4月26日 快晴
風力発電のある風景は美しい。
まだ暗いうちにパンプローナを出発し、今日の目的地プエンテ・ラ・レイナへ。
5キロ先のシスール・メノールを過ぎたあたりで、遠くに風力発電機が見え始める。星の旅人たちの中でトムがサラに再会する場所Zariquiegui(到着した瞬間にあ、ここだ、とわかった)にあったお店で水や果物を調達し、隣のアルベルゲでカフェコンレチェを飲んで一休みしてから、坂道を登りはじめる。どんどん風が、風の音が強くなっていく。巨大な風力発電機の羽根の影に何度も体を切られながら頂上に到達。
ペルドン峠。笑ってしまうはど強い風が吹いている中、みんな記念撮影。このモニュメントはホシノでも登場する。その舞台である旨のボードもあった。日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会の本を見る限り、今日の峠がかなりの急角度であったためきつさを覚悟していたのだけど、予想していたよりずっとなだらかな登り坂だったためか、ペルドン峠のこの景色を今日のハイライト的に楽しみにしていたためか、登るまでわりとあっというまだった。で油断していたら、長い下り坂にやられ、最終的にはやはりくたくたに。
あんまり足の痛い話ばかりでもなんなのでこのくらいにして、今日は食事の話。プエンテ・ラ・レイナの本日の宿Ref Padres Reparadores(5€)に荷物を置き、シャワーと洗濯を済ませ、昨日の日記の更新をしてから、近くのバルに向かい、またペレグリーノ(巡礼者)メニューを頼んだ。
ペレグリーノメニューは、大体、パン、サラダやスープの前菜、メインディッシュ、ケーキやアイスのデザートにパンとワイン/ビールか水がつくもの。価格帯は9〜12€程度。お酒弱いしたくさんは飲めないのだけど、飲むとすれば赤ワインは好きなので、このセットは嬉しい。このバルのメニューは、前菜、メイン、デザート全て選べ、全体的においしかった。
出発地:パンプローナ(6:50出発)
到着地:プエンテ・ラ・レイナ(15:30到着)
歩行距離:23.5km
「星の旅人たちと行くサンジャックへの道」とは、巡礼路を歩くきっかけとなった『星の旅人たち』と『サンジャックへの道』という2つの映画タイトルを合体させた旅タイトル。センスがよろしいとはいえないこの映画タイトル合体旅タイトルはブログ主が得意とするところらしいという噂(前科あり)。時に、星の旅人たち=ホシノ、サンジャックへの道=サンジャで略すことあり。なお、ロケ地巡りという性質を含む行程である以上、関連場所を通過する際に映画の内容に触れることがあります(ネタバレ宣言参照)。ラストにどんでん返しがあるタイプの映画ではないですが、ネタバレ過敏症の方は注意。