「おちてあがる旅」日記 from India 8

インド旅
『落下の王国』と『ダークナイトライジング』を
軸としたロケ地めぐりの旅インド2015年編。

 

さて、おちてあがる旅ロケ地ハイライト区域、ラジャスタン州。

とっくにアウトはしているのですが、順を追って。

あがる方は前回で終えてしまったので、おちる方です。

ブルーシティ/ジョードプルの次に向かったのはホワイトシティ/ウダイプル。

早朝発のデラックスバスで6〜7時間、14時頃に到着、のはずがそこはインド、諸事情により着いたのは日が暮れる直前の20時。宿だけ決め、観光は翌日にまわすことにしてその日は就寝。

モンスーンに入った7月のインド。

すなすな(すなすな?)したジャイプルやジョードプルの気候は、心配性の母が心配していた熱波ほどではなかったものの、あ、いや、熱波経験したことないので想像ですが、覚悟していたよりはやりすごせるものの、じゅうにぶんに暑く、ジョードプルではAC付きの部屋にして超正解でした。

が、湖に面するオアシスの街ウダイプルは、他のラジャスタン州の都市とは違った過ごしやすさ。バスからの眺めがどんどん緑めいていき、風も涼しくなっていくにつれ感じていましたが、いや、あらためて、水があるだけでこんなに違うんですねえ。

そのウダイプルがホワイトシティと呼ばれるゆえんは、ピンク、ブルーと印象の強烈な二都市があるものだから、じゃジャイサルメールはゴールド、ウダイプルはホワイトにしとくか、てきなこじつけ臭もしないではないですが、いちにもににも、ピチョラー湖に浮かぶこの白亜の宮殿の景観ではないかと。

DVDでは水中宮殿パレスと紹介されている五つ星ホテル、タージレイクパレス。

そう、ここも落下の王国のロケ地として使われている場所。

ジョードプルにあるウメイドバワンホテルと同系列だそうです。



ブラックバンディットと姫がともに顔出し?する場面。

姫の桃まんじゅうのような衣装&扇型のベールをぱらららとひらいての顔見せもすげいな、よくこんなデザイン考えるな石岡瑛子さん、、ですが、ブラックバンディットのマスクがゴムではなく紐なのも何気にツボです。

が、なによりツボなのは、このあたりで語り手と聞き手の相互作用がはっきりわかるところ。それまでもちらちらとは示されてはいた、アレキサンドリアが物語に作用していることが明らかになるところ。それも、とてもかわいらしい形で。

だいたいが私に言わせると全部ツボということになっちゃうのですが。

もうね、この映画、本当に捨てるところがないんですよ。隅から隅まで好きすぎる。なんでこんな好きなんだろう。最初のモノクロ画面からベト7、2楽章の出だし、木管がぺーって鳴ったあたりでもう泣けますからね。サンキューサンキューサンキューなんか号泣ですからね。何回も見てんのに。おかしーんですよ、この人わ。

と、暑くるしい愛をむきだしにしたところで。

ウダイプルのロケ地、実はここだけではありませんでした。

大型ヒット作とはまるきり言えないものの、特定の根強いファンがいる(と思われる)この映画、ロケ地にただならぬ関心を寄せているのは私に限ったことではなく、海外の方の中には、DVDなどで公式に記載されている以外に詳細な位置情報を特定してくださっているありがたいブログもあり。

こちらなんですけども。

その名もまんま、

 

わたくし、人様のお力は遠慮なく使わせていただく人間ですので、今回の巡り旅でも参考にさせていただきまくってまして、ウダイプルに着いた直後におさらいしたところ、もうひとつロケ地があるのをコメント欄に発見。

ひー、あやういわあ。。よかったよ、間に合って。

 


島の宮殿Jag Mandir(ジャグ・マンディール)。

最後のブラックバンディットと宿敵オウディウスの対決シーンが撮られた場所。ロイが生き始める場所。

で、じゃあどこに?と、地球の歩き方を確認すると、欄外に小さく10〜14時に1時間ごとに運行するピチョラー湖クルーズで、この島に立ち寄ると。

実はこの日、郊外にある別映画のロケ地に行くべく、宿のマネジャーと値段交渉のすえ車を手配していたんですが、情報は間に合ったものの、14時まで戻れるか、今度は時間があやうい。。

が、こっちの方が絶対優先だし!

と、マネジャーに、

ジャグマンディール行ける?

ジャグマンディール行きのクルーズ絶対間に合う?

ジャグマンディールがわたしには一番たいせつなんだってやっと今きづいたの行けないと意味ないの

と、ジャグマンディール何回連呼してんだ、というほどの愛をあつく語った結果、無事クルーズに参加することができました。

余裕で(赤面)。

 

ピチョラー湖クルーズ:400Rp+(シティパレス敷地内入場料)30Rp

10〜15時のあいだ、1時間に一本。

ちなみなピチョラー湖サンセットクルーズもありますが、島に立ち寄るか不明だったのと、その日に夜行列車での移動があったため除外しました。

 

対決シーン、シークエンス的にてっきりウメイドバワンパレスだと思いこんでたんでたんですが、ちがったんですね。ロケ地あるある。が、取りこぼしでなくてよかった。

「おちてあがる旅」としての更新は今回でおしまいです。

まだ旅の途中ですが、後半に突入しており、他の映画のロケ地も含め、残りは帰国後になりそう。が、普通のインド旅日記は旅の間に更新予定(希望)。

うっかりすべておつきあいいただいたという方、いらっしゃいましたら本当にものずき、あ、いや、心からありがとうです。

 

そうそう、日本でも、落下の王国で検索したことある方なら
きっとご存知だと思いますが、
この映画だけに限ったブログもありますね。
わたし、映画関連ブログ/サイトの中でもレビューは基本見ないくせ、
俳優さんや映画に対する愛にあふれたブログに出会うと
きゅんきゅんする変態さんでもあります。
このブロガーさんのこの映画への愛もいや、すばらしいです。