タイトル意味わからん、という空耳はスルーしまして。
北海道ゴールデンカムイ巡り9日間の旅。
函館編に続きまして、旅程通りに更新すると6日目は小樽なんですが、札幌編を先に更新させていただきます。
全旅程はこちら↓
前編と後編にわけて、まずは開拓の村から。杉元たちが目指すのが金塊の在り処だとしたら、そう、あの、ゴールデンカムイファンにとってはまさにお宝舞台ざっくざっく、何はともあれまずは行っとけな地。
※目次の建物名横のハートマークは、独断によるテンション上がり度です。
野外博物館 開拓の村
開村時間:5月〜9月 9:00〜17:00、10月〜4月 9:00〜16:30
開村日:5月〜9月 無休、10月〜4月 月曜休村(祝日・振替休日の場合は翌日)、12/29〜1/3 休村 ※さっぽろ雪まつり中は月曜日開村
入村料:一般800円 (北海道博物館との共通入場券は一般1200円)
私の行き方:「大通」駅から地下鉄東西線で「新さっぽろ」駅下車(約20分)→ 新札幌バスターミナル北レーン10番乗り場よりJR北海道バス 「開拓の村」行き終点下車(約20分)
出入口にもなっている「旧札幌停車場」で入場券を購入し、各種情報を入手。
エリアマップは受付でももらえますが、この漫画/アニメの舞台として行かれる方はぜひともサイトから事前の取得&プリントアウトをおすすめします。なんせ開拓の村、とにかく広い。建物の数、非常に多い。私のようにあとで「ああ、あそこもここもそこも取りこぼしてるうう」と涙目にならないためにも、マップ上の各建物に場面をメモしておくと、わかりやすいです。
とはいえ、受付けには、作中どの場面でどの建物が使われたかの丁寧な解説ボードが置かれてあります。
わたくし、好きな場面やはずしたくない場面は事前にスマホにメモしていたものの、全体的に下調べはかなりゆるめであり、この解説ボードには大変助けられました。あれがなかったら、もっと大量の取りこぼしが発生していたでしょう。
まあ取りこぼしたからとて十分堪能できる場所ではありますし、逆に事前情報ゼロで回って自力で「あ、ここは、もしやあの場面の場所では!?」と推測する楽しみ方も…と自分で書きながら、あ、それやってみたかったかも、ってなった今、ですがまあ私の頭では思い出せる量も微々たるものだったでしょうし、あとで読み直すたびにハンカチを噛む羽目になる可能性大だったろうので、やはり大変大変助かりました。
そういうわけで、ボードを見ながらエリアマップ上に各場面をメモメモして、いざ巡回開始。
(この先ネタバレしています。)
旧札幌停車場
尾形の親孝行芸(240話『菊田特務曹長』)、ソフィア暴走列車で函館参戦(283話『神の刺青』)他の背景で出てきました。
旧浦和支庁庁舎💛
家永カノ登場回、札幌世界ホテル(50、51話『殺人ホテルだよ全員集合!!』)。
「外国かぶれの主人が建てたホテルでして」
話変わってこちらは赤毛のヒグマ回、日高にあるエディー・ダン家の応接間(63話『モンスター』他)。
手宮駅長官舎
外観は馬吉一味の警察署長の分署(55話『鰊七十郎』)。
旧開拓使爾志通洋造家
エディー・ダンの家の外観(63話『モンスター』他)。
旧福士家住宅💛💛
土方一派の隠れ家内部。70話『アムール川から来た男』他、多数登場。
のら尾形が戻ってきてかりかりしている火鉢もあり(222話『刺青人皮』)。
土方長椅子、そのまんま!←テンション瀑上がり
金カムのかわいい担当、門倉とキラウㇱがじゃれあっている部屋(222話『刺青人皮』)。
話変わってこちらは第七師団が暖を取りながら、谷垣の昔話に耳を傾けている場面(76話「カネ餅」)。
旧松橋家住宅💛
鶴見中尉による杉元の頬串団子化(16話『死神』)や谷垣の「カネ餅」昔語り(75話『阿仁根っ子』)など、作中幾度となく登場する第七師団の部屋。
旧有島家住宅
鶴見の家の前。有坂閣下登場回(94話『機能美』)。
旧北海中学校
宇佐美時重上等兵、14歳の時の話。時重少年と智春少年が通っていた学校(226話『聖地』)。ゴールデンカムイの中でも指折りのガクブル回。
話変わって、こちらは江渡貝くぅぅん空耳アワーのテーブル(71話『職人の鑑』&72話『江渡貝くん』)。
旧土谷家はねだし
樺太・大泊湊でアシㇼパさんが杉元の傷を気遣いながら逃げる場面(213話『樺太脱出』)
旧青山家漁家住宅💛💛
外観は、漁師たちが寝泊まりする施設としてニシン番屋が初めて紹介されるくだりで登場(37話『初春』)。
内部は日泥家ニシン番屋、親子会議(57話『水泡』)、からの妻殺し(59話『雪原の用心棒』)の現場として。
さらに、さかのぼりますが、辺見和雄がヤン衆として潜伏していたニシン番屋(37話『初春』)としても。
まだあります。話変わって尾形の回想シーン、花沢幸次郎最期の部屋(103話『あんこう鍋』)。
旧青山家漁家(廊下)
樺太・大泊港で鶴見中尉率いる第七師団から杉元&アシㇼパさんが逃げる場面(212話『怒り毛』)。
旧秋山家漁家住宅
外観は、土方が仲間にひきいれようとして決裂した渋川善次郎と手下のアジト(21話『亡霊』)。
話変わって内部は尾形の実家、「あんこう鍋」の場面で登場(103話『あんこう鍋』)。
さらに話変わって、杉元の実家(236話『王様』)としても。
旧龍雲寺💛
土方一行が鶴見の追手を警戒して小樽から移ってきた、札幌のはずれにある別の隠れ家(223話『二階堂 元気になる』他)。
白鳥鍋からの白髪&はげトーク合宿(223話『二階堂 元気になる』)。杉元たちも加わって枕投げ合宿(247話『決まり事』)。両回とも永倉新八がよい。
旧浦河公会会堂💛💛
タイトル回収、そして暗号を解く鍵がアシリパから鶴見に渡った重要回
の教会内部として(271話『まだら模様の金貨』他、264話以降でずっぱり)。
また、
話変わって、刺青囚人のひとり、関谷の回想に出てきた教会の外観
および内部としても(175話『繭』)。
旧山本消防組番屋
尾形がアシリパ狙撃に使った火の見櫓(246話『アイヌの偶像』)。
旧ソーケシュオマベツ駅逓所💛
夏太郎が土方一行に追いついた駅逓所(117話『網走へ』)。
家永カノによる夏太郎つるし厩舎。
話変わって、苫小牧競技場でキロランケが代わりの騎手に勧誘される厩舎としても(61話『蝦夷地ダービー』)。
さらに話変わって土方歳三、日泥組の手下に向かって銃ぶっぱなしの場面(56話『松前藩』)。
旧納内屯田兵屋
アシㇼパ&レタラ、杉元の靴下の匂いを頼りに杉元の居場所をつきとめるはずがなぜか白石発見、の場面(17話『追跡者』)。
旧樋口家農家住宅💛💛
ラッコ鍋!ラッコ鍋!ラッコ鍋!
釧路、バッタ襲来により番屋に逃げ込む(115話『蝗害』)
からのラッコ鍋(115話&116話『青い目』)
からの相撲大会(116話)。
現場からは以上です。←平静をよそおっている
旧小川家酪農畜舎
エディー・ダンの牧場遠景(63話『モンスター』)。
旧菊田家農家住宅💛
赤毛のヒグマ回。ある日、タコ坊主もとい白石とキロランケが逃げ入った家(65話『不死身の赤毛』以降数話)に
親分と姫がおりまして。そこに杉元とアシㇼパさんも逃げ込んで来まして。
キロランケ、苫小牧競馬場でいかさまを持ちかけてきた二人の首を発見。
丁半現場。そうこうするうちにヒグマが襲ってきまして、さあどうなる。
旧山本理髪店💛💛
55話を皮切りに何度も登場。理髪店の前でどんぱち。
土方さんと尾形(55話『鰊七十郎』)。
尾形。尾形。尾形。
旧島歌郵便局
谷垣が電報を受け取る郵便局(102話『稲妻強盗と蝮のお銀』)。
話変わって、夏太郎が尾行してきた兵士の電報送付を阻止する場面でも(118話『尻ぬぐい』)。
旧武岡商店
樺太編、日用品買い出し中に狙撃されるの場面(201話『あばよロシア』)。
旧開拓使工業局庁舎
有古イポㇷ゚テ作のマキリが飾られている郷土資料館として(273話『鶴見劇場』)。しかしそれはまた別のお話。
旧近藤医院💛
杉元(138話『喪失』)、二階堂(148話『ルーツ』)らが治療を受けた網走近郊の病院の外観。インカラマッを探して谷垣うろうろの場面でも(229話『完璧な母』)。
牛山に助けられた家永カノが治療を受けている病院(55話『鰊七十郎』)、
有古が運び込まれた阿部醫院として(273話『鶴見劇場』)。
話変わって江渡貝くぅんの作業場としても(71話『職人の鑑』)。
旧広瀬写真館💛
北見の写真館、みんなで記念撮影(124話『思い出の写真』)。
のちのち役立つ?谷垣ブロマイド。
旧札幌農学校寄宿舎💛💛
第七師団司令部の建物として。
鯉登少尉初登場回。偽犬堂典獄vs鯉登の薩摩弁対決場面(97話『第七師団潜入大作戦!!』&98話『薩摩隼人』)。
音之進バルチョーナク回想回、尾形と目バチバチ階段(200話『月寒あんぱんのひと』)、また、
尾形の花沢勇作回想場面(103話『あんこう鍋』)としても。
淀川中佐の部屋。
旧小樽新聞社
遊郭仲間(?)、白石と石川啄木の会話に出てくる新聞社(124話『思い出の写真』)。啄木、土方さんを歳三呼ばわり。
旧武井商店酒造部
茨戸抗争回、久寿田馬吉の旅館の外観(55話『鰊七十郎』)。
頭巾ちゃん対杉元の場面、件の階段がかろうじて撮れていたのでのせておきます(202話『狙撃手の悪夢』)。
追記:34話『接触』でも土方が誰かと「どうだ?」「通じたぜ旦那!!」と会話する場面で、この階段が出てくるのを発見したのでメモしとく。どこに通じたのかといえば…舞台巡り小樽編へgo!
旧三〼河本そば屋💛
杉元、にしん蕎麦に「こいつはヒンナだぜ」、からの二階堂兄弟登場(15話『におい』他)。
追記:このあとの流れも…舞台巡り小樽編へgo!←自分で書いてて若干うざい
旧来正旅館
月形の旅館。白石、杉元に恐怖して逃亡の場面(90話『芸術家』)。ほか、
おまけ 馬車鉄道
函館、音之進誘拐事件のところで一瞬出てきます(199話『坂の上のロシア領事館』)。パパの三輪バイクがシャカシャカ状態になった原因。
*
以上。午前中に行って4時間くらいいたでしょうか。達成感はかなりあったと記憶しているのですが、人というのは欲張りな生き物、記事を書くにあたり今回、登場する場所に気をつけながら漫画をもう一周して、場面と使われた土地や建物を紐づけするなどの作業をするにつけ、取りこぼした落ち穂の中にきらりと光る金の粒を発見しては悶絶し、あの金を拾いにまた北海道に行かなくては、となっております。こうして人は舞台巡りにはまっていくのである。
最後は、ニシン蕎麦で〆。
最後は出入口付近にある開拓の村食堂で、ニシン蕎麦をいただきました。やはり食べておきませんと。
麵の太さに驚きましたが、おいしかったです。寒い場所では濃い色の汁がことさらにおいしく感じますね。それにあたたまりました。
前日に行った小樽でもゴールデンカムイ関連某所でニシン蕎麦を食べられる場所があったのですが、時間がなく断念。でも「現場」を見た記憶も新しい中で食べられたので、むしろこっちでよかった。
記事を書くにあたり、確認のため参考にさせていただいたブログ☟
ありがとうございました。
7~9日目の旅程↓
旅程 | 移動 | 訪問した金カム関連地 |
7日目 札幌 | 札幌市内&近郊(地下鉄&バス) |
北海道 開拓の村(全員集合!)
サッポロファクトリー(房太郎!) サッポロビール博物館(門倉!) |
8日目 札幌 | 札幌市内&近郊(地下鉄&バス) |
時計台
日本基督教札幌教会(月島!)
アイヌ文化交流センター(アシリパさん!) ※アイヌ文化を知る場所として |
9日目 札幌 | 新千歳空港→Out |
全行程はこちら↓