次のロケ地へ。
ケファロニア島に4泊滞在後ロンドンに戻りまして翌日、ビクトリアコーチステーションでマメ子と別れ、朝10時のメガバス19ユーロにてフランスに向け出発。ロイヤルベビー誕生の日でした。
ばいばい、イギリス。
ところで、わたくし、言ってませんでしたけどフランス大好きっこであります。
きっかけはある映画なのですが、映画きっかけで国を好きになるというのはトホあるあるとして試験に出ますので押さえておくポイントですが、今日の映画とは関係ないのでそのテキストは閉じてもらうとして、
一時期はそれはもうフランスに熱あげていまして、初めての一人旅はパリですし、何ヵ月か暮らしたこともあります。
この国が好きと宣言した時の周囲からの、ああおフランスね、というクリシェ的なあれとかは余裕で流せます。
まあね、あるもんね、他の国より、フランスって。
それを含めてフランス、フランスというか、パリが特にそういう匂いを発しているのかもしれないんだけど、その匂いは、一時期、たとえばフランス映画が全盛だった頃?よりは薄くなっているのかもしれないんだけれど、
相対的には依然他国の人にかっちりとした印象を与える国であり、どっちの感情も付随してくる時点で強烈な国ではあると思うわけで、その強烈さは、いったんまいってしまうと、わかってるけど好きなの彼が!みたいな感じになり、
今は好きも定着してきて、つきあい長くなってきた彼氏的なポジションにあります。 ←?
そんな彼氏ルイ(仮名)のもとに向かう途中だというのに。
メガバスの中では。
チャールズ(仮名)への想いでいっぱいでした。
楽しかったなイギリス…。
いや、そこはクリスチャンでしょうよ、という自分つっこみはおいといて、3週間の滞在をへて名残惜しさといったら半端じゃなく。
CBしかもロケ地めぐりという心底わくわくする土台の底上げはあったでしょう、ですが、
あたし、前は興味なんてなかったのに。
タイプじゃないって思ってたのに。
シニカルな暗いやつ、とすら思っていたのに。 ←これもクリシェ
気づくとずっと考えてる。
どうしよう、あたし、チャールズのこと‥‥‥。
どこかうしろめたく。ルイごめん的な。いやルイはちっとも困ってないでしょうけど、自分的にうらぎってごめんなさい的な。
だったのですが。
バスごとわっさーと電車に乗り込み、ドーバー海峡をわたってフランス入りし、パリ16区にあるPorte Maillotのバスターミナルに到着しまして。
サブウェイより少しくだけたというか、治安が若干ゆるく感じられるメトロに乗り込んだとたん、気はひきしめつつも他愛なく「ぎゃーなつかしい!!」となり
やっぱりルイ大好き!
どうしよう!もういい!どっちも好きで!
となったのは自分でもどうかと思います
という話がしたいのではなくて、
相変わらずどうでもいい前口上が長くなりましたが、次のロケ地『Metroland(メトロランド)』の話であります。
イギリスとフランスってつい対で考えてしまうところありますが、この映画でも背景として描かれていまして、自分の実体験があるものですから、主人公クリスのパリで浮足立ってる感じはなんとなくこそばゆいような、わりと主観をもってわかる部分もあったんですよね。
続きます。