テレンス・マリックという監督、それからCB旅路について

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映画語り

 

例によってねごとたわごとひとりごと系です。とばしてOKパートでございます。しかも旅路と書いてますけど、ロケ地巡り無関係みたいな。

マリック監督作品は、『ニューワールド』がはじめてでした。

最初のうちこそCB焦らしの件もあり、なんじゃあこの雰囲気監督とぷんすかしていましたが(←コラ)、ちゃぶだいから手をはなして思い返してみると、「意外にいい映画だった?」と思うようになり。

その後『天国の階段』から『ツリーオブライフ』までひととおり観てみたのですけど。

困ったことに嫌いじゃなかったようです。ただ、好き嫌いがわかれるのはわかる、な。私もそういう気分の時じゃないときついかな、きつい、というか眠くなるよね、やっぱり。

「映画ってこういうもの」という枠を抱えたまま見てしまうと、どうにもいい感想にはつながりにくい映画を作る監督さんのひとりだと思う。どうにかして自分の哲学を、映画という媒体を使って伝えようとしている人のひとり。それがOKかOKじゃないか、でわかれるのかなあ、と思います。

のひとり、といったけど、そういう映画をつくる監督さんってそれぞれがそれぞれだから、そういう監督のひとりにして同時にただひとり、という感じもあるけど。

枠があることで安心して入っていける部分も映画(に限らずショービジネス)にはある気がするので、とっぱらうべきとも全然おもわないんだけれど、

この監督さんの場合は、とりあえずくくりをほどいて、映画という媒体を使ってなにを表現しようとしているのか、そこからずっとぶれないのはなぜなのか、どこに、どこまで行こうとしているのか、を、頭の中の、メイン空間とは別の、少し狭い空間にぼんやりただよわせながら、流れにふうっとのっかっておくと、いい感じの鑑賞ができるようです。私の場合。

とにかく、この人はもうこういう人ってわかったから、こういう方向を求めている気分の時に選ぶ感じでいこうと思う。

ってでもこれは、CB抜きでの話。

CBいると、無理だなあ。

映画を映画として楽しみたい部分と、CB演じている※その人物だけに集中してしまう部分、美しいなあ&いい声だなあでぼんやりしてしまう部分、そのあたり、バランスとるのはどうにもまだむずかしいようです。まだというかこの人、ひらきなおって、まみれてますよおかあさん。

演じている、という言葉を使うのも、実はけっこう違和感なのですよね。

旅路の長いCB旅仲間さんはどうか「青いのう」で流していただけると助かるのですが、このCBという俳優さんは、CBという俳優さんでありながら、映画の中にいる間は、CBという人が消えてしまうため、この人の職業が俳優であり、その役割が「演じる」ことなのだとわかってはいても、「役」とか「演じる」という表現を使うのは抵抗が。といっても他に言いようがないのですけど。

このブログ、今のところ、申告どおりCBメインで進んでいますので今ここに来てくださっているありがたい方のほとんどはおそらくCBさんをお好きな方なのかなあと思いますが、仮に、CB道を歩き始めたばかりな方がいるとして。このブログと同じ旅路を歩こうとしているとして。

ブルース・ウェインときて。
ジョン・ロルフときて。

これからですよお、この人の醍醐味が浸透してくるのは。

映画を渡り歩くほどに、見進めるほどに、1つ1つの映画の中にいるその人のあまりのちがい、映画を見ている間そこにいるのはCBでありながらCBがいないという妙味が、それはもうじわじわとしみてくるのです。

この人のおもしろさ、真摯さ、職人のようにただこつこつと「演技」という役割をこなして、こんなに容姿もめぐまれた人なのに(流してくださいアゲイン)それすらきっとひとつのツールでしかなくて、嬉々としてそれを変容させては自分の仕事に役立てて。

ちょっとこのCB生2年目の人、架空の人見立てて、なにもう反芻萌えしようとしてんのかしら。

反芻したくなるわ、先には進みたくなるわ。

容姿、めぐまれてると書きましたけど。

そら俳優さんですもの、そうなのでしょうけど、どこかゆがんでる感じ、ゆがみというか、なんといったらいいんだろう、内側にゆがみは感じないので、感じないどころではないので、困るんだけど、けして正統派ではない、じゃないですか。なにかがどこかはずれているというか。そこがまた癖になるというかねえ。すっごく好みかと言われると、そうではないんだよね。←

最近の穏やかさが台頭してきてる表情を見てると、充実と相応に年重ねられてきた結果かなとも思うけど、昔の役に色濃く感じた、ゆがみ要素がなくなるとしたら少しさみしいなあ、と思う反面そういう容姿とか、もうどうでもよくなってる部分が2年目にして早くもあったりもしたり。

楽しそうなのを感じるのがなにより、好きですねえ。こんな業界でもまれながら、善良な魂持ってるよねえ、とかとか。とにかく健康で。次を見せ続けてほしいです。

ええ、これでも抑え気味で書いてますがなにか。

話をなかば無理やり戻しますが、そんなマリックさん&クリスチャンさんの再コラボ映画、『Knight of Cups』。

IMDbでは2014年公開となっていますが。

少し前までは2013年になってたんですけどね。撮影はとっくに終わっています。マリック、焦らしもいい加減にせえよ。←コラ!コラ!コラ!

CBウィスパーボイスのモノローグが聞けるかと思うと、ぶったおれそうな気もするし、でもそうはいっても、なにしろ間リックさんだもの、セリフ自体が少なそう、、がっくし、、という気もするし、そもそもセリフというより、アドリブなの?それはそれで、というかそうだとしたらそういう意味でも、クリスチャンさんのアドリブ・・ううむ、楽しみすぎる。

新作といえば、もうひとつの新作『Out of the Furnace』の新しいトレイラーが昨日公開されたようです。

 

これも楽しみ♪
アメリカでは今年公開だそうですが。求む日本上映!

なによりもかによりも、CB覚醒して以降、新作を劇場で見るという経験がまだなもので、そのイベント自体が楽しみすぎでなにか出そうです。←?

けどまあ順当にいくと、劇場初見は『American Hustle/アメリカン・ハッスル』が先なのでしょうね。

 

初劇場CBが、バーコードCB。なんでしょうか、神様に試されている気がいたします。

容姿めっさ気にしてますやん、というつっこみはなしに。

 

2023年追記:われながら何を書いているのだろうか。と思っているのに削除・保管箱行きにせず、公開したままにしているのなんでだろうか。