ゴールデンカムイ巡り⑥始まりの地小樽で終わりの◯◯を見る。

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舞台/ロケ地-日本

小樽編続きです。

ゴールデンカムイ巡り⑤小樽市鰊御殿で刺青囚人の”恋物語”を辿る。
北海道ゴールデンカムイ巡り9日間の旅。 ゴールデンカムイの舞台巡り最終章。物語の始まりの土地が、私の旅レポ最終地。...

 

にしん御殿 小樽貴賓館を訪問したあと、最寄りのバス停「祝津3丁目」から小樽駅方面のバスに乗り、次に向かったのは、地獄行き暴走列車が展示されている場所。

(この先ネタバレしています)

 

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小樽市総合博物館 本館

地獄行きだなんて不穏な紹介をしてしまいましたが、いわずもがな物語の中の話でして。

小樽市総合博物館 本館 ウェブサイト
開館時間:9:30-17:00
休館日:火曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29~1/3
入館料:一般400円(冬季300円)
運河館との二日間有効の共通入館料:一般 500円
※高校生他の入館料はサイトをご確認ください

JR小樽駅からの行き方:中央バス⑩「おたる水族館」行きバスに乗り「総合博物館」下車。徒歩1分。
私の行き方ニシン御殿小樽貴賓館訪問後「祝津3丁目」から⑩おたる水族館線「本局前」行きバスに乗り「総合博物館」下車。徒歩1分。(⑪祝津線「小樽駅前」行きの場合は「手宮」で下車。徒歩2分)

 

 

暴走列車 地獄行きだぜ(302話『車内暴力』)。

ゴールデンカムイの最終舞台となる暴走列車のモデルになっているのが、小樽市総合博物館に展示されている蒸気機関車「しづか号」。

 

蒸気機関車が出てくるのは作中2回あり、1回目は札幌停車場から函館駅までの区間。

アイヌが大昔に集めた金塊を最初に隠した場所…
そこへ向かって移動しながら暗号を解く!

274話『こだわり』

移動時間12時間を使って暗号を解く、そのために刺青人皮を広げる場所をさがして一等車へ。その車両として使われたのが「い1」客車。

一車両目にある設定のこの一等車、274話以降もちょいちょい登場しています。

 

そして機関車が登場する2回目は、一行が五稜郭から馬で逃げている間に函館行き汽車をみつけ、飛び乗るとそこには第七師団が…の300話『再延長戦』。そこから最終話までは出ずっぱり。

そう、”再延長戦”なんですよね。つまり、五稜郭が最終決戦の地は地なんだけれど、最最終決戦場はこの列車の中。

 

 

ゴールデンカムイの物語は、小樽で始まり函館で閉じるわけですが。

その始まりの地小樽で、終わりの地函館を爆走する列車(のモデル)を見学できるというのは、舞台巡り的に盛り上がりポイントだったり。←勝手に盛り上がっているだけ。

この連結部分もたびたび登場していました。

力尽きて銃も持てない月島に上から手を差し伸べる鶴見、その手をつかもうとする月島、それを差し止め、もうこの男を開放してやってほしいと鶴見に懇願する鯉登のくだり、とても胸にくる場面です。

 

列車に乗り込む前、札幌停車場で解読のため刺青人皮を線路に広げるシーンがありましたね。というのは撮った線路を載せたいためだけの言及。

ちなみにこの線路は旧国鉄手宮線跡地。

小樽市総合博物館本館を出たあと、舞台密集ポイントの小樽運河方向へは、この旧国鉄手宮線跡に沿って歩いていきました。

旧日本郵船小樽支店

というのは、その経路にも金カム拠点があったから。
しかしからぶり。修復工事中でした。涙。
ま、まあでもこれは、1巻3話の小樽の風景として旧日本郵船小樽支店が使われているらしいとのよそさまからの情報により、小樽に来たからには行っておきましょう的に組み込んだだけなのでー、思い入れも他の場所に比べれはそれほどではなかったのでー、全然平気。うん。
そんなすっぱいブドウは道端に捨て置くとしまして、次の場所へ向かいましょう。

 

菓匠 小樽新倉屋 花園本店

 

16話『死神』で登場する、鶴見が杉元にふるまう「小樽の花園公園名物の串団子」が実際に食べられる、小樽新倉屋 花園本店。

私そういえば、この小樽ゴールデンカムイ巡りの日、お昼は何食べたんだっけ。時間なくて食べてないんじゃないかな。このお団子がそれは沁みて「唾液腺が弾けそう」になったのだけは覚えています。

 

大正硝子館 本店(旧名取高三郎商店)

お次は、場面的には杉元串団子化の前、

二階堂兄弟がにしん蕎麦屋でヒンナヒンナしていた杉元をぼこぼこにしているところに、鶴見中尉が空にピストルを一発放ってストップかける場面(16話『死神』)。その背後にある建物がこの旧名取高三郎商店。

現在は、大正硝子館の本館として使われています。

大正硝子館本店
営業時間:9:00~17:00
定休日:無休
大正硝子館 |小樽体験 | 小樽硝子 |小樽市 運河のすぐそば
明治・大正時代の趣きと小樽硝子。小樽だから体験できるゆっくりとした時間をお楽しみいただけます。硝子に託した夢めぐり。大正硝子館の硝子製作体験では最高の思い出とお造りいただいたガラスをお持ち帰りいただけます。〒047-0031 北海道小樽市色内1-1-8

余談ですが、サイトを拝見したら「シマエナガの作り方」の動画があって、できあがりがかわいくて笑っちゃった。かわいいよねえ、シマエナガ。杉元…笑&泣。

小樽浪漫館(旧百十三銀行小樽支店)

お次は隣の建物。雰囲気あるレトロな洋館の浪漫館。

土方の銀行強盗の場面で出てきました(34話『接触』)。

土方ロミオと鶴見ジュリエットが視線をばちばち交し合い、愛…ではなくてかたや取り返した刀でマウントを取り、かたや銃をぶっ放す窓。

小樽浪漫館
営業時間:9:30~17:30
定休日:無休
https://www.tanzawa-net.co.jp/shop/02.html

北海道ははるか昔に一度来たことがあるだけだったのですが、運河周辺、とくにこの浪漫館はよく覚えていました。

お隣同士の大正硝子館本店と小樽浪漫館。

 

運河プラザ/小樽市総合博物館運河館(旧小樽倉庫)

30話『言い伝え』。実際の金塊の量について語られる中で、鶴見中尉の背景に描かれているのが旧小樽倉庫、現在の運河プラザと小樽市総合博物館運河館の並び。

小樽市総合博物館本館で購入していた共通入場券を使って、運河館にも入ってみますと、

とっても見覚えのある衣装が展示されていました。

小樽市総合博物館 運河館
開館時間:9:30-17:00(本館・運河館とも)
休館日:年末年始(12/29~1/3)を除き、無休
入館料:一般 300円
運河館との二日間有効の共通入館料:一般 500円
※高校生他の入館料はサイトをご確認ください

 

ここが鶴見中尉なのはとても納得。

 

今回の舞台巡りでは、モデルに使われた場所や建物探訪の他に博物館関連もしっかりめに組み込むようにしていたのですが、この漫画は、読んでいるうちにアイヌ文化、北海道自体、当時の歴史的背景、とさまざまに興味を持っていかれる仕様になっているため、そうそういった知りたい欲が舞台巡りによりさらに募ったところで頃合いよく満たされていったのでよかったです。が逆にさらに知りたくなるという無限ループ…。

 

その他、小樽でしたこと食べたもの。

 

札幌からの日帰りで行った小樽。バスも使ったけれど、歩いた歩いた。

最後は小樽運河から小樽駅に向かう途中にある「若鶏時代なると 本店」で食事をして帰ることにしました。

若鶏時代なると 本店

おすすめメニュー人気No1『鶏の半身揚げ』が食べられるという若鶏定食を頼んでみました。なにか、無心で食べていた気がします。

 

以上で、2022年晩秋に慣行した北海道ゴールデンカムイ旅レポはおしまいです。

でも今回記事を書くにあたり発見した落ち穂を拾いに行きたくなっているし、また北海道いかなきゃだな。今インドに住んでいるので、次いつになることやらですが。

 

5~6日目の旅程↓

旅程 移動 訪問した金カム関連地
5日目 函館-札幌 函館→札幌(バス)
[札幌 3泊]
6日目 札幌-小樽-札幌 札幌⇔小樽(JR ※日帰り)
小樽市内(バス)
鰊御殿(辺見和雄!)

旧青山別邸 小樽貴賓館 (ピアノ!)
小樽市総合博物館 本館(熊!)
小樽浪漫館 (刀!)
大正硝子館 本店 (鉄砲!)
小樽新倉屋 花園本店(串!)
運河プラザ/総合博物館運河館(鶴見!)
7日目 札幌 札幌市内&近郊(地下鉄&バス) (省略)

 

全旅程↓

北海道ゴールデンカムイ巡り9日間の旅。
再開後のブログではインドや海外生活が主軸になります、と宣言しておきながら、いきなり日本国内の旅レポからスタートです。 北...

 

注:当ブログ主は、漫画やアニメの関連地を訪れる行為について「聖地」「巡礼」という言葉を使わない希少動物です。使用を避けようとして逆に表現が不自然になっている点については生暖かい目でお見守りください。