パキスタン/インド国境のクロージングセレモニー

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インド旅

 

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2019年10月27日、インド-パキスタン間のワガ国境で毎日夕方行われる、行われていた国旗降納の儀式(Wagah Border crossing ceremony)を観に行きました。
























行き方(2019年時点)。

アムリトサルから往復100ルピーほどでいけます。黄金寺院の周辺で勧誘する人がごろごろいるので、うろうろしていれば声かけてきます。私はなんかその場の空気で150払ってしまい、たかが50ルピーの差にずっともやもやしてました(笑)。でも一緒に行ったフランス人ドイツ人コンビがナイスガイだったのでよしとする。

アムリトサルを2時頃までには出発し、小一時間で到着、席に案内され、始まるのを待機します。外国人は外国人用の席が用意されており、パスポート必須。荷物は水程度しか持っていけないですが、向こうでスナックやアイスクリームが売られています。

いうて国境なので、皆が食べたりおしゃべりしながら待っている間にも、両国間を行き来する人々がおり。かくいう私も前日に観衆に見守られる中、パキスタンからインドに戻ってきたのでした。手くらいあげて通ればよかったよ。


その場の雰囲気について。

国旗が降ろされるまでに、インド、パキスタン両側でそれぞれパフォーマンスが行われるのですが、国力なのかインド側の盛り上がりはやはりすごかったです。ちょっと鼻につくくらい笑。盛り上げ隊がいて、繰り返しヒンドゥスターン!ジンダーバード!を叫び、会場は大盛りあがり。Happy New Yearの挿入歌Indian Waaleなどのボリウッドソングも大音量で流れていました。

パキスタン側は観客が少ないときいていたのだけど満員で、インドほどではないけれどちゃんと盛り上がっていました。でも、セレモニーに行ったという他の旅人から後日聞いた話ではやはり少なかったとのことなので、もしかしたらこの日は特別な日だったのかもしれないです。そういえば小学生や学生のように見える若い人たちがいっぱい来てた。

認めるとこの時は、たかが10日間されど10日間で、昨日までいたパキスタン側に完全に気持ちが寄り添っていました。国力を誇示するようなインドのパフォーマンスよりも、パキスタン側ばかりに視線を投げ、なんで私こっち側に座ってるんだろうと思っていたとかいなかったとか。

まあでも、インド側の足のやたら長い兵士もパキスタン側の黒い征服の兵士も、迷彩服で見張っている男女の兵士たちもみなかっこよかった。腕を振り上げて威嚇しあうパフォーマンスはレッサーパンダのそれにしか見えなくて、うけたけど。

最後、歓声とともに門が開き、国旗を降ろす儀式が執り行われます。威嚇のパフォーマンスでしばし笑かしてもらったあと、両国の兵士がかたく握手をした時には、ショーとわかってはいてもぐっと胸にきました。インドとパキスタン、どうか仲良くやっておくれよ・・・。

おそらく有事の現在このセレモニーは開催されていないだろうと思いますが(調べてないけどやってたら逆にびっくりだよね)、また旅ができるようになったら、この歓声を聞きに行きたいものです。