問わず語り

「知っている」感覚

知っている、という感覚がある。はいはい、たわごとね、と聞いてもらえればいいのだけど、昔から、この世の真理みたいなことに対...
物語/本語り

ドッグイヤーとしおり。

読書好きを称しておいてドッグイヤーを折る行為は、どれくらい許されるものなのだろう。ドッグイヤーを折る人である。折る人であ...
言葉/言語語り

やおらとやにわにで揺れている。

人気の揺れるシリーズ。特に人気ではない。恥ずかしながら、本当に恥ずかしながら打ち明けるが、言葉について、いまだに意味をま...
問わず語り

文房具屋のにおいと消しゴムと。

仕事で筆記のための道具について翻訳していて、ふと、文房具という日本語はなんて魅惑的な響きなのだろう、とあらためて思った。...
問わず語り

当たりのレジ。

スーパーのレジには当たりが存在する。つまり、そう、ほかより早く進むレジのことではない。そういう競争的なやつではない。無関...
創作

[再録] 花

💐美しい乳房の先に花の咲いている女がいて、右の乳房には青い花が、左の乳房には白い花が、それぞれ常に咲いている。美しい女の...
創作

[再録] 泣くおじさん

✉️そのおじさんの泣き方は見事にみっともなかった。何があったというのだろう。道端で。顔も覆わず。過ぎ行く人々の間に力なく...
創作

[再録] 信天翁の話

⚓️ぼくはかれこれもう千回は、飛び立つ練習を繰り返していた。それなのに翼は一向にしなやかに動く気配をみせない。ごつごつと...
創作

[再録] 白い船

🚢靴箱の上から白い船が落ちてきて僕に乗船しろという。まだ靴もはいてないし誰にもさよならを云ってないしと、しぶっていると白...
問わず語り

子どもの頃に持っていた特殊能力のこと。

子供の頃の秘密は、だれでもひとつやふたつ持っているのではないだろうか。このことは話そうかずいぶん迷った。でも今日は勇気を...
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました