旅と猫。

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問わず語り

猫がいない生活になってそろそろ4年になる。

慣れたといえば慣れた。それに、ある時から旅はやめられない、と悟ったので、というか、旅をする人生でいく、と決めてしまったので、最後の子を看取ったあとは飼わないことに決めた。だから慣れるもなにも、いない生活は自分で選んでいる。ので問題はない。のだけれど。

ツイッターは、私はだいたい映画と旅というくくりでフォローさせていただいており、特に猫関連で選んでフォローはしていないのだけれど、タイムラインには絶えず猫が流れてくる。それも下手したら日に何度も。困ったことにどの猫もおしなべてかわいい。かわいすぎる。しかし右手があらゆる猫にいいねを押そうとするのを左手がとめる。

左手「きみ、ここは映画と旅の場と決めたのだろ。」
右手「でも最近、全然関係ない話もしているし‥‥‥。」
左手「それ理由になってない。」
右手「‥‥‥猫くらいいいでしょけち!」
左手「だめ、一度許したら際限なくなるから。」

自粛期間中のツイッターはとくに猫天国‥‥‥いや地獄だった。非常に困っていた。困るなあもう‥‥‥とにこにこしながら困っていた。

旅やめますか、猫やめますか、はたびたび私の中であがる議題だ。

上記したように旅をする身、それも今後長期海外滞在を考えていたりいなかったりする身ゆえ、猫は飼わないと決めてはいるのだけど。

実際猫を飼っていても旅は可能だ。私も飼っている間は、実家に預けたり友人に家に住んでもらって猫ごと面倒をみてもらうなどしていた。預ける人がいなくても短い期間であれば、ホテルやペットシッターさんに頼むなどの方法もあるだろう。ただ、私の場合は、どうしても期間が1~2ヵ月になるし、今までは利用したことはなかった。

ちなみに長期でも利用している人はいるだろうし、それぞれの事情があるだろう。私は最後の子を看取ったあとに、いろいろ思うところがあり、長期旅をするなら飼わないと決めたというだけだ。

それでも。

コロナ禍になり今後の計画については一旦すべて据え置きになった。旅をしない生活はまだ想定していない。でも、この国外に出ない状況がいつまで続くかわからない中では、旅に一生出られないとなったらうちにお招きしちゃうんだけどな、という心の声も聞こえだすわけで。猫はもう一生飼わないつもり?いいのかい?きみは?それで?ん?という脳内部長の尋問もはじまりだしたりするわけで。

私は現在、非常に困っている。

いや、飼わないよ?飼わないんだけど。

脳内部長「じゃあ、きみ、飼う予定もないのに毎月積み立てているそのお金はなんのため?」

すべての猫よさちあれ。

とほ