昨日の日本の島の話から思い出したこと。
少し前、国内のさる地域のガイドブックをメルカリで購入した。すぐに行く予定はないけれど急にむくむくっとどんな紹介されているのか気になったので。メルカリというところがせこいが、そこはスルーしてください。
どちらも知りたい地域のガイドブック2冊で、最新版でないのもあってかメルカリの最低設定価格に毛が生えた程度の金額設定だったので、一も二もなく即購入させていただいた。
ところが、まてどくらせど連絡がこず、発送された形跡もない。私はメルカリでは幸い今までいやな目にあったことはなかったんだけれど(といってもたいして使ってないけれど)、実は直前に取引させていただいたのがめずらしくなかなか発送していただけず連絡もなしという方であったため(最終的に荷物は届いた)少し疑心暗鬼になっていたのもあって、キャンセルが可能になるのを待って、速攻キャンセルを申請させていただいた。
しばらくして、申請は却下されたとの知らせが事務局から届き、ほどなくして、売り主さんから、しばらく開いていなかったので購入済みになっていたのに気づかなかった、どうかもう一度チャンスをくれませんか、と丁重なメッセージが届いた。
チャンスもなにも、自分でも正直せっかちすぎた(汗)と思っていたし、「あらためてよろしくお願いします」と告げたところ、とてもありがたがってくださり、おわびとして粗品と瀬戸の島々のガイドブックをおつけします、という。ガイドブックを購入したので、きっと旅好きだと思ってくださったのだろう。
逆に恐縮してしまったのだけど、ぜひにとおっしゃるし、瀬戸の島々の魅力をいきいきと語られ、この時点で私の中ではもうめちゃよい人確定で、メルカリの購入後のやりとりから少し逸脱しているのだけれどなんだか楽しくなり、瀬戸の島といえば小豆島くらいしか知らなかったのもあって、それでは楽しみにしています、と伝えて発送を待った。
ところが、発送済みの印がついて少ししてまた、重量オーバーで戻ってきてしまった、別の配送方法でいいでしょうか、という、申し訳なさが前面に押し出された確認の連絡が届いた。私も人のことを言えないけど、その方も取引数が少なく、多分配送方法とかあまりご存知なかったんだと思う。そりゃガイドブック2冊にさらに1冊プラスしたら、重量どころか金額もオーバー、元値からしてほぼ赤字確定に決まっている。
逆にこちらの方が申し訳なくなったけど、ここで取り消すのもなんだし、連絡をまめにいただいてるしあわてなくてだいじょうぶですから、とだけ伝えて届くのを待った。
そんな経緯があって、数日後、手元にずっしりとしたA4サイズのガイドブック3冊が届いた。
結果的に一番目を通したのは、つけていただいた瀬戸の島々のガイドブックだった。小豆島だけはオリーブとオリーブオイルの産地ということで知っていたけれど、他にも豊島、直島、女木島、男木島、犬島・・・22もの島があるなんて知らなかった。
正直、つい海外旅を優先させてしまうのもあって、国内はあまり網羅していない。実は四国にも一度も足を踏み入れたことがない。そこからアクセスできる瀬戸の島々。気づけば、岡山や四国の周遊もふくめ、島々に行くフェリーや各島の宿泊施設をネットで調べるなどしていた。
今年の旅については、最終的には各人の判断だと思っているし人は人、ただ自分としては、積ん読解消ソロキャンプかちょっといいホテルで読書おこもりはしようかなくらいは思っているものの、遠出をすることは考えていない。なのですぐに行く旅先ではないけれど、今まで頭になかった旅の候補地がメルカリをきっかけにもらえて、それだけで、売り主さんありがとう、なのでした。
とほ