が、次に進む前に、懺悔しなければならないことがあります。
できることなら知らん顔してしれっと次にうつりたかった…。
しかしそれはできません。
なぜなら巡る動悸に関係しているから。
動悸を話せば必然的に裏切りがばれてしまうことになります。
いえわかっています、わたしの裏切りを知ってもあの人はきっと眉ひとつ動かさないでしょう。それでもわたしは、わたしは…いや、御託はいい。深く頭をたれ懺悔するのです、わたしよ。
すー、はー。行きます。
クリスチャン・ベールさん、ごめんなさい。
わたし…他に好きな俳優さんができてしまいました。
インド方面で。><!!
今なにか、サンタモニカあたりからハスキーな声が届いた気がしますが、
いやちょっと待てわたし。
懺悔する必要はないぞ。ない。
だってまだファンだもの。
黒歴史本流のトップは譲られてないもの。
それはまあ…当初の熱は落ち着き、盟友へのそれと化してはきたけれども、今後も出る映画の選択ににやりとしたり、役に完全埋没してしまう姿を楽しみに
いそいそと劇場に足を運ぶ習慣をやめることはない
し、ほら、落ちたとかいうよりはお気に入りというかアガペーというか(?)だから心配しなくていいよっていうかお気に入りの俳優さんがいるというのは映画鑑賞をロケ地巡りを盛り上げてくれる要素のひとつでもあり別段無理やりみつける気はなかったのだけどインド映画という新たな林に踏み入ってそうそう目にとまっちゃったんだものしょうがないよねー。 ←早口
どうでもいいよ~。うん、どうでもいい~。
という声がPC画面の向こうからも聞こえてきた気がするのでこの辺で御託はきりあげるとして、そういうわけで、インド残りのロケ地巡りはその俳優さんの映画が軸です。
それでは次回から
で、だれなんだって?
失礼しました。この俳優さんです。
「濃!」
「濃いね」
「濃い濃い」
友人に画像をみせるたびに、一様に上記のような反応が返ってくるのですが、
そ、そうかな? 濃いかな? ←ボリウッド眼が発達したのかすでに麻痺している模様。
アルジュン・カプールという俳優さんです。
今までの記事でもそこはかとなくYoutubeや出演作の話を出したりしていたのですが、はっはーん、とあごをなでていた人がいるのかどうか、知名度的にはどれくらいなんでしょうか、
インド映画に興味がない方には「だれそれ?」であろうことは間違いないのですが、昨年と今年の映画祭IFFJ上映作品にも出ていましたし、インド映画になじみのある方はきっと普通にご存知のはず、
とはいえ、キングオブボリウッドことシャールク・カーンを含むカーン御三方や、大御所のあの人やこの人と比べると、おそらくまだまだ若手の位置、また微妙なところを…といわれそうな気も満々。
がしかし、自分の歴代好みから外れていることはよくわかる。
なんだろう、おかしい、わたし、三白眼の人いいと思ったこと、ないはずなんだけど。
クリスチャンともまったく違うタイプであると思います。共通点といえば伸縮自在ということでしょうか。
といっても、こちらの伸縮は役作りとばかりもいえないようなのと(汗)、最近の映画や記事をみる限り伸方向から戻ってないようです(さらに汗)。まあ、比較は無意味なのでこの辺にして。
現時点の出演作。
『Ishaqzaade』(2012)
『Aurangzeb』 (2013)
『Gunday』 (2014 )
『2 States』 (2014)
『ファニーを探して(Finding Fanny)』 (2014)
『Tevar』 (2015)
『キ&カ ~彼女と彼~(Ki&Ka)』 (2016)
今のところ7作品。日本公開作品は邦題と原題を併記してます。他は個人輸入で取り寄せて英語サブタイトルでの鑑賞。わりとみっちりどの映画も好きだったんですけど、特に好きなのは『Ishaqzaade』と『2 States』でしょうか。イシャクザーデは音楽も好きで一時期ヘビロテしてました。
はまるきっかけとなったのは『ファニーを探して』。好きな女に好きといえないわ、都会に負けて帰ってくるわ、皆には振り回されるわ、終始困ったり怒ったりしてるダメやさ男なんですけど、そのダメ困った風貌と役どころが妙にはまってしまい。
それで他も観始めたのですが、あまり頭がよくなさそうな(コラ)血の気の多い役が続いたので、悪ガキ単細胞系の位置づけなのかしらん、と思っていたら
2つの州の文化や結婚の習慣の違いに悩む大学生を好演していたりもして、やっぱりこの俳優さん、間口広いかも、となり、現在目下フォロー中というわけです。
次回作も幾つか控えているようですし、当面は安定して追っていられそうかな。
と、いつものように前口上が長くなりましたが、そういうわけで、今回ロケ地で巡ったのはデリーで撮られた『キ&カ』と『2 states』、アーグラを中心とした『TEVAR』の3本。
巡ったといっても、見つけられなかった場所もあったりしてあまり数は行けてないのですがそこはそれ、まずは次回、今年のIFFJ上映作品、『キ&カ』から始めたいと思います。
PS. あ、以後再び略号に戻します。アルジュンはAKで。