Are you trying to save my soul?
『落下の王国』。
好きで好きでしょうがないこの映画。
構想26年、世界24ヵ国以上で撮られたターセム監督執念の2006年公開の映画。映像美がよく取りざたされる監督ですが、落下の王国に関しては、映像だけじゃない、なによりすばらしいのは物語。
前口上はとりあえずこれくらいですっとばしますが、「リクエストの多い映画を映画館で上映します!」というドリパスというサイトの存在を知ったのが昨年10月頃。
それ以来ぽちぽちちまちまと押し続けてたのですが、300位くらいから50位圏内は結構スムーズだったものの、30位台で動かない状態が数ヵ月続いていたのがここ1ヵ月にわかに急上昇しはじめ、現在2位!!
このいきおいは、ホビット公開→スランドゥイルファン急増の流れもあるのかしら。この映画のリー・ペイス本当にいいですもんね。どちらにしても嬉しい限り。
と喜んでいたのですが。
毎週月曜日に3位以内に入っていれば、上映候補に入るというシステムらしいのでやった!このままいけばついに来週は上映候補!!と思っていたら、今週に限って「月曜8:00に3位以内に入っていれば上映候補!」という見出しがない・・・。
なんで~~(涙)。GWだから?
ほかの熱心なファンの方のいる映画の追い上げもなく、ランキングの動きがおとなしい気もするし、もしかして今週は入選なしというごむたいな大人の事情ゆえか?
ここにきてすごいどきどきしてます。
たとえ上映候補入りになっても、そこから交渉が始まるというだけでまだまだ先は長いんですけどね。上映待ち映画はすでにたくさんあるし、今までぼんやり観察してきて、洋画は邦画にくらべても厳しそうだなという印象もあったり。
それに。実をいえば、この映画、配給元が倒産してるんですよね・・・。
そのことについては、ぽちっとし始めた頃に問い合わせてみたのですが
「上映出来ない可能性は高いですが、可能な範囲で上映権利の所在を確認し交渉を実施致します。※制作会社などが上映権を持っている可能性もあるため。」
とのことでした。つまり・・・厳しいのはかわってないのですが、絶対だめと決まったわけじゃない。そこにかけようかと。ここから上映にこぎつけたらむしろすごくない?とちょっと楽しみでもあったり。
私、映画館で観てないんですよ。観たのは2年前。DVDで。
映画館暗闇ラバーですので、エンドロールは終わるまで席から立たない派ですので、といってもごくごくたまにくっ○おもしろくなかった映画はおしおきとしてエンドロールの途中で退場してやるという報復にでることはありますが私にとってはこれ最大級の屈辱的ざまあみやがれおしおきなわけですけどじゃあだれがその屈辱をあじわうのかというとだれもいないわけでまあ単なるひとりずもうですってそういう話をしてるんじゃなくてそういうわけで基本的にどんな映画でも映画館という空間で見られるとテンションはあがるのですが中でもこの映画ほど観終わったあとに「ああこれは劇場で見たかったよおかあさん」と思った映画はありませんでした。一気に読んでくださった方、ありがとう。お疲れ様でした。
というわけで、ドリパススタッフさん!交渉期待してます!!
Please, save my (our?) soul!!
て、だからまずは上映候補入りが先だから。
落下の王国に関しては、いずれ書く予定ではあったのですが、出てくるロケ地で行ったことのある場所の写真をアップ。
ジャンタルマンタル(ジャイプル/ラジャスターン州/インド)
※場所はここですが出てるのはこれではないです。
チャンドラ・マハル(ジャイプル/ラジャスターン州/インド)
※シテイパレス内 写真は入口のくじゃく。
カレル橋(プラハ/チェコ)
アヤソフィア(イスタンブール/トルコ)
ギザの古墳群(カイロ/エジプト)
イスラ・デ・ペスカド(魚の島)(ウユニ/ボリビア)
ジャイサルメール城外(ジャイサルメール/ラジャスターン州/インド)
※写真は城内
ウユニ塩湖(ウユニ/ボリビア)
アンコール・トム-バイヨン(シェムリアップ/カンボジア)
コロッセウム(ローマ/イタリア)
エッフェル塔(パリ/フランス)
タージ・マハル(アーグラー/ウッタル・プラデシュ州/インド)
※これは正面。撮られたのは多分裏手。
ブルーシティ(ジョードプル/ラジャスターン州/インド)
メヘランガル砦(ジョードプル/ラジャスターン州/インド)
ウメイド・バワン・パレス(ジョードプル/ラジャスターン州/インド)
※写真は正面。撮られたのは多分内側。
順番はいちおう出てきた順のつもり。
2010年の長旅中(放置ブログはこちら)に訪れた場所です。ロケ地として行ったわけじゃないから、あとだしじゃんけんなんですけどね。
残りの場所も全部網羅は無理でも、そのうちまわりたい。
とわりと本気で思ってます。
少なくとも、ここ↓ はぜひとも行きたい。
インド、ラジャスターン州近郊のアーバーネリーという町にあるという
チャンド・バオリの階段井戸。大好きなダーウィンとウォレスのシーン。
ちなみに。ちなみにというか、心情的にはちっともちなみじゃないですが、この階段井戸、別の映画でも使われています。
もしあなたがうっかりここまで読んじゃった、というクリスチャン・ベールファンなら、もちろんぴんと来ましたね?ね?
そうです、あの三部作です。三部作の三部作目です。
他にも、上記写真の中にも、ライジング的に欠かせないシーンが撮られた場所があるのですがどれかわかりますか?
あとだしじゃんけんではなく、今度はロケ地として訪れたい。
『落下の王国』はラダック方面もがっつり行きたい。
次のロケ地めぐり、もしやインド・・・?
5/5追記: 現在1位!!!しかしやはり月曜繰り上げならず・・・(悲)。
来週はありますように。来週まで持ちますように。
以下はドリパス「私が映画館で観たいワケ」に書いたおすすめ理由↓
“映像もそれはすばらしいのですが、『落下の王国』はなんといっても物語。語り手と聞き手の相互作用。埋もれた名作だと思います。個人的には生涯の一作といえるくらい。『パンズ・ラビリンス』や『ビッグ・フィッシュ』あたりが好きな人はお好きではないかと思います。 それからベートーベン第7番2楽章の印象の強さ。使われている映画は多いですが、私は、この映画を見てからこの曲=落下の王国になってしまいました。 24ヵ国以上の世界遺産を含む景観も見所の一つ。 インドの監督さんなので、タージマハル、ジョードプルのブルーシティ、アーグラー城などインドも多いですが、ナミブ砂漠、イスタンブールのアヤソフィア、フィジーのバタフライ礁、プラパなどなど、とにかく世界中。公式な記載はないけど実はあの場所も・・・と知ってる場所を発見する楽しみもあるかも。 映画館で観る価値がある映画だと思います。”