即興雑談:エントンセスとはつまり。

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言葉/言語語り

 

週末はなんとなく読んでいただける人数が多い気がするので、できれば力作?の公開に当てたく、書き進めているものがあったのだけど、手をひろげすぎて今日中の公開はどうにも無理そうなので、即興雑談に切り替えです。あまり連発するのも気がひけるのですが。

ええと何を書こう。

私、スペイン語は南米旅行中やサンティアゴ巡礼時に必要だったほんの片言しか話せないのですが、わりとまっさきに覚えた言葉が、町中のあちこちの会話から聞こえてくる「エントンセス」でした。

このエントンセスが妙にクールにひびいて、使ってみたいと思い、調べたところ、それに会話の中の登場の仕方的にも、「つまり」とか「だから」とか、その前に話したことの説明だったり補足だったりまとめたりをする言葉、”つまり(エントンセス)”、つなぎ言葉であるようでした。”すなわち(エントンセス)”、接続詞。

スペイン語マスターの方々、合ってますでしょうか。

しかしね、接続詞ほど初心者に向いてない用語はない。ひとつの言語を学び始めた時に最初に覚える言葉じゃない。いや、覚えるのは自由だけど、エントンセスを使うには、その前後の文章を理解している必要がある。「オーラ、わたしは日本人です」「トイレはどこですか」「カフェコンレチェください」「ごはんが食べたいです」レベルしか話せないのに、むやみにエントンセスを投下し、早口のスペイン語が返ってきて自爆するのは自分である。

何書こうと思ってとっさにエントンセスが頭に浮かんだので書き始めてしまったけれど、この話がどこに行くのか自分でもまったくわからない。

まあでもいつかエントンセスが使えるようにはなりたい。スペイン語ももう少しだけでもいいから話せるようになりたい言葉だ。でも優先順位的には前にフランス語やヒンディ語もひかえているからいつになるやら。

そのヒンディ語もいまだ片言のままインドの旅を続けている(た)のだけど、やはり映画の中で耳が早いうちに拾い、覚えてみれば旅中もよく耳にすることに気づいた言葉が「マトラブ」、”すなわち(マトラブ)”、つなぎ言葉だった。

どうして私はつなぎ言葉に惹かれるのか。

マトラブ?(つまり?)

エントンセス?(ということは?)

ウィッチイズ?(どういうこと?)

‥‥‥おちはありません。

即興雑談ルールである400字を優に凌ぐ800字を超えたので、この辺で本日も失礼します。

とほ

p.s.
そういえば、同様によく聞くトランキーラ/トランキーロも使ってみたい。でもトランキーラ/ロの場合はひとことですむ。「おちついて」とか「しずかに」みたいな意味であり、騒いでいる人や落ち着きたい人を探す必要はあるが、どんぴしゃの場所にあたれば、息を吸って満を持して発することができる。「トランキーロ!」。みなきっと威厳のあるそのひとことにハッとして、しずまりかえることだろう。騒いでいる人は我に返り、ばつの悪そうな顔をするだろう。そして誰かがわたしに「よくいってくれた」とでもいうようなウインクをよこして、それぞれの会話に戻っていくだろう。わたしに人前でそんな勇気があるかは別として。エントンセス、わたしのスペイン語、まだそのあたりにおります。←p.s.が長い。