アーサー地下鉄シーンの直前。
グラムロックファンの子たちがかけていくLambeth Bridge。
組み込む時間がもうどうにも残ってなくて、CBロケ地を優先させた結果、あきらめたのですが。本当はとても行きたい場所でした。
というわけで行ってはいないのですが、思い入れのある場所ということでせめて位置などを。
前回のBank駅から向かうとするならWaterloo&City線でWaterloo駅、その後徒歩でしょうか。それかBank駅からMonument駅まで歩いて、DistrictまたはCircle線でWestminster駅、その後徒歩かな。
近いんだけどねえ(涙)
って勝手に地図見ていってます。
それも、Lambeth Bridgeがロケ地で合っていればの話。
この陽気で騒がしくカラフルなオープニング、たまらなく好きです。
煙草を口からはずしておもむろに歩きはじめるジャック・フェアリーがまた、なにげにかっこいいんですよねえ・・・。
この人の存在もとてもおもしろいと思う。
かっこいいという形容は若干そぐわないような、でも物語の中の濃度がなにかいい。注意していないと通りすぎてしまうくらいの希薄さでありながら、布石であるという。
さあ始まりますよ、という合図。
この人もそうだし、音楽も。
テレンス・マリック監督については、枠をとっぱらうことで鑑賞がうまくいく、と前に書きましたが、逆にこのトッド・ヘインズという監督は、枠をうまい具合に作る人だな、という印象が、たかだか3本を観ての感想ですが、あります。
舞台でいうなら幕、おとぎ話でいうなら「むかしむかし」に始まり「おしまい」で終わるもの。
特にVGは、題材がグラムロックというのもあるのでしょうが、音楽による枠がまんまとツボにはまってしまい。
映画のオープニング&エンディングの音楽って本来そういう役割なんじゃね?
といわれればそうかもですが、たまに特にその枠を強く意識させる映画があり
考えたら私、そういう映画の中になぜか間に横たわる物語も突出して好きな映画が多い気がするのですが、
この監督のそれ、というかVGのそれには、ほんとやられました。
曲こそちがえ、陽気な曲調によるサンドイッチ構造。そこにきて、間に横たわる物語があれでしょう。枠の陽気さのせいでそれまでのトーンが胸に来るったら。もう参るよ、ほんと。
各所にちりばめられた暗示的な言葉がまた好きなんだなあ。どれに反応するかはこちらにゆだねられているようなのも。
というようにVGは、CBが出ているからというよりは単体ですでにもっていかれた映画で、その映画に出ていたのがたまたまCBで、その好きを戻れない位置にまで押し上げたのがアーサーで、そのアーサーをあのアーサーにしたのがCBで、なんなんだほんといったいかんべんしてくれ。 ←??
という映画でした。
無理やりまとめてみましたよ。
ああ、CBのせい(せい?)で好きなものが増えていく。
以上、「CBロケ地:ベルベットゴールドマイン2」というタイトルの、実際にはほぼただの好き好き宣言でした。
■参考にしたサイト/ブログ
Harlean’s Heyday (Blog by girl from Helsinki)