旅後生活実験その2:お米を鍋で炊く。

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旅語り

 

昨日書いたテレビなし生活以外にも、旅後にゲーム感覚で始めたいくつかの生活実験があった。

テレビを見なくなったことによる弊害。
前々回の記事↓でテレビを見なくなって久しいと書いたけれど、そのとおり、テレビのある生活にさようならしてそろそろ10年...

 

その1つがお米を鍋で炊くこと。なので今でも炊飯器は持ってない。お鍋でせっせと炊いては残りは冷凍する日々。ねんのため、ミニマリストではありません。もの、そこそこ多い人です。

そこはおいといて、自炊も要する旅をする中で、お鍋でごはん炊けるやん!そこそこおいしく炊けるやん!を知ったのは、ちょっとしたカルチャーショックだった。

海外でもスーパーでお米が手に入る国は多く、特にヨーロッパなどは種類も多い。日本米に近い形状のお米が売っていたり、都会では一応、日本の銘柄のお米が売っていたりする。とはいえ、日本のお米のような粘り気のあるお米ではない。特に(少なくともその頃は)旅人が買える少量パックの中で見つけるのは難しかった。

それでも、パリに3ヵ月住んでいた時には、アジア食品の多いスーパーに行って、ささにしきだったかこしひかりだったか忘れたけれど日本っぺい名前が書いてあるお米を買ってはせっせと炊いていた。普通に日本食らしいものを作って食べて生活してた。今思い出したけど、あの3ヵ月でお米を鍋で炊く生活が定着したのかもしれないなあ。

と、ここまで書いておきながら、お米に限らず、わたくしとくに旅中に日本食が恋しくなるタイプでもありません。辛すぎるのはだめだけど、それ以外はわりとなんでも食べるし。パン大好きだし。パリでも日々バゲットうっはー♡ラブ♡だったし。

ともかく、長めの期間旅をしていても、とくに1~2ヵ月くらいなら日本食なしで問題ない。

なかったのだけど。昨年2019年秋のインド、パキスタン、インドネシア旅の時はまいった。めずらしく胃が弱ってなかなか復活せず、旅の終わり頃には、最終地であったロンボク島の海に向かって「はーーーーーくーーーーーまーーーーーーーいーーーーー!!」と叫びたくなるほどには、日本のお米に飢えていた。ついでに日本のパンにも飢えていた。

口が荒れるのわかっていて、海辺で売っていたごろんと大きなマンゴーを、迷ったあげく買って、むしゃぶりつくように食べて、めちゃめちゃおいしかったけどその後見事唇が荒れた。ともかくさっぱりしたものが食べたかった。おにぎりとかでよかった。でもないのはしょうがない。あと数日のがまん。

ただ、最後の夜、ちょっとよいレストランで食事をすることにした。よいものを少しだけ、と。でも胃がサラダしか受付なさそうで、結局迷ったあげくシーザーズサラダを頼んだ。

待っている間、ふとメニューの後ろをみると、そのレストランはホテル併設のレストランだったのだけど、ホテル自家製食パンはいかが?と書かれてあり、おいしそうなパンの画像があった。あと1日しかないけれど・・・と迷ったあげく、まだあるか尋ねると、時間がかかりますがいいですか、と言われ承諾。期待値マックスとなりながら待ち、最後、うやうやしく包装されたパンの包みを受け取った。

で、食べてみた。ら、給食で出てくる大はずれぱさぱさパンのレベルだった。思わず心のちゃぶだいをひっくりかえした。しょうがない、ここはインドネシアの小さな島ロンボク、日本クオリティを期待するのが間違い、わかってる、わかってるけどさあああ(涙。

そんなこんなで、日本の食への郷愁マックス状態で帰国、早朝羽田に着いて自宅に帰る途中でコンビニに立ち寄り、おにぎりとたくわんとおみそしるなどをめいっぱい買い込んだ。開店してすぐのパン屋でもふわっふわの食パンを買いこんだ。

で、帰って即効食べた。コンビニでこれだけおいしいってどういうことなん、と思いながら食べた。たくわんもレトルト味噌汁も何もかもがおいしかった。パンはとろけるようだった。本来パンの国じゃないのに自分のものにしている日本。なんなの日本。すごくない?日本。←帰国後マジック。

話がそれてきてますか?きてますね。

 

鍋でお米を炊く話に戻ります。

今も毎日お米を食べるわけではないけれど、お鍋で炊いて炊きたてを一膳食べ、残りを冷凍庫に保存し、ストックがなくなったらまた炊く、を繰り返している。おこげの部分はだいたい雑炊やリゾットにする。

玄米の歯応えも好き。なので玄米と白米1:1が多い。実家から精米したての白米が送られてきた時は白米のみを何回か楽しむ。だいたい一度に3合分炊く。玄米を混ぜる時は、玄米は1時間前に水につけておく。そのあとで白米をといだものとまぜ、水を同じ分量+α(古米の時は多め※)入れて、沸騰するまで煮立て、煮立ったあとは弱火で22~25分。で、蒸らす。

これで正しいかはともかく、だいたいこれで定着している。もっとおいしくなる方法もあるのだろうけど私はこれで満足している。赤ルクルーゼをごはん専用にしていて、それだけで、ふふ、と軽く自己満足の楽しさがある。なにより待っている時間が楽しい。

吹きこぼして「あ~~!」となることもよくあるけれど。

とほ

マンゴーで口が荒れる話はこちら↓

テレビを見なくなったことによる弊害。
前々回の記事↓でテレビを見なくなって久しいと書いたけれど、そのとおり、テレビのある生活にさようならしてそろそろ10年...

※水の分量のプラスアルファ分、「新米の時は多め」と書いてましたが逆、古米の時が多めです、訂正しました。失礼しました。