積ん読解消ソロキャンプに来ています。

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キャンプ

そんなわけでソロキャンプにきて三日になる。

私のソロキャンプには「積ん読解消」という名目があるため必ず本を読むことになる。始めたのは2年前だけど、年にいくらも行かないし、今年は初めて、というわけで今回でまだ5回目。

積ん読解消ソロキャンプ。
読みたい本が山積みだ。芋づるをひっぱる手が止まらない。積ん読もくずしていきたい。 2年ほど前からソロキャンプにはまり...

 

今回選んだのはアラヴィンド・アディガ著の『グローバリズム出づる処の殺人者より』。積ん読期間は一年くらいか。ぼちぼちの熟成期間。むしろ私の積読界では新米の方かも。

3日目の今日は午後におでかけしたり温泉入ったり何かとやることがあり、つまり今日のお昼までの時点で読んだのは3分の2あたりまで。明日チェックアウトだし、おしまいまで読まずに持ち帰ることになりそう※。

持ってきた紙の本はこの一冊のみで、日中はこの本の読書にあて、夜用に暗いところでも読めるKindle paper whiteを予備として持ってきていた。けど、これも余裕で読まずに終わりそう。

その本、グローバリズム出づる処の殺人者より(タイトル長)、全部読んでないので全体の感想ではないけれど、今のところおもしろい。急成長期のインド、主にバンガロールとデリーを舞台に、カーストを含めがっつりインド特有の背景を織り交ぜながら語られていくので、インドに興味のある人は総じて読みがいあるんじゃないかという気がする。

設定的にはインド版『日の名残り』のような、と言ってみたけど、主人と仕える者という設定が、というだけであり、当然ながら全然違うだろう。はず。下位カーストの者が成り上がっていく過程で、あらかじめあかされた殺人がどのように起きていくのか、告白形式の語り口としても読み応えある。著者はこの初めての小説でブッカー賞を取ったそう。だからというわけでもないけど、じくじくじわじわ読み進めていける良い本のようです、私にとっては。

インド関係なしに小説として読み応えある(ありそうだ)けど、インドの作家だから手にした、というのはちょっとある。私の生涯ベスト10に入る中にアルンダティ・ロイの『小さきものたちの神』という小説があり、この本を読んだのがきっかけとなってインド出身の作家の本を他にないか探し出したうちの一つだった。今のところ、インド出身ではあるけれど海外で教育を受け海外生活が長い作家の本ばかりだけど、外からの視点も入った現代インドの物語を読めるというのが興味深くもあり。

は、記事を書くのにこんな時間まで費やしてしまった! というわけで、もう寝ます。明日早起きして続きを読みます。今日は初日ほど寒くない。よかった。そういうわけでおやすみなさい。

とほ

※翌日のチェックアウトまでに無事読み終わりました。