『バレーリーのバルフィ/Bareilly ki Barfi』ロケ地巡り、続きです。(映画の詳細/あらすじはこちら)
映画の舞台であるバレーリーでBareilly ki Barfiを実食したあと、実際の撮影が行われたラクナウに移動しました。バレーリージャンクション駅発ラクナウジャンクション駅着の電車(AC Chair)で4時間弱。
シーン1:ビッティ、駅で小説を買う。
場所:ラクナウシティ/Lucknow City駅
私の交通手段:オートリキシャ
物語の起承転結の起となる、ビッティが家出しようとした駅で運命の?小説に出会うシーン。
ラクナウシティ(Lucknow City)駅で撮られたという情報をネットで拾い、メイキング映像で確認したところ、ホームにある駅名の書かれたボードにうっすらLucknow Cityの文字。
ラクナウの主要鉄道駅はチャールバーグ(Charbagh)駅と隣接するジャンクション(Junction)駅。ラクナウには他にも複数鉄道駅があり、ラクナウシティ駅はそのひとつ。主要駅から離れた場所にあったため、オートリキシャで向かいました。
が、諸事情によりあまり時間が取れなかったため、ビッティが座っていた場所や件の売店は特定できず、さっとホームの写真を撮ったのみ。いくつかの目印からおそらく1枚めの写真の奥側。売店は角度的に撮影時に映画用に設置されたものだろうと思います。
ビッティが町から出て行こうとしたのも、友人の”著者”プリータムを迎えに行くチラーグを見送るのも、プリータムとともに戻ってくるのもこの駅。
つまり、舞台はバレーリー、ロケ地はラクナウ。
場所:アンベードカル記念公園/Ambedkar Memorial Park
私の交通手段:オートリキシャ
サリー商として働いていたプリータムをみつけだしたチラーグとその親友は、著者としてビッティに会うよう説得します。しかし問題はプリータムのおどおどした性格。チラーグたちはバレーリーに戻る前にプリータムをちょい悪風な男に仕立てようと特訓しはじめます。その成果が見えてきた?というシーンで、背後に写っているのがアンベードカル記念公園。
というわけで、ここは舞台もラクナウ、ロケ地もラクナウ。
Ambedkar Memorial Parkは、インド憲法の父B. R.アンベードカル博士を記念するためにMayawati州首相により建設された公園。一節では建設費用が膨大で首相非難につながっているという話も聞きましたが、しかし、磨かれた大理石は美しく、遠景で眺めたときにもピンクが映えて見応えあります。象像(ぞうぞう?)がやまほど配置されているのがなにげに謎でしたが。
映画には関係ないですが、せっかくなので内部の写真も。
以上です。
え。
ロケ地巡り、以上です。
・・・特定できたのはこの2箇所のみ。
いえね、本編中、プリータム特訓の過程でラクナウのさまざまな場所が映し出される中でいくつか当たりをつけて行ってみた場所はあったのですが、はずれてました。ははは。
このルーミー門(Rumi Darwaza)もそのひとつ。3人が1台のバイクで走る背後に写るのがこのイスラム建築の門かと。あとでDVDを確認したら微妙に、いや大分違ってました。あと、バレーリーという設定で本編中何度か出てくる川沿いも、ラクナウを横切るゴムティ川のどこかではと推測しますが、これも広すぎてどこ行ったらいいかわがんね、で放置。
下調べは、メイキングやネットの海で拾った情報をもとにDVDをさらっとおさらい、あとは現地で勝負、という大体いつもの流れですが、今回の勝負は微妙、ということで。いいの、ロケ地巡りは勝ち負けじゃないの!←自分で言った
ラクナウはインドで5番目に大きい州ウッタル・プラデーシュ州の州都。実はかなり大きな町なのですが、インドの他の有名都市に比べるとまだまだ知名度が低く、外国人旅行者もそこまで多くない印象。そして、その印象は、行ったあとも大きく変わることはありませんでした。
とはいえ、観光名所ピンポイントでは、西洋人を主とした外国人の姿も見なくはない。リキシャワーラーはそこまで旅人ずれはしてないよう。だけど油断してるとぼったくられる雰囲気はある。駅の声掛けはそこまで激しくはない。現地の人たちからのガン見度はそこそこ。
道は他の地域にくらべ全体的に広く、舗装されていて、清掃も行き届いている。ゴミは、たまった場所もあるけれど局地的。緑の手入れが行き届いていてきれいな場所が多い。その他、Chowkといわれる下町は下町で活気がある一方で、デリーのコンノートプレイスをコンパクトにしたようなショッピングエリアもある。シネコンも複数ある。住むには便利そう。
バーラ・イマームバーラ(Bara Imambara)。
イスラム教シーア派の施設。入場料500RS。中に階段井戸や迷路もあり。
フサイナーバード・イマームバーラ(Hussainabad Imambara)。
入場料はバーラと共通。装飾品はこちらの方が見応えあったかな。
クロックタワー(Hussainabad Clock Tower)。
ショッピングエリア。
ラクナウにはメトロも走っており、チャールバーグ鉄道駅のそばにメトロの主要駅があります。まだ建設中で、私が行ったときは利用できる範囲は限定的でしたが、今後拡張されていくよう。
観光名所はそれぞれ離れているため、メトロが通っているところはメトロ、近場ならサイクルリキシャ、効率よくまわるならオートリキシャやタクシーアプリを使うなど、交通手段を便利に組み合わせて回るのがいいと思います。
わけもなく惹かれるとか立ち去り難いといった磁場は、わたしはそんな感じませんでしたが、なるほどなるほど、みどころ意外にあるね、楽しかったー、機会があればまたくる!じゃ!とあとくされなく立ち去った感じです。うん、機会があればまた行くと思います。
さて、次もラクナウでロケ地巡りした話です。ただアーユシュマーン・クラーナーではなく、別の俳優の映画。更新の順序は俳優やテーマごとにまとめる言いましたが、早くも撤回。ははは。