インド/パキスタン/インドネシア旅2019、ロケ地巡り更新。(旅程はこちら)
『愛するがゆえに』
原題:Aashiqui 2
監督:モーヒト・スーリー
出演:アディティヤ・ロイ・カプール、シュラッダー・カプール
公開:2013年4月 (インド)、2015年8月(日本、一般公開)
かつて絶大な人気を誇っていたミュージシャンのラーフルは今ではアルコールに溺れる毎日。観客とトラブルを起こし会場を飛び出しさまよっていた町で、歌手を夢見る若く美しいアロヒという女性に出会う。ラーフルの指導の下で才能を開花させスター街道を駆け上がっていくアロヒ。一方ラーフルも復帰を目指すが、アルコールの誘惑を断ち切ることは難しく・・・。
この映画、もともと『Aashiqui』という映画があり、そのリメイクなので原題は『Aashiqui 2』ということのようです。元ネタはハリウッド映画『スター誕生』。王道の純愛ストーリーに音楽の良さも加わって、インドでは公開当時大ヒットしたとか。
日本ではまずインディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)で上映されたのですが、私はその時はまだインド映画に本格落ちしていなくて、その後2015年の夏に一般公開された時に観ました。男があまりにもしみったれていて自業自得やん・・・と若干イラっとしつつも(コラ)、なにしろ絵になるふたりの純愛ですし、音楽は胸にせまるし、そこにインド映画に目覚めつつある過程のある種の高揚プラス当時リアル恋愛方面も乱気流だった云々も後押ししてか、終わって席を立てないほどに号泣していたという(赤面。
しばらくはアリジットシンの曲をヘビロテしちゃったりしてたという(さらに赤面。
シーン:ラーフル、アロヒに出会う。
場所:パナジ教会(Church of Our Lady of the Immaculate Conception) in パナジ
聖母マリアの無原罪の御宿り(Immaculate Conception)教会、通称パナジ教会。ただしこの教会はあくまで背景。コンサート会場を飛び出し、酒気帯び運転していたラーフルが目の前を歩いていたアロヒを轢きそうになり、あわてて車を停め外にでると、のシーン。その背後でひっそりと美しくそびえておりました。
この映画、撮影は主にゴア、ムンバイ、ケープタウン(!)で行われたそうですが、今回訪れたのはこのゴアのみ。パナジ通るしせっかくだから行きましょう、というわりと軽めな動機。
『ファニーを探して』ロケ地巡り in ベルナ編で濃い数時間を過ごしたあと、パナジに戻ってきたのが午後4時前。ベジレストランで遅めのランチを取り、一息ついたあと、徒歩で向かいました。
パナジのバスターミナルからは歩いて15~20分の距離。ポルトガル統治時代の名残もあってかカラフルな洋風の建物が多く、壁画もシュールだったりで、道中も楽しかった。
パナジでは、本当は、ベルナで出会った映画監督に勧められたのもあって、フランシスコ・ザビエルの棺があるボム・ジェズ教会を拝観しにオールドゴアまで足をのばしたかったけれど、このパナジ教会往復で時間切れとなってしまいました。ビーチといいパナジといい、ゴアはまたいずれ来るだろうなあ。
おまけ。
映画と関係ありませんが、ラーフル役アディティヤ・ロイ・カプールのCM動画を投下しておきます。理由はかっこいいからです。それだけです。この映画以降ぱっとするヒット作がないようだけど早く良い役に出会えるとよいね・・・。Kalank観たい。