ニューデリー⇒アーグラーワープ事件 リベンジ編

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インド旅

 

メインバザールのゲートにたどりつく前にニューデリー駅前で捕獲され、数時間後、近郊の町アーグラーで発見されたトホ。
はたしてカベを乗り越え、かの地を再び踏む日はやってくるのか・・・!?

 

ええと。続きです。

ニューデリー⇒アーグラーワープ事件の真相
前記事からの続きです。 ずいぶん時間があいてしまいましたが・・・ 昨年のインド旅で起きたワープ事件とは。 超えられ...

前回の旅ではその後1カ月以上の期間があったのですが、旅程的にデリーは素通りで滞在することがなかったため、ニューデリー駅トラウマを抱えたままの帰国となりました。

そこでインド嫌いになってれば、二度と行く気もなくなってたでしょうし、ある意味めでたしめでたしだったんですが、どこか回路が狂っているのか、インド愛爆発状態で帰ってきてしまったため、次のインド行きはほぼ確定、ゆえに、カベ超えは必須事項となりました。

まあ、インドに入国する道はデリー一つじゃないし、本数は減るけれど、ムンバイ、チェンナイ・・・LCCエアアジアでコルカタから入るなどしてデリーを徹底的に避けるという手もある。デリーを避けなくたって、パハールガンジに泊らなければいいだけのこと。

なんだけど・・・・・・

私、メインバザール、嫌いじゃないんよな。騒がししうざいし、ただの安宿街のある通りといえばそうなんだけど、でも、あの喧騒をもう味わえないのはさびしい。

・・・し、やっぱり負けたまんまじゃなんか悔しい!

というわけで、今回の旅にあたり、入国早々にリベンジイベントを盛り込むことに決めました。

決めましたが、初日3日間の予約を入れたのはカロルバーグというニューデリーからメトロで乗り換えの必要な駅にある宿。あくまでパハールガンジに比べるとですが、高め設定で比較的きれいめなホテルの多いエリア。

やっぱりさ・・・いきなりはちょっと・・・。

息をまず整えて。  ←めちゃめちゃトラウマ残ってる人

出典:ウィキメディア・コモンズ

カロルバーグは、メトロのブルーラインにあり、ニューデリー駅に行くにはRajiv Chowk(コンノートプレイスの最寄り駅)でイエローラインに乗り換える必要があります。

乗り換えなくても本当は、Rajiv Chowk一つ手前の駅Ramakrishna Ashram Margが、メインバザールの反対側の端っこに当たるので、そこで降りてもメインバザールに入ることはできるのですが、

それではやっぱりずっこいというか、
リベンジを果たしたことにはなんね!
やはり正面玄関から挑むべし!

というわけで、いざニューデリー駅へ。

ニューデリーメトロ駅について、改札を出て、「鉄道駅はこっち」というサインの出ている出口に向かいます。

ニューデリーメトロ駅には出口がいくつかあり、前回は最も遠い出口から出ていたこともこの時判明。考えたら、日本だってそうですし、普通は大きな都市の地下鉄はそうだと考えるのが順当・・・汗。

ともかく。

外に出ると右手に懐かしい現場が見えました。早速声をかけてきたオートの運ちゃんらをやりすごし、雨季の水たまりを飛び越え、駅の建物右側の陸橋に向かいます。捕獲者も網もって近寄ってきましたが、これも無視。

陸橋を見上げると、これまた懐かしいNo entryの看板が迎えてくれました。実のところ、No entryは常にそこにあったのです。ラマダン用なんかではなく。

そして看板の前には、こちらのブログにも「もはやあれはコスプレだと思え」との指南がある警官らしき服装の男が立ちはだかっていました。

実際にはNo entryを無視してその陸橋をあがっていくこともできるようなのですが、厳密には正規の方法ではないようですし、その警官が本物にしろコスプレ男にしろ絡まれるのもわずらわしいですので、というか今回は今後ニューデリー駅界隈をすいすいと涼しげな顔で往来できるようになることが目的ですので、正規の渡り方をクリアしたい。

というわけで、陸橋の向こう側にある荷物検査の列へ。

大きな荷物はカロルバーグの高級ホテル(自社比)に置いてきていますので、X検査に通すのは小さいショルダーバッグのみ。

そうして、通過してきた荷物をさっと取りあげ、軽やかな体で眼の前のエスカレーターを上り構内へ。

あとは、

人を交わしながら、

行き先と出発時間を告げるアナウンスをジャジャーンという劇的なサウンドつきで耳にしながら、

目の前を歩いている二人組の警官の背中にふいに鳩のふんが落ちて息をのんだりしながら、

プラットホームと線路の連なりの上に渡る長い通路を、

粛々と渡って行き、

やがて駅の反対側に到達。

右側の階段を下りると、正面に駐車場、その向こうに見覚えのあるようなないような雑踏が見えました。

そちらに向かって歩き出します。


やがて・・・

 

 

メインバザールの入り口に到達。

涙。

やった。あたしやったよ、おかあさん。

 

記念に撮った動画。

右端にうつっている青い忍者が途中勝手に名乗ってきてますが、
彼は捕獲者ではなく単なるコスプレ族の一種と思われます

 

が、もうひとつ、実はクリアすべきカベが残っていました。
それは列車の外国人専用予約窓口までの道のり。
前々回の「列車の予約」記事からひっぱったのは実はこっち。

この場所も、昔予約しに一度来たことがあるものの、その時も旅慣れた人にほいほいついていった系だったため、駅の正面側でない方つまりメインバザール側にあって構内に向かって左手にある階段を2階に上ったところにある、というのは覚えていたものの、やはり心もとなく、この際一切のかべを取りはらっておきたかったのです。

トライして正解でした。

その階段の位置がなかなかにトリッキーで、外から見た時は階段が確認できず素通り。

駅を通り過ぎてしまったので、そのまま何もなかったような顔をして引き返し、チケット売り場などがある駅のホール?に入り、またまた声をかけてきた捕獲者をやり過ごし、プラットホームの入口あたりまで進んで、ようやく左側に通路があるのがわかり、その奥に階段が見えました。

階段をのぼると、

今度こそ記憶にある青色の表示が。

その後は、中で所定の用紙に記入し、滞りなく翌々日のアーグラー行きの列車を予約。晴れてニューデリー駅をあとにしたのでした。

メインバザールの宿には、アーグラー他幾つかの都市をまわって戻ってきた後半に宿泊しました。デリーには、17日のインド旅行中前半3日、中1日、後半4日と滞在したのですが、3度目の旅でようやく、すいすいすいっと涼しげな顔で駅周辺を往来できるようになりました。そうすると不思議なもので、声をかけてくる人も減っていったように思います。自信と貫録が伝わったんでしょうね。

・・・なんて調子のったらまた痛い目見るから今後も気をつけよう。うん。

以上、駅を通過しただけの話をここまでひっぱってすみませんでした。

 

カベクリアを祝ってTadkaでランチ。
後半は、この時隣に座っていたスイス人カップルに
たずねて教えてもらったホテルに泊まりました。