『PK ピーケイ』(2014)。
原題: PK
監督:ラージクマール・ヒラニ
出演:アーミル・カーン、アヌシュカ・シャルマ他
『きっと、うまくいく』の監督&主演俳優による2014年に本国インドで大ヒットした話題作が日本でもついに今月10月29日に公開されます!
ようやく。
この映画を初めて観たのは1年前、きっかけは現地の友人のすすめでした。
が、すすめられたといっても、PKが酔っ払いという意味であること以外ほとんど内容を言わない、なんでも「Humanity」の映画だという、ヒューマニティか、大きくでたな、と思っていると、自分史上2位の映画だから、という、これも大きく出たような微妙な順位なような、するとこれはゆずれない1位があるからだという、まあ、とにかく観れ、というので、じゃあ、まあ、観てみますわ、ということで観たのですが。
おおう!!!となりまして。
確かにこれは、とにかく観れ、だわ。どんでん返し云々とかいう話では全然ないのだけれど、これは確かに前情報を入れないで観た方が数倍おもしろい。しかしヒューマニティ‥‥‥突き詰めれば、いや突き詰めるまでもなくたいがいの映画はそうじゃね?と思わなくもないですが内容を考えればたしかにまあ、まあまあまあ。
私は、個人的には宗教を持たない身だけれどこの世界に宗教が存在することそのものには興味が、おそらく人並み以上にある人間なので題材として非常に興味深かったですし、この題材をこのようにやわらかく料理できるのは多様性の国、多宗教の映画の国だからこそ、そしてこの監督あってこそだろうなと思いました。
インド国内でも賛否両論はゼロではなかったようですが、これが他の国だったらもっと深刻な作りになりそうな気がする。そういう徹底踏み込み系も嫌いじゃないけれど、この映画は追求と軽さのバランスがよかった気がします。
だし、ていうか、そういうの抜きにしても、ストーリーとしてふつうに大変におもしろく、かつかわいらしい鑑賞満足度の高い映画でした。
感想はこのくらいにしてと。
この夏、そのロケ地デリーに行ってきました。
このタイミングで更新なんてやらしいな自分、けして狙ったわけでは・・・ちょっとはありますけど(正直)、本来は、昨年、鑑賞後の秋口にインドに行く予定があったので、その時すでにロケ地巡りを計画していたのですけどその渡印がキャンセルになったため、旅行が今年に変更になりその間にめでたく日本公開が決まったというわけだったのでした。
PKが拠点/住処にしていたところ。
デリー中心部にある階段井戸アグラセン・キ・バオリ(Ugrasen Ki Baoli/Agrasen Ki Baoli)。
このまま、続きの画像をアップするつもりでしたが数も多いですし、いったん区切ります。すみません。
ちなみに、感想をさくっと切り上げたのは、ロケ地巡りの前振りだからというのもありますが、これ以上書くとよけいなこと書いちゃいそうなんだもん。
ロケ地を紹介するという性質上、時にどうしても「いきなり最終回」的なシーンに触れたりもするため、ネタバレ宣言をしている本ブログですが、公開前なのもありますし、今回はそのへんは極力触れないようにすすめるつもりです(というか、そういう場所には行ってないし)。
が、未見で、観るつもりのある、あるいは前情報を入れたくない派の方は、回れ右して、劇場へ。まあとにかく観て、です。