ビフォア・サンライズにちなんだどうでもいいおしゃべり。

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映画語り

 

好きではあるんですよ。この映画。今となっては。
えーと、うそ。もともと好きだった。かな。
多分好きだったんだろうな。と思います。

なんでしょう、この奥歯にものがはさまった言い方。

 

実は、ウィーン、今回の旅の前にも訪れたことがあります。
例の長旅中。が、その旅でも行き先にロケ地があればめぐるということはすでにしていましたし、この映画のことも頭のすみっこにないではありませんでした。

さらに言えば、2作目『ビフォアサンセット』の撮影地にも数ヵ月住んでいたことあります。使われたカフェの前を通ったこともあります。

だけどどちらもロケ地訪問先としてはスルーしてたんですよね。

なんでかっていうとまあ、、、、えーと、、

この映画、さ、恋愛映画ではあるじゃないですか。

や、恋愛映画はがんがんOKな方なんですけど、というよりほぼNGジャンルないんですけど、それも今となってはの話で、なんつーか、ええと、この手の映画を好きっていうのなんかはずかしい!みたいな自我がうるせい時期ってあるじゃないですか。

ない? ですか?

そうですか……

ま、あったんですね、私は(赤面)

悪い映画ではないけどねー、みたいな。
自分の映画じゃないよねー、みたいな。
ちっげーよあいつのことなんか好きじゃねーよ、みたいな。    ←??

そこにEHあまずっぱが上乗せされて、脳内スルーボックスに長年入れてふたをしていたんですけど、なぜそれを今頃になって取りだしたかというと、わざわざそのロケ地に行くことにしたかというと、この映画が好きだと直球でいう人に出会ったからです。

そもそもこの2014年秋の旅は母との二人旅行でして、ウィーンは母の希望、なので、先に行き先が決まっていたというのはあるんですけど、

その頃わたし、その人に興味があったので、その人が好きだという映画を見たりなんかしていて、この映画も見直したりなんかして、あっさり反転したりなんかして、ちょうどウィーン行くし、これはロケ地行けってことだよね、と

なんて不純なよくわからない動機でしょうか。

しかも、その結果、当地で母をホテルにおきざりにし、めぐっている4時間の間、濃密にどっぷりとこの映画の世界にいましたので、トホという人はほとほと適当にできているな、とわれながら思うしだいです。

 

 

 

 

余談の余談の余談。

リチャード・リンクレイター&イーサン・ホークのコンビもの、なんだかんだいってきましたが、きらいじゃないです。

といっても中でも一番好きなのは『ウェイキングライフ』なのでビフォア三部作とはやっぱり微妙に離れたところにいるのかなあ。

ちなみに『ウェイキングライフ』にもジェシーとセリーヌとおぼしきふたりが出ていますよね。まったく違う雰囲気とテーマの映画なのに、会話の内容はどっちの映画にも通じているという不思議。

まあ、ウェイキングの方はなんでもありだからなあ。

 

リチャード・リンクレイターという監督は、ぎり尖らせないままに毎回違う引き出し、いうか、毎回じみに違うアプローチでせめてくる人だなあ、と新しい映画をみるたびに思います。

どこも尖ってはいないので、人によっては退屈と感じるかもしれないんだけれど、『6才のボクが、大人になるまで。』みたいに、アイデア的に「やりましたな!」な映画でも、やっぱり尖ってはなく、はみだしてもなく、かといって残らないわけではなく、残らないどころではなく、見たあとに「”映画”をみたなあ」という気持ちにさせてくれる、そのさじ加減って実はすごいわざなんじゃないか、とか、

と、結局べたぼめ方向で落ち着いたところで、とりとめもない話しを終わりたいと思います。

 

次の更新も、この2014年秋旅で行ったロケ地の話です。
 

 

 

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