と。

意外とみんなこっちを見てるんですよ。

意外どころか。ガン見レベル。

HITCHWIKIでのアドバイス通り、この場所は、少し先に信号機があるためしょっちゅう車が泊まる「ヒッチに向いてる」というのも納得の場所でした。

平日8時台という時間帯もあるのか交通量はかなり多く、信号が赤になるたびに目の前に車がずらり。しかも3車線。

中には身を乗り出すようにしてボードを見ている人もいます。後部座席の人を含め全員でこっちみて何か話している人々も。

どうしましょう、人生最大のモテキ到来。ちがいます。ちがいますがいけそうな気配満々。

「そろそろ変わろうか?」

モテぶりがうらやましくなったのでしょうね、しばらくしてマメ子が声をかけてきました。しょうがないので、日焼け止めを塗るのを機に、かわってさしあげることにしました。

マメ子もはじめてすぐにモテを実感したようでした。

だってね、本当に見てるんです、ロンドナーのみなさま。しかもほとんどが笑顔。これは‥‥‥いける。

手応えを感じ、交替でモテキを堪能するうちに調子にのってもでてきて、ボードで顔が隠れないようにとか、笑顔で、などなどさらに改善をかさね、アイコンタクト力もあげ、ヒッチハイカーとして磨きがかかっていくわたしたち。

さあ、わたくしたちに乗っていただける幸運な方はどなたかしら?

‥‥‥ええと。画面の向こうからちゃぶだいが飛んでくる前に分析タイム。

つまり、この場所でヒッチハイクをする人は確かにいないことはないのでしょう、ヒッチ先輩も「ここはよく使うよん」とおっしゃってましたし、少なくともゼロじゃない、が、見かける側からするとやはりめずらしいんだろうと思うのです。

それがアジア人、♀、しかもトウのたった、となると。

トウがたった部分は横に置くとしまして、めずらしさとしてはおそらく多摩川のタマちゃんレベル。

例が微妙すぎる、という空耳も無視するとしまして、ということはあの笑顔、「いける」というたぐいの笑顔ではないんでは?

わたしだったらそっとしとくもん、タマちゃんのこと。   ←?

事実、ヒッチ先輩の「30分以上ここで待ったことがない」という言葉もむなしく、あっさりと30分が過ぎました。

気づけば1時間。あ、あれ?

あいかわらずみなさん、笑顔でこちらを見ていかれます。あの笑顔にうそはなさそうなんだけどなあ。

中には「グッドラック♪👍」とこちらに向かって親指をたて、さわやかにさっていくカップルも。これ、実際何組かいまして。

いやーん、ありがとう😭

じゃなくて。応援いいから乗せて~。

ていうか本来親指立てるべきは私たちなんですけど。

なんだ、こっちが親指立ててないことに対するいやみか。
100均まないたボードじゃいかんのか。
いかんっちゅーのか。

(ノ`△´)ノ ┫:・’∵:.┻┻:・’.:∵

ぱにくるな、と某ヒッチハイクガイドにも書いてあったはずなんですけどね。

短気はよくありません。

なぜなら、運は突如やってくるからです。

何時まで続ける? という弱気な相談も出始めた頃でしょうか。

前日の決行前作戦会議では、だれの車だったら乗る?、という相談もしていました。

安全面からすると、年配のご夫婦か家族づれがいい、でも家族は後部座席がうまってる可能性が高そう。カップルでもいいんだけどあんまり若い人はとまってくれなさそう。女性複数とかも。女性ひとりも‥‥‥は、人によるかなあ。
とりあえず男性複数はさけよう、いちおうは女子だし。男ひとりだったらどうする?、うーん、これも避けたいとこだけど、そんなこといってたら乗れる車なくなるねえ‥‥‥などなどなど。

しかし。

繰り返しますが、それは突如やってくるのです。
そして来た時には選択の余地などないのです。
とっさに判断するしかないのです。
なけなしの直感と本能で。

その時のヒッチ係はマメ子でした。

荷物係の私はマメ子の後方で道路に向かって立っていました。

赤信号にあわせて3車線の車がスピードを落としはじめた中。

中央車線を走る1台の車の中で、なにかひらひらしているのが目に入りました。

がその車、すぐに手前の車線の車のうしろに隠れてしまいました。

と、一瞬前までヒッチに精を出していたマメ子がこっちを見ています。これは、たまたまなにかを話そうとしていただけだと思うのですが。

そのマメ子の向こうで、中央車線の車がまた、手前の車より少し前に出てきました。

やっぱり手をふってる!!

こっちにむかって大きく手招きしてます。

男の人です。でもひとり。

マメ子もそっちをふりかえり、そしてこっちにふりかえり、ふたり一瞬、どうする?と顔を見合わせた気もしますが、気づいたときには荷物をかき集めて車に向かっていました。

男性に叫ぶようにたずねます。

「どこに行くんですか!」
「ブリストルだよ」

ブリストルは、イングランド南西部の主要都市で、作戦会議でコーンウォール直行の次に候補としていた都市。高速道路M4の行き先であり、コーンウォールに向かうM5との接点にもなっているから乗り換えやすいはず。

私が後部座席、マメ子が助手席に転がり込みました。

まずは第一段階突破。まずは。まずは。

さようならロンドナー、いままで笑顔と親指をありがとう。

So Long Londoners, and Thanks for All the Smiles & Thumbs. 

 

というわけでさらに続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

どうでもいいおまけ👇

(´・ω・`)あの、先生、やっぱり違う映画が混じってるような気がするんですが。でもこれもきっと気のせいなんでしょうね。

なんでも気のせいにしちゃいかん。サム・ロックウェル最高。モス・デフ最高。マーティン・フリーマン最高。クリスチャンさん、3人のだれかと共演してくれないかな♪

(´・ω・`)なんだこの人。ああ、だんだん気が滅入ってきた。

‥‥‥さてはおまえ、マーヴィンだな?

※そういえばサムロックウェルは共演したことありましたね。