ジャイプルの映画館で映画を見てきました。

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インド旅

 

2015年夏のインド旅。

メイン軸はロケ地めぐりだったわけですけども映画にからんで他にもいくつかやりたいことがありました。

その1つが、映画館で映画をみる。

まだ行ったことがなかったんです。

前回の旅では、初インドにもまれまくっていた上に、その頃はまだインド映画への興味がゼロであり、むしろ「踊るとかないわあ(苦笑つき)※」の世界であり、それが今では・・・

まあいいやそこは、

加えて、

映画館で隣の席の人と仲良くなってコーラをすすめられて飲んだら記憶がなくなって気づいたらまっぱ同然で路上にころがってた、なんて話も聞いたりしますし、まあそういう話はだいたい男性発信ですし、知らない人からのコーラなんて飲むからだよばかだな!といいたくもなろうもんですけども、じゃあ路上のチャイはいいのかね、ん?とつっこまれれば返す言葉がないほどにはよくごちになっている身であるうえ、自分今回の旅の到着初日におもいきりベタな詐欺にあっている身ですので個人的にあまりつっこむ資格が(汗)

というかなんの話をしてるんだというと、

女性は女性で気をつけるべきことも多いですし、とにかく注意してしすぎることはない国であるのは確かではありますので、みなさん、というか自分、よくよく気をつけましょう、

という話ともすこしちがって、

そういうわけで、インドの映画館にひとりで行くのはキケンというびびりもあったりしたものですからその選択肢は前回はほぼなかったのでした。

前置き長いよ。

がしかし。今回。

この国とこの国の映画への免疫が少しついてきた頃の二度目の渡印、加えて映画をテーマとした旅。やっぱり行っておかな、いやむしろ行きたい、という気持ちも高まっていましたので。

行ってまいりました。

ジャイプルの映画館ラージ・マンディール

 

 

ピンクシテイなだけあって建物はピンク色。

まずはチケット売り場を探します。

 

このシンプルかつ正確無比な図面、向かって左のチケット売り場Aあたりに
人だかりが見えたので向かいますと、そこはどうも男性用売り場のようでした。

さらには料金も宝石名でランク分けされていてチケット売り場Aで買えるのはルビーのみ、女性&いい席は、建物向って右脇のチケット売り場に行けと。

ということでチケット売り場Bへ。

参考までに2015年夏時点の料金は、ルビーが一番安く120ルピー(1階前方)、エメラルドが170ルピー(1階後方)、ダイアモンドとダイアモンドプレミアがそれぞれ300ルピーと350ルピー(2階)。

で私が購入したのはエメラルド。

我ながら小市民だと思います。

私の前に購入されていた奥方ふたりはダイアモンドを購入され、「わたしが払うわよ」「いいわよわたしが」的なほほえましいこぜりあいを繰り広げていてここは日本か、と一瞬思いました。

さて、購入後は中に入ります。

入口もランク別、男女別でわかれていますが中に入ると同じフロア。そこで、飲んだり食べたり談笑しながら前回の映画が終わるのを待ちます。

さすが有名な映画館だけあって、なかなかにゴージャス。おまけに料金体系に関係なく、全館冷房がきいていて快適。寒いくらい。インドの暑さに疲れたら映画館に逃げ込むことをおすすめします。

 

さて、肝心の映画はというと。

12時過ぎに到着して、今からだよ!これいいよ!とすすめられたのがロマンスものらしき映画で、ポスターも大きく、上映は12:30からの1日1回のみで、おそらくはその時期の呼び物のような感じではあったのですが、午前中にせっせと観光していておなかぺこぺこだったため、まずはランチとってきますわということでそれはやめ、3:30からのラブコメデイにすることにしました。

ちなみに、こっちは3:30、6:30、9:30の3回の上映。

映画館で見る、が第一目的ですから、映画はなんでもOKではあったのですが、見始めてすぐに「あれ、これ続編?」となりまして。どうも最初のオープニングの感じ、前編があったくさい。

最初は失敗したかなと思ったのですが、そのうち、主演俳優に見覚えがあることに気付きました。

あれ、この人・・・。

内容は、医師と思われる穏やか系男性が、いろんな意味でインドの一般女性枠からはみだしていると思われる破天荒系女性とてんやわんやの末結婚、オープニングはその結婚式のシーンなのですが、本編は一転、どこかで離婚申請?している場面から始まります。

お互いにののしりあうも女性の方に分があり、男性は精神病棟らしきところに無理やり連行され・・・さてこの二人どうなるんでしょう、というストーリー。

あとで調べてみると『Tanu Weds Manu Returns 』という映画でした。

 

で主演俳優さんはというと、『きっと、うまくいく』の3人のひとり、
ファラン役のR.マーダヴァン。

言葉はまったくわかりませんでしたけども、そこはわかりやすいボリラブコメ、気づいたらめっちゃ笑ってまして、最後なんかほろっともしちゃったくらい。

映画自体もそこそこ楽しめただけでなくちゃんとした(?)映画館だったせいか、やじをとばすとか、ヒューヒューの嵐とか、勝手に想像していた、なにかこう一体になった感じ、みたいなものは期待ほどではなかったんですけども、とはいえ静かな鑑賞というものではまるでなかったですし、

あ、インターミッションはちゃんと休憩がある!とか、ピクニック感ありありの家族づれとか、隣に並んだ女子高生群の勢力図とか、私と同様映画館で映画を見る自体がイベントと思われる外国人観光客群とか、そういう周りの観察も含め、初のインド映画館映画鑑賞、大満足でした。

まあ・・・あえて難をいうなら、椅子がリクライニングになっていたことでしょうかね。

難?

だってね、こりゃいいやーと体伸ばしてリラックスして画面を見いっている最中にですね、前の席の人が、も当然リクライニングしてるわけですけども、
笑ったはずみなどで態勢を戻したりしようものなら、椅子が瞬時に元の位置に戻って膝を直撃するんですよ。

ひゃっひゃっとかほろっとかなっている最中に何度「がこっ!」「あつっ」となったことか。←学習しなさい。

ラージマンディールよ、その点はぜひ改善していただきたい。

 

 

※:それが今では、踊らないと、あ、踊らないんだ・・・ちえ(´・ω・`) と思うくらいに。