熊野古道中辺路を歩く[後半]。サンティアゴ巡礼番外編

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サンティアゴ巡礼

名前はしゃれです

 

熊野古道中辺路歩き。続き。

2日目(雨のち曇り):
継桜王子から熊野本宮大社へ(20km)。
共通巡礼証明書を発行してもらい、本宮を参拝。
ジェイホッパー熊野湯峰ゲストハウス泊。

3日目(終日雨):
車で、本宮が最初に建てられた大斎原の大鳥居、
熊野速玉大社と熊野那智大社、神倉神社を参拝。

※1日目はこちら





発心門王子からは熊野本宮大社に向け、いよいよ聖域へ。









熊野本宮大社到着。



この日の宿泊は湯の峰温泉で。
ゲストハウスのドミトリーで予約しましたが3人だと和室の個室。居心地のいい宿でした。
宿でもかけ流しの温泉に入れるし(GHなのに!)すぐ近くのつぼ湯も気持ちよかった。




3日目は、滝尻王子に停めてあった車をピックアップし、熊野三山の残り2社などを参拝。

まずは大斎原(おおゆのはら)。
明治22年の大水害以前に熊野本宮大社があった場所。



続いて熊野速玉大社。

続いて、熊野速玉大社の摂社。
熊野権現が日本で最初に降り立ったとされる神社。
急な傾斜といいご神岩といい、景観的にはここが一番息を飲む場所でした。



熊野那智大社へ。



前回の記事にも書きましたが、世界遺産に登録されている熊野古道は、サンティアゴ巡礼路と姉妹道の協定を結んでいて、2015年2月より、両方の道を歩いた人々に「共通巡礼手帳」を発行しています。

2つの道の巡礼を達成すれば、証明書と、それぞれの道を象徴するホタテ貝と八咫烏の描かれた限定ピンバッジがもらえ、本宮大社で和太鼓を宮司さんにダメ出しされながら叩かせてもらえます。

参考までに、4つの「2つの道巡礼」達成条件。

サンティアゴ巡礼路側
徒歩または馬で、最後の100km以上、自転車で200km以上を巡礼する。
熊野古道側
以下4つの道のいずれかを徒歩で巡礼する。
・滝尻王子から熊野本宮大社(38km)まで
・熊野那智大社から熊野本宮大社(30km)間
・高野山から熊野本宮大社(70km)まで
・発心門王子から熊野本宮大社(7km)までを歩き、かつ熊野速玉大社と熊野那智大社に参詣

参照元:二つの道の巡礼「サンティアゴ巡礼道と熊野古道」

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民宿の女将さんの話では、今は宿泊者の9割が外国の方々とのことでした。実際、道中も会うのはほとんど海外の人。世界遺産に登録されてからというよりは、やはり、共通巡礼手帳の発行が始まってから増えたようです。

私自身は、共通巡礼提携について知ったことは、バッジと和太鼓の報酬部分に関しては「まあ、もらえるなら」くらいの引きだったのですけど(はは) 、熊野古道は以前からずっと来たいと思っていた場所なので、渡りに船というか、きっかけを与えてもらった、という気持ちでした。

それで、4月にサンティアゴを歩くと決めた時点で、今年中に熊野古道も歩こうと決めていたのですが、それをカミーノで出会ったMさん&Sさんと歩けたことは大きかった。

サンティアゴでの爪の血豆と土踏まず上の妙な痛みが意外に長引いて(みなさん血豆はできたら血抜きしましょう)、夏中つま先が覆われた靴がはけず、悩んだ末にサンダルで歩くという強硬手段に出て、Mさんや途中出会った人々につっこまれたりもしましたが、無事38kmを歩き通すことができました。楽しい3人旅でした。


海外の人にとって理解が難しく、日本人にとっても説明が難しい神仏習合。
熊野権現仕様ではありますが、そして上と下で完全対訳ではありませんが、
シンプルでわかりやすい日英両方の説明があったので載せておきます。

 

サンティアゴ巡礼記事インデックス
ブログの期間限定再開と旅の予告。 カミーノ・デ・サンティアゴとは。 カミーノ旅あいまあいまのつぶやき(出発前) ...

 

おまけ。

熊野古道を歩く前日は奈良・東大寺を観光。

もうひとりのカミーノ仲間Nさんとも再会。
サンティアゴを歩いた日本人4人で乾杯しました。

Keyword Kumano Kodo, Nakahechi, Kumano Gongen, Santiago de Compostera, Dual pilgrim