『地球の歩き方』東京版を買ってみた。

※当ページには広告が含まれています※
※当記事には広告が含まれています※
旅語り

地球の歩き方ラバーを自認するわたくし、ひそかに気になっていた『地球の歩き方 東京 2021~22』を買ってみました。

以下は専門家でもなんでもない素人による、手に取ってざっと見た率直な感想です。

第一印象:わーいつもの地球の歩き方だ!

なじみのある”歩き方”構成。目次のあとに気候や都の構成といったジェネラルインフォメーションがきて、おみやげ、グルメ、モデルコース、イベント、推しスポットなどを紹介する目を引くカラーページが続きます。この巻頭カラーページを見ればだいたいその地で何をすればいいかわかるようになっているのですが、東京版は特に力が入っているように感じました。

その後に交通ガイド、続いて各地区のエリアガイドへ。海外編ではすっかりなじんだこの構成、いやー、自国に関してみるの、なにかめちゃめちゃ新鮮。あるようでなかった、という表現を見かけた気がしますが、本当それ。純粋に手にするだけでたのしい。

第二印象:とはいえ違うところもある。

冒頭に地図がついてないのは「いつもの」の感じと違ってました。が、小冊子として巻末についています。そりゃそうだ、東京の地図が1枚のペラにおさまるわけがないし、買う人の多くは歩き回る人だろうし、というか好き嫌いに関わらず歩いてなんぼの世界になるだろう、そうすると主要駅近辺のある程度詳細な地図はマストだし、途中に組み込まれている形ではこんな分厚い本もってあるけっか!となるはず(繰り返しますがラバーです)。切り離して使える小冊子型地図はむしろ便利設計。

あと海外版だと、各地区のエリアガイドのあとはだいたい巻末の「旅の準備と技術」(昔は白黒ページの、というか海外編は今もなのかな?)に続いていたように思うのだけど、「旅の準備と技術」に行く前にかなりのページ数をさいて、歴史と文化、グルメ、宿の形態(ユニークなやつ含む)が載っていました。冒頭が長くなりすぎるので、前篇と後編にわけて、後編に詳細を置くことにしたんだろうな。

第三印象:紙が厚い・・・?(ゆえに重い)

今またしても自宅におらず、他の地球の歩き方を確認できないので絶対とは言い切れないのですが、海外版はもっと1枚1枚が薄かったような。帰ったら確認しますが、ページをめくる時の指にくる反発が「この紙厚いっす」と伝えてくるのでまちがいないと思う。触感は信じるタイプ。最近の地球の歩き方はこの紙を使うようになったの? →最近のは、ということはキミ、最近歩き方買ってないね?→いや、あの・・・ほらkindle版あるぢゃん?汗。

そこはさておき、全部で464ページ。分厚いです。手にした時に感じる本の重量がずっしり重く感じられるのはこの紙質ゆえ?

全体の印象:バランスがいい。

ただ、確かに分厚いし重くは感じられるけれど、世界でも稀有なこの複合型メトロポリスをむしろよくこのページ数でまとめたな、と思いました。すべてを網羅は無理なわけでどこを切り取るかだし、個人的にはバランスはいいと思う。まんべんなくみてまわりたい人には確実にガイドとして役立つだろうし、周辺に住む人間にとってはぱらぱら眺めるだけでも楽しめる。

首都圏に暮らしてかれこれ四半世紀(とはいえ実は都内に住んだことなし)、いつでも行けると思って結局行ったことない場所ってたくさんあるし、新しい場所は疎くなるばかり。山手線全駅歩くとか、ホテルラウンジ1コーヒー&1神社参りをセットにして月1でまわるとか、思い立ってもすぐ立ち消えちゃって今にいたる。今回ざっと旅目線で見渡してみて、あらためて東京散策がめっちゃしたくなりました。

あと、こうやって「東京」のエッセンスをすくい取るように眺めた結果浮かび上がったのは、上に書いたメトロポリスというワードからは矛盾しているようだけど、「江戸」、「文豪」、「神社」、「蕎麦※」、「甘味」、「湯」とかなんかそのあたりでした。単に私に響いたのがそうであっただけかもしれないのだけどね。神楽坂行きたくなった。好きなのよ神楽坂。

あえてスマホのグーグルマップを使わず、ネット検索もせず、巻末の小冊子だけを持って散策してみようかしら。←立ち消えませぬよう汗。

***

このガイドブックを購入したのは、八重洲ブックセンターでした。ひさしぶりに実店舗での購入。入り口入ってすぐのところでタワーのように積まれていたもの。他にも欲しかった多和田葉子の小説を一冊。

この日はひさしぶりにゆっくり小説をブラウジングしたのですが、とてもよい時間でした。表紙や背表紙を眺めるともなく眺めていって光って見えるものを手に取りぱらぱらと拾い読みする、という一連の本屋行動。最近こういうふうに書店で本に出会う時間がめっきり減りました。Amazonは便利なのでついぽちっとしちゃうのだけど、こういう時間こそなくさないようにしたいものです。

とほ

 

日本に興味津々なインド人の話。
今日の夕方、インド人の友人から「日本って6852の島からなるって知ってた?」というワッツアップが来た。「多いとは思ってた...

実現した時にでも役立てるかな。

 

※追記:蕎麦については、文豪紹介ページに載ってはいるのですが、「蕎麦、気になりますね」という反応をいただいてもう一度しっかり見返すと、ここにあげるほど特に取り沙汰されてるわけではなかったです🙇‍♀️  「文豪」からの流れでついツルッと書いてしまった。どちらかといえば寿司や料亭の方が多い、でも食はバランスよく網羅してある印象です。それにしても褒めすぎじゃない?回し者?(違います。