インド/パキスタン/インドネシア旅2019、ロケ地巡り更新。旅程はこちら。
今回は再びアルジュン・カプールロケ地巡り、『2 States』。
“2 States”というタイトルが何を指しているのかというと「2つの州」。前回の記事に自分で書いたあらすじを引用しますと、
クリシュ(アルジュン・カプール)は北インド・デリー出身のパンジャブ人。アナンニャ(アーリヤ―・バット)は南インド・チェンナイ出身のタミルバラモンの家柄。2人はIIM大学で出会い、恋に落ちるが、結婚を決めてから互いの家族の許可を得るまでに、文化や習慣の違いによるさまざまな壁に直面して・・・。
つまり、舞台は大きくわけて3つ、北部のデリー、南部のチェンナイ、そしてグジャラート州アーメダバードにあるインド経営大学アーメダバード校(IIMA)。アーメダバードは地理的には北(西)部ですが、物語の中ではいわば中間地帯として機能していると私はとっています。
“グジャラート州はまだ行ったことないし、行きたい場所候補地上位、階段井戸もあるし、いつかがっつり巡りたいなあ。IIMやIIT・・・いつか大学巡りもしてみたいなあ。チェンナイのあのお寺もいつか行きたいなあ。”
と前回の記事の終わりに書いていたのですが、今年2019年の旅ではこの願望をかなえるべく、残り2つの場所を巡ってきました。残りといいましたがいずれも物語的には欠かせない場所。前回は南に下る時間がなかったためあきらめましたが、今回、出発前のルート考え期に「ロケ地巡りやめとこう」から「やっぱりしよう!」にシフトした時点で、まっさきに旅程に組み込みました。
というわけで、まずはグジャラート州アーメダバード編。二人の通うIIMAに行って参りました。
場所: IIMA、アーメダバード新市街
交通手段:オートリキシャ
IIMはインドでも指折りの名門校。MBAといえばIIM、インド全域に13校あり、IIMAはそのアーメダバード校。
オートリキシャでゲート前に着くと、大きく「No enter withhout permission」と書いてあるのが見えたので一瞬入れないかと思ったのですが、門に入ってすぐ左手にあるオフィスでパスポートみせて、必要事項(宿のチェックイン時に書く程度の内容)を書けば、キャンパスビジットとして2時間ほどの見学が可能でした(※)。中に入ると、フランス人の団体さんや個人で来ているアジア人(中国?韓国?日本?人)など、外国人の見学者はそこそこいました。
煉瓦造りの建物が旧キャンパス。無機質でモダンな建物が新キャンパス。映画の中で主に出てくるのは旧キャンパスですが、新キャンパスもクリシュの就職の面接などいくつかの場面で出てきます。Locha E Ulfat、OFFO両ソングにも。
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旧キャンパスは、建築に疎いので知らなかったのですが、20世紀を代表するアメリカ人建築家ルイス・カーンの設計によるものなのだそうで、建築目的で見学に来る人もいるのかもしれませんね。うはー、クリシュとアナンニャ♪クリシュとアナンニャ♪という目的で行った自分が若干はずかしいような・・・しかし、知らなくても、球状の窓に円形と四角が組み合わさったユニークな建物(語彙め汗)は自然に目を引くものでした。
建築の造形も影響しているのでしょうが全体的におされで、新市街のはずれにあるのと広大な大地のおかげか静かで緑にあふれ、とにかくめちゃめちゃ落ち着いて勉学に励めそうなニートな空間。
インドの大学は今回の旅中を含め4箇所見学したことがあり、あくまでその中でですが、頭よさそう度もだんとつ。何かを相談している男女が後ろ姿からしてできるオーラ半端なく、道を訪ねてもこれまた漏れ出るスマートさ、聡明なひげイケメンもあふれており、聡明なひげイケメンにあふれており(二度目)、血迷って留学情報調べちゃったほど。経営に興味があればなあ。って、そもそもわたくしの頭では無理なんですけど。そもそも年齢って話なんですけど。ちぇっ、いいなあ、わたしも今のインドの大学生になりてーよう、Offoしてーよう。
・・・上の文章、鼻息が勝手にタイプしてしまったようで失礼しました。
おわびにたまには私の利用したアーメダバードの宿&食の紹介など。おわびになってない。
シングル 830Rp/泊。Booking.comで事前予約していったのですが、バジェットトラベラー的に驚くほどコスパがよく、清潔で心地よいホテルでした。オートリキシャーで他の場所から戻ってくる時にホテル名で通じない場合は、すぐ近くにあるジェネラルポストオフィス(GPO)と言えば伝わりやすかった。
グジャラートターリーが食べたくて行きました。ハーフが250Rs、フルが300Rs。ハーフにしましたが、案の定多すぎた・・・。甘い味付けのグジャラート特有のターリーということで楽しみにはしていたのですが、ターリーはいろいろな味が楽しめてよい反面食べすぎてしまうという点で私はいつも手が出せないところもあり、今回も覚悟しておなかを相当すかせていったのですが。ハーフでおかわり自由の意味よ笑。でもまんべんなくおいしかったです。左側の2皿は確かにあまかったけど、ほかと混ぜると絶妙にちょうどよいまろやかさ。私はマンゴーのアチャールが大好きで、辛いのは苦手なのにこれだけは必ずまぜて食べるのですが、このお味も大合格!でした。
IIMAへの移動方法は、このターリーを食べた店からオートで70Rs、帰りもオートで離れた場所にあるダーダーハリの階段井戸(待ち時間込み)+宿まで送り届けてもらって200Rsでした。