マンドラスビーチ雑談3

クリスチャン・ベール

話がふかいながい男として私たちの間で一躍有名になったジョルジュですが、
その後、もしかして「ノー(知らない/できない)」が言えない男なのでわ
疑惑ももちあがっていました。

マ・ビーチまでの行き方を聞いても

「なんでそんなとこ行くんだ、行ってどうするんだ」

ロケ地いうてるではないの、という部分は耳スルー、

タクシーを頼んでも、

「だから言ったろ?レンタカー借りなさいって」

長年のペーパードライバーで運転できないんだったら、という部分もやはり耳スルー。

ほっとくと話がループに突入するので
途中からは「なんで行・・」「行きたいから(キリ)」で通し。

別行動の日のマメ子の「本日のジョルジュ報告」では
バルコニーのパラソルが開かないのを掃除のおばちゃんが発見
ジョルジュに伝え、ふたりしていじっているうちに
傾きがよけいおかしな具合になってしまったにもかかわらず
「・・・・・・OK!」でなかったことにしてしまったと。

バスは結局30分立っても来ず、ホテルに戻って
タクシーを呼んでもらうことにしたわけですが。

タクシーを待っている間の会話でも。

「トホは日本のどこから来たんだい」
「XX、知ってる?」
「港のある町だね。よく行ったよ」
「旅行で?」
「わし、海の男だったから。船長だったのさ(自慢げ)」
「へえ!」
「でもずいぶん前にやめたよ」
「どうして?」
「波が高かったから」

一瞬、禅問答している気分になりました。
・・・・・・・・・・おういい、あんた海の男だろおお。

でも、まあ。人生いろいろですしね。
その後引退して、宿を営むことに決めたそうです。

ベースが親切心であるのはひしひし感じるし
にくめないおじいちゃん。

タクシーが到着して、乗り込む時にも、
運転手は自分の知り合いであるにもかかわらず、
「いいかい、交渉してきても聞かないでいいからね、
サミの方が安いはずだから」と耳打ちしてくれました。