本日も即興雑談である。かたじけない。突然武士出現したな。
即興雑談は即席で決めた題材か目の前にあるものについて400字に達するまで書くというのがルールなので、目の前にあるものを使わない場合、どうしても即興雑談そのものについてや文字数のことやネタ切れに関する話題になりがちかもしれない。ということに気づいてしまった。これではマンネリをまねく。けしからん。なんとかしたい。まだ武士いるな。
でも、題材を直前まで決めていないスリリングさはともかく、このなんでも思うままに書くという行為は何かに似ている、なんだろう、この適当に、あ、いや、適当なつもりはないけれど、思いつくままに淀みなく徒然に書き進める心地よさは以前も経験がある、なんだっけなんだっけ、と考えていたら(ここで「なんだっけタイム」で10数分のロス)、昔読んだ本に書いてあったモーニングノートというやつだ、と思いあたった。あれをしばらく試した時の感じに似ている(ここでタイトルを確認するために密林を覗いたためさらに数分のロス)。
タイトル、確認しました。そうだった、ジュリア・キャメロン著『ずっとやりたかったことを、やりなさい』でした。そしてモーニングノートじゃなかった、モーニングページだった。
この本を購入したのはずいぶん前、長旅にも出る前だから10年以上はたってる、と確認したら2008年だった。捨てた記憶がないからまだ家のどこかにあるはず。実は今家にいないのでちょっと内容は確認できないのだけど、ものを書くにあたってなんだか栓が固いなあと思っていた頃に目に入り購入したんではなかったか。よく覚えてないけど。で、その中に”書きたい人”の栓を取り去るメソッドとしてモーニングページなる方法が書いてあり、ものはためしとやってみることにしたのだった。
その方法とは、栓というか老廃物を流すためにとにかく書け、しばらく毎朝書け、しかし見返すな立ち止まるな頭に浮かぶままに書きつづけろ振り返るな振り返ると石になる、みたいなルールに則って書き続けるみたいなやつ。私の説明はなってないので、きちんとした内容を知りたい方は密林をのぞくかぐぐってくださいね。
見返すな、というのは、最初のうちはちゃんと守ってやっていた気がする。最初のうちはというか、いつまで続けたんだっけ、いつのまにかやらなくなった。で、そのままどこかのフォルダに放置して、どこに行ったかわからなくなった。のだけど数年後にみつけて好奇心から読み直してみたら、そこには闇が広がっていた。わら。わら、じゃない。けれど、まあ、そうなるでしょうね。人間だもの。みつをも出現。
だけど中には、振り返らずにひたすら進み続けたにしてはなかなかいいこと書いてるじゃないの自分、というようなものもあった。
なんの話をしていたのだっけ。そう、即興雑談はモーニングページに似ているという話だ。シンプルに文字数だけ決めて準備せずに書き進める、というのはもしかしたらちょっとしたセラピーになっているんじゃないか。知らず知らず。ブログを書いていた時よりははるかにさくさく書けている気がする。内容はともかく。おかげで今日は1300字を超えた。
それを公の場所でやるってどうなのよ、とは思うけど。そもそもモーニングページは誰にも見せない設定でやるんだった。はず。確か。そんなエチュード的なものをを読まされる身になってみなさいよ、とここまで読んでちゃぶ台に手をかけている方がいたらかたじけない。昨日といい今日といい、読んでくださっている方にはまこと感謝でござる。
武士