だって会いましょうっていうから。
タイトル使った暗号だなって私すぐ気付いたんで。
本当はこれが今回のインド旅の真の目的でした。
『マリーゴールドホテルで会いましょう』(2012)
(原題: The Best Exotic Marigold Hotel)
監督:ジョン・マッデン
出演:ジュディ・デンチ、ビル・ナイ、トム・ウィルキンソン他
・・・ここのブログ主やばいやつだ、と思われる前にさっさと言いますが、というかブログのテーマをわかってくださってる方は、はいはいロケ地に行ってきたわけね、と鼻ほじってらっしゃることと思われるわけで、ってそんなことより、そもそもだれにだよ、という話で、ええと、『マリーゴールドホテルで会いましょう』と続編『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』の舞台となった、ラジャスターン州ウダイプル郊外にある
ラウラ・ケンプール(Ravla Khempur)ホテルに行ってきまして、そこのマネジャーに会った、というか案内していただきました。普通に。観光客として。
訪問したのは7月でしたが、リノベーション中で、残念ながら中庭の撮影はNG。
以降は私の心もとない聞き取り力による情報なので話半分でよろしくですが、マリーゴールドホテルの舞台になったことでロケ地として訪れる人が増え、今後はそういう訪問客にも対応できるようレストランなどの施設を増設しているとのこと。
ちらかっているから、という言葉通り、確かに材木やら塗料やらがそのへんにいっぱいでした。
マギー・スミスと使用人のやりとりがあったあたりは取り壊されていましたし、ジュデイ・デンチの2階の部屋はもともとセットで追加した場所らしく、もとの柱だけの状態に戻っていました。
それでも、まさに映画で見たとおりの中庭。クリーム色の外観が青い空に映えて、咲き誇る花や緑にあふれていてまるでインドじゃないみたい。
とインドに失礼じゃないかキミ的なことを、実際にも口にしてしまったのですが。
ちなみに、ロケ地として来るのは、制作国であるイギリスや、映画がヒットしたオーストラリアとニュージーランドの人が多いんだそう。
建物内は撮影OKな場所もありました。
西欧映画ひっぱりだこ?のインド人俳優デヴ・パーテル君の演じるオーナー、ソニーのレセプション。
このホテルでは馬のブリーダーもしている(いた?)らしく、この馬はなんかの賞を取ったらしい。耳が特徴なんだそう。確かに!
ロケ地ということは知らずに、馬のことで取材にきたドイツ人もいたとか。
ここは、ホテル敷地外の向かいにある元厩舎。ここにレストランやバーを作る予定だと言ってました。8月にはオープンする予定と言ってたけれど・・・。Facebookやウェブサイトもチェックしてみましたが、まだそんな気配はなさそう。
ひととおりまわったあとは、ここでチャイをいただきました。品も感じもいいイケメンマネジャーさんはオーナーの親族だそう。ロケ地として抜擢されたのはホテルとして光栄なことだったようです。
映画用図面。この図面の撮影はむしろどうぞどうぞでした。光の加減すら気にしてくれつつ。
そのあと、マネジャーのラップトップに入っている続編から登場するリチャードギアをはじめ俳優陣や撮影当時の写真を見せてもらっていたのですが、「ラストのXXシーンでね・・・」さらっとネタばれ。
しゃらっぷマネジャー!日本は公開まだなんじゃー!
と思わず韻を踏んでしまいましたが、しかし、まあこれ、最後どんでんがえしがあるたぐいの映画ではないですしね、まそうだろうね、と予想つくようなそれでしたのでね、無問題。
というか、あとでトレイラー見たら全然出てるし。日本の予告編は相変わらずネタばれの宝庫ですね。←ネタばれ宣言しているきみがいうな。
この映画、観る前は、監督が、ワタクシ的にクリスチャン・ベール出演作の中ではリピート率ナンバーワンでありながら映画自体に対する感想はザ・びみょう!だった『コレリ大尉のマンドリン』のジョン・マッデンさんですので、まあ見といてやるかというどこか上から目線があったのは否定しませんけど(何者)、意外と嫌いではなかったです。ビル・ナイさん出てますし。←好きらしい。
嫌いではなかったですけど、すうっと通り過ぎる映画の1つでしたし、ですのでこのロケ地に行きたい!というほどの強い動機があったわけではなかったのですけど。
つまり真の目的、なんかでは全然なかったんですけど。
今回のインド旅はかっちりと強い動機である2大映画『落下の王国』&『ダークナイトライジング』があり、それを軸として組み立てた旅程だったのですが、
そのルートに他のロケ地はないかも調べてはいまして、そんな中、発見した映画が嫌いじゃない映画だったりすると、そこに山があるから、じゃないですけど、そこにロケ地があるのなら、通り過ぎるのはメグラーとしてはやはり、むむう・・・となるわけで。
ただ、時間は限られてはいるし、海外ということで、治安や交通手段や金額など検討事項ももろもろですので、だめならいつでもやめる方向で、というスタンスに。
でも、こういうへんに思い入れが強くない映画もいくつかリストに入れておくと、旅があわただしくなるという面はあるのですが、運だめし的な役割が付与されるというか、行けなきゃ行けないであきらめも早いし、スムーズに行けるとなにか余分に少しうれしい。
今回のこの場所へは、ウダイプルから車をチャーターして行ったのですが、探し始めてから行って帰るまでの流れがスムーズで、行ったら行ったで「ロケ地だなあ!舞台だなあ!」という実感がしっかり得られたこともあって、充実した訪問だったのでした。
『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』
日本は2016年3月公開。
Facebook
The real Best Exotic Marigold Hotel – Ravla Khempur
写真はFBでもたくさん確認できます。
ハイウェイを通って片道1時間ほどの郊外にあるホテルなので、通常は車を借りるかチャーターすることになると思います。私は、宿泊先のゲストハウスのスタッフがたまたま行ける知人ドライバーを知っていた
あとでラウラ・ケンプールのマネジャーにもっと簡単に行く方法はないか聞いてみたところ、ウダイプルにある同系列のホテル“Sarovar Hotel”で問い合わせてみてほしいとのことでした。なので今頃はツアーなどが組まれているのかもしれません。日帰りではなく、単純に宿泊する方が早いという話もありますが。
※2015/11/15追記
リニューアル後の現在、ロケ地としての訪問は1回につき500ルピー&ランチ代1000ルピーがチャージされるようです。これは、正しいホテル名などを再確認するため送ったメールに書かれていた情報。
以上、どなたかの参考までに(なるかしらん)。