は?バターコーヒー?
というのが初めて耳にした時の率直な反応であった。
コーヒーにバター入れる?何言っちゃってんの?
のっけから失礼な態度で申しわけございません。
しかしコーヒーはブラック党を標榜する身としては、バターコーヒーという響きがもう、ないわ、というか、なんなら体をぷるっと震わせていたというか、
しかし。
2週間前に寝返りました。ブラック主君信長を裏切りました。あっけなく。
きっかけは、バターコーヒー好きな方のnote記事を読んだからである。
紹介の仕方が丁寧で説得力があって、写真と文章でうっかり美味しそうと思ってしまった。その翌日に、カルディでグラスフェッドバターをみつけてしまった。みると賞味期限が近い(といってもその時点で1ヶ月半先)せいで安くなっている。しかもしかも同じカルディでMCTオイルも売っているのを見つけてしまった。
これは試してみろということでしょう。
なんでもバターコーヒーは、基本的には「16時間断食によるオートファジーダイエット」として代用する人が多いらしい。ちなみに、グラスフェッドバターはギーでも代用できるらしい。
グラスフェッドバターとは何か、MCTオイルとは何か、オートファジーダイエットとは何か、どうして身体に良いかなどは割愛させていただきます。ここでは明智光秀がいかにして寝返ったかという話しかしないので。
そういうわけで「オートファジーダイエット」、なにやら気になるし、不詳明智も食は基本朝夕2回で行きたい方針、わりと導入しやすそうに感じたので、ものは試しにと始めてみることにした。
問題は、バターコーヒーを作るのに欠かせない攪拌工程に必要なミルクフォーマーを持っていなかったこと。百均にもミルクフォーマーは売っているけれど、それだと弱いらしく、購入しないとかなあと思いながらさらに調べたところ、ブレンダーでもいけると知り、20年近く使い続けている年季の入ったブラウンのブレンダーで対応することにした。
さらに、できるだけ洗いものを増やしたくなかったため、攪拌工程もマグカップ1つでやりたく、しかしブレンダーを使うにはそこそこ大きいマグカップが必要だったため、昔友人にもらった長野県限定スターバックスマグカップが大抜擢された。その大きさゆえになかなか出番がなかったNAGANO氏は、一躍脚光を浴びて嬉しそうであった。
いざ攪拌。初回は加減がわからず、スイッチを押したとたんフルスロットルで半分以上中身を飛び散らかす大惨事を引き起こしたものの、翌日からは、ウィン、ウィン、ウィンと0.5秒ずつ小刻みにスイッチを押す技を編み出し、無事問題をクリアした。
で。
できあがったバターコーヒーを飲んでみたところ。
‥‥‥いける!!いけるでねえか。全然、普通のクリーミーなコーヒーじゃないの。普通というかむしろ香りのよいミルクコーヒー。今までばかにしていて相済まなかった。
攪拌方法のせいか、ご覧のとおり、いまいちおいしそうな泡が作れていないので、そのへんは改善の余地あり。だけれど、ともかく、バターコーヒーがケッタイなものではなくちゃんとおいしいことがわかったので、この2週間、朝はバターコーヒーとヨーグルトで推移しているしだい。
まあでも、寝返ったといったけれど、基本的にはブラックが好きなので、二刀流です。織田信長も好きだけど徳川家康も好き、という一番調子いいやつです。麒麟がくるは見ていません。
午後はブラックに戻すけど、実験的にしばらくは午前バターコーヒーを続けてみるつもり。まだお砂糖を入れて飲んだことはないけれど、気分でそのうち入れてみよう。チョコレート入れてモカにもしてみよう。
ちなみになぜヨーグルトもセットかというと、これも記事に感化されたからなのね。すみません、わかりやすくて。ただ、ひとつだけ自慢すると、ヨーグルトはお手製である。ふふ。ギリシャヨーグルトパルテノを種菌にしてつくる豆乳ヨーグルト、濃厚で最高なんざます。
今日、キャラがぶれぶれじゃない?、という点については触れないように。
明智とほ
※ この記事はnoteからの移行記事です。
がその後ブラックに返り咲き、以降バターコーヒーには手を出しておりませんので、やはり短い天下でございました。