星の旅人たちと行くサン・ジャックへの道 6日目

サンティアゴ巡礼

 

4月28日 曇り時々晴れ間と雨ぱらつき

今日のハイライトはワインの泉。
エスティージャを出発して数キロのイラーチェという街にあるとガイドにあったため、出発が一緒になったアメリカ人のデルと、泉を探しながら数キロを歩く。無事見つけて少しだけ口に含み記念撮影。

デルは息子さんや他のアメリカ人数人のグループで歩いているのは何度か見かけていて、昨日は一人で歩いていたところちょっとだけ話し、今日がっつり話して一気に近づいた感じ。カミーノのきっかけは、わたしと同じで『星の旅人たち』をみたことだという。途中息子さんたちグループに合流してからは、わたしは会話が早すぎてついていけないのもあって、頃合いをみて一人歩きに戻ったのだけど、そのあと何度も抜きつ抜かれつしながら、同じトレス・デル・リオに到着した。途中あなたに追いつこうとして名前呼びながら走ったら、こけてしまったのよ、みて、と、擦りむいた膝小僧を見せられた。

この行程では、エスティージャから来た場合、ロスアルコスという1つ前の街で歩をとめる人も多いのだけど、わたしは次の到着地ログローニョでの滞在時間を長く取りたかったので、今日はがんばって27km。

それにしても、足が随分楽になってきた。昨日のプエンテ・ラ・レイナ〜エスティージャ間は出発時から足がつらくて、何度か途中で靴を脱いで足指をもんだし、最後の数キロは、思考が、足足足ちょっと何か別のこと足足足もうダメ無理着いたーーーー、だったのだけど、今日は、足のむくみもなく、昨日より距離も長いのに、景色を楽しむ余裕や途中人と会話を楽しむ余力があった。まあ、平坦な道だったのも大きいかもしれないけど。そういえば、今日は走りカミーノには会わなかったな。

トレス・デル・リオは、星の旅人たちでも登場する。四人が泊まろうとしたら、ちょっとおかしな主人がいたアルベルゲのある場所。このアルベルゲは実際にはもう営業してないのだけど、小さい町なのもあって、ぶらぶらしている時に場所をつきとめた。

今日のアルベルゲはプール付きの10€。

 

出発地:エスティージャ(6:30出発)
到着地:トレス・デル・リオ(15:15到着)
歩行距離: 27.4km

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの「フランス人の道」780km巡礼日誌。
「星の旅人たちと行くサンジャックへの道」とは、巡礼路を歩くきっかけとなった『星の旅人たち』と『サンジャックへの道』という2つの映画タイトルを合体させた旅タイトル。センスがよろしいとはいえないこの映画タイトル合体旅タイトルはブログ主が得意とするところらしいという噂(前科あり)。時に、星の旅人たち=ホシノ、サンジャックへの道=サンジャで略すことあり。なお、ロケ地巡りという性質を含む行程である以上、関連場所を通過する際に映画の内容に触れることがあります(ネタバレ宣言参照)。ラストにどんでん返しがあるタイプの映画ではないですが、ネタバレ過敏症の方は注意。