距離と書いてディスタンスと読む。
距離と書いてディスタンスと読む。
大事なことじゃないけど2回言いました。
『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』
監督:リチャード・リンクスレイター
主演:イーサン・ホーク/ジュリー・デルピー
昨年(2014年)秋、「ビフォア」三部作一作目のロケ地ウィーンに行ってきました。
ビフォア・サンライズ 恋人までの距離。
この邦題に対する、きゃっと叫んで走り去りたくなる感覚は
前回書いた「EHあまずっぱ」と通じるものがあるような気がします。
1995年公開当初は『恋人までの距離(ディスタンス)』のみでしたが
のちのDVD発売時に『ビフォア・サンライズ』が追加されたんでしたね。
しかし、あれよね、最初にタイトルつけた人、続編が出て、
「このシリーズ、ビフォアで行きまっす」ということがわかった時に
「それならそうと先にいってくれよもう・・・」とか思わなかったかな。
・・・いいじゃないか。
距離と書いてディスタンスと読んだって。←しつこい
売らなきゃいけないんですからね、配給会社の人もたいへんなんですから。
いじるのやめます。
ちなみに書くまでもないかと思いますが
2作目は、パリで撮影された『ビフォア・サンセット』(2004年公開)
3作目は、ペロポネソス半島で撮影された『ビフォア・ミッドナイト』。(2013年公開)
三作目までの時間経過は感慨深いですね。。
この映画の要はなんといっても会話。
旅先の街をただただ歩きながらおしゃべりをする、というプロット的にはとてもシンプルな映画なのですが、ファンの多さがそれだけじゃないことを物語っていると思います。
そしてストーリーの魅力と町の魅力が両立しているところ。たぐいまれなるロケ地めぐり奨励映画といっても過言ではない。と思うの。。
とくに、一作目は「出会い」ですから、いやがおうにもどきどきしてしまうのと、会話に耳を傾けつつ、二人はどうなるんだろうなどと行く末を見守っているうちに、うつりかわっていくウィーンのの背景。
超サブリミナル効果じゃないですか。
めぐりたくなるよー、これはー。
それでも一作目は1995年公開なのでずいぶんまえ、ところが三作目が2013年に公開されたことで人の記憶も更新され、それがウィーンに、パリに、ギリシャの半島ですから・・・メグラーに限らず全ロケ地制覇という野望を絶妙にくすぐる仕様。
リチャード・リンクスレイター、オーストリアとフランスとギリシャから
観光大使に任命されてもいいと思います。(されてたりして)
と、ここまでべたぼめしておきながらなんですが、実をいうとわたくしこの映画・・・・
と、そんなどーでもいい余談より、行ったロケ地の紹介を先にします!
と思ったのですが、長くなってしまったので次に。
自分がリチャード・リンクスレイターと思いこんでいたのにたった今気付いた・・・。
数年来の思い込みを赤面とともにそのままさらしておくことにします。