即興雑談:打つって気持ちいい。

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問わず語り

 

本日も即興雑談です。

さて。

どうしよう、何も出てこない。さっきから何か書いてはbackspace押し、何か書いてはbackspace押しを繰り返してる。いくらでも消せる。だめなものはなかったことにできる。逆に残そうと思えば残せる。残したものをあとで前後を変えて切ったり貼ったりもできる。自由自在だ。でもそれが書く言葉にゆるさをもたらしている気もする。中途半端な文章でも「念の為に」残してしまう。長くなるほど収集つかなくなる。私のよくないところ。

そこ行くとタイプライターの時代の作家はすごい。ほぼ一発勝負の世界だもの。その気合が文章に表れるのかもしれない。あのキーボード叩いてチーンってリズム、いいよね。文机に原稿用紙ではなくタイプライターの方がとっさに出てくるのは、洋画ばかりみているせいな気もするけれど。

映画にタイプライターを打つ作家が出て来る時には、かなりの割合で作家はスランプに陥っている。何枚も紙を抜き取っては宙に投げ、抜き取っては宙に投げ、気づけば部屋中に紙がちらばっている。かと思えば物語が進んだ中盤で書く手がとまりません描写があったりする。安易だ。嘘です。羨ましいです。

そういえば大学1年の時に、タイプライターの講座を取ったことがある。ひとり際立って早打ちの2回生の女の子がいて、すごいなあ、気持ちいいなあ、というか絶対気持ちいいだろうなあ、と思いながら眺めていた。

キーを打つ気持ちよさってある。確かにある。手書きとはまた違う気持ちよさ。今パソコン用に使っているキーボードは東プレのREALFORCEというもので、リアルフォースもピンキリだし私のはそこまで高いものではないけれど、それでもキーストロークはすこぶるいい。持ち歩き用のラップトップのキーボードにも全然問題を感じてはいないけれど、そこからリアルフォースに戻ると、カタカタ打ち込む感触がとても心地よく感じる。この深さは、ちょっとタイプライターに似ている。タイプライターより全然軽いけど。そして疲れない。打ってて気持ちいい、というのは、長い時間作業するには大きい。そこは、現代の進歩よありがとうだ。

と、まるであちしタイプライターを使いこなしてきた人、みたいな口ぶりだけど、件のタイプライタークラス、自分はたどたどしく打っている記憶しかない。多分フェイドアウトしたんじゃないかな。

さて、たいしたエピソードも出ないままですが、無事即興雑談ルールの400字を2倍以上超えたので、これで終わります。

とほ

p.s.
だいたいいつも書いたあとにタイトル決めるのだけど、あやしいのでてきた。