場所は前回と同じくヒマーチャル・プラデーシュ州シムラー。そして今回の映画は。
『バン・バン』
原題:Bang! Bang!
監督:シッダールト・アーナンド/Siddharth Anand
出演:リティク・ローシャン、カトリーナ・カイフ
制作国:インド
公開:2014年10月 (インド)、2015年10月(日本、IFFJ)
リティク・ローシャンが文句なくかっこいい痛快アクション映画。トム・クルーズ&キャメロン・デイアス『ナイト&デイ』のボリウッド版リメイク。しかしリメイクといって舐めちゃいけない、なぜならリティク・ローシャンが出ているから。
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あらすじ破綻。
というかもはやあらすじじゃない作品説明・・・ですらない汗。なにしろ映画の感想がかっこいい!以上!しか出てこないくらい主人公が謎にヒーローすぎてめちゃめちゃ強いのだもの。あ、あ、でもそれだけじゃないよ、ストーリーもちゃんとおもしろい、最後まで退屈しないよ保証します、それに、それに、ふりまわされながらもリティク演じるラージヴィールに惹かれていくハーリーン役のカトリーナ・カイフも存在負けてません、でもこれ以上話すことはないなだってこれリティク・ローシャンかっこいい!Tu meriうたいおどりたい!(完)という映画だから。←やはり破綻。
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この映画のロケ地は下調べも少しはしていたのですが、現地についてから配信動画を見ながら看板など幾つかの目印を手がかりにみつけました。
ザ・モールはシムラーの中心部の広場ザ・リッジからクライストチャーチに沿って降りたすぐ下にある長いショッピングストリート。お店のある通りは文字などわかりやすい目印が多いから助かります。
シーン1:ラージヴィール、敵に要求されたものを渡さず、屋根の上でチェイス&アクションスタート。
場所:ザ・モール(The Mall)
屋根から屋根へジャンプした場所。目印になったのはKamal Kamal & COの看板。
シーン2:追われているのに、目にとまったお菓子がおいしそうで店の中で食べていたらみつかっちゃったのでまたアクション。
場所:同じくザ・モール、”Vijay Sweets Shop”
ここも自力でみつけました。一旦モールを歩いた日の夜に、記憶と撮ってきた写真を再度、本編とメイキングと照らし合わせながら。おいしそうな食堂が立ち並ぶザ・モールでもひときわ人通りの多いあたりなのですぐわかります。緑のWOODLANDの看板横にある階段を下に降りたところ。
人気店らしく、何度通ってもいつも狭い店内に人がぎゅうぎゅういて、だいたいおっちゃんで、入るのにちょっと勇気いりました。が、人が引いたすきにえいっと入り、チャイとグラブジャムンという甘さのダブルパンチを注文。歩き疲れた体にひどく沁みました。
お店の中は窓や装飾が微妙に違うし、外の景色も違っているし、あんなアクション繰り広げるの無謀だからセットだろうな。間取りはよく似てました。だいたいおっちゃんといったけれど、上の写真はおねえさま方いますね。
ちなみに、映画の中で、屋根上から建物の中にジャンプインしての格闘、部屋から蹴り出された敵が転げ落ちた階段も、この写真の左側にみえる階段。アクションシーンが2階の部屋で撮られたかは知りません。多分違う。
関係ないけど、この階段両脇の食堂がどこも美味しそうで食べ倒したくて困りました。
食べてるし。
シーン3:ハーリーン、ラージヴィールがやばい人であることに気づいて逃げ出すも追いつかれる。
場所:ザ・モール。シーン1&2からさらにスキャンダルポイントの方向に進んだY字路。
向かって右側がザ・モール。左側を進むとザ・リッジに突き当たります。
以上、他にも時間かければわかる場所はありそうだったけど、自分的には短い間にさくさく見つけられたので満足。バンバンは、探索場所の規模も目印もほどよく、映画のことも考えながら同時に町並みに目を配る余裕もあり、バランスよい楽しいクエストでした。
この映画を知ったのは『ファニーを探して』と同じ2015年のインディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)ですが、その時はまだインド映画道でおそるおそる歩を進めている過程で、まあこれはいっかとスキップし、あとになって観ればよかった!とめちゃめちゃ後悔した作品。
で、その後Induna.comでDVDを取り寄せたら不良品でインターミッション直後に画像停止、さらにその後旅行中に機内で観ていたら時間切れで最後まで観られず、というインド映画の神様による焦らし攻撃にあっていたのですが、2017年~2018年年末年始にかけてIFFJアンコール上映があり、インドバラナシ旅行から帰ったその足で渋谷ユーロスペースに直行、めでたく全編通して観賞となりました。
その後Eros nowのネット配信を購読し始めてからは英語字幕でなら観られるようになりましたが、またどこかで日本語字幕付きで再上映してくれないかな。同じくリティク主演の新作Warと二本立てなんていかがでしょう。どなたにお願いしているのでしょうか私は。
他のリティク主演映画のロケ地巡り記事。↓
『Zindagi Na Milegi Dobara(『人生は一度だけ』 ←『人生は二度とない』の邦題で2022年10月28日一般公開)』。インド国内ではなくスペイン中でロケが行われたロードムービーでした。リティク・ローシャンの相手役も同じカトリーナ・カイフ。前回もどさくさにまぎれてバンバンの挿入歌&ダンス動画Tu meriのリンクをはりつけております。