最近更新おさぼり甚だしいと巷でうわさのとほさんですが、何をしているかというと、コロナの変動があろうとなかろうと夏はこもるというのは例年と変わらず、特に今年は暑いので例年より胸張ってこもりながら、いたって普通に暮らしております。
で、そんな普通の暮らしの中で何をしているかというと、お仕事したり、夕方歩いたり、ふと思い立って琥珀糖を作ったりなどしております。
そう、琥珀糖。
わたくし白砂糖を使わなくなって久しく、どんなお菓子も料理も仕上がりが茶色くなろうと基本きび砂糖、しかし、どうも私は砂糖を摂りすぎると皮膚掻痒が生じる体質であるため、最近ではそのきび砂糖すらあまり使用しなくなり、糖分は極力ハチミツかメープルシロップかラカントでと言う生活になっており、そうすると不思議なことに市販のお菓子を食べたい欲求も減り(まあでもこれは夏だから抑制できている面も)、清涼感のある飲み物が飲みたい時には強炭酸水にライムとハチミツと少しの塩という自家製ソーダを嗜むなどしており、白の魔方陣から抜け出られたかのような清々しい日々を送っておりま
と、これはあちしって意識高いという話がしたいわけではなく、これから書くことの前振りなわけで、
白状しますとわたくし何気にYouTubeっ子でもありますため、きっとASMR的なあれに影響されたのでしょう、か、前から一度作ってみたいなあと思っていまして、しかし琥珀糖の主成分は砂糖それもグラニュー糖すなわち白い粉なわけで、実行に移すまでに、あんた正気なの?自ら魔方陣に飛び込むつもりなの?という葛藤もあったと記憶しております。
とはいえ葛藤があったわりに、気付けば着色用のかき氷シロップを2種購入するなど着々と実験準備は始まっており、先月ついにネットスーパーで指が勝手にグラニュー糖をぽちっとしてしまいました。しかし届いたグラニュー糖をつかみ上げて37秒見つめたのちコンロの奥の手に届きにくいしかし目には見える場所に置きやり、1ヶ月ほど放置していたでしょうか。
そのまま何もしない、という選択はありました。あったのですが、しかし、わたくし、実験したがりでもあるのでございます。料理もパン作りもきらいでないのは、どこか実験とみなしているところがあるからですし、子供の時分には、つくしが食べられるならすぎなも食べられるんじゃねえのと自室に持ち込んでしょうゆとマヨネーズで実食しようとしたところ母親があがってくる気配がしたのであわてて机の引き出しに隠し、そのまま忘れて数日後発覚してこっぴどくしかられたり、おとなになったらなったで、長旅から帰国後しばらくは肉なしで生活できるかを試そうとベジレシピをせっせと模索する日々を送ったり、急に石けん作りがしたくなって試したい鹸化率とオイルと精油の組み合わせをひととおり狂ったように作ったあとはつきものが落ちたように作らなくなったという前科もございます。
何の話をしていたんでしたっけ。
おかしい、今日はさらっと琥珀糖作ったよ、という証拠写真だけあげておいとまするつもりでしたのに、わたくし何をこんなに饒舌になっているのでしょうか。心なしか文体まで変化している気もしますが、しかたない、こうなったら、最後まで続けるしかありません。
といったものの、作り方を説明する気力はないので、知りたい方はYouTubeで検索してください。簡単です。材料は、グラニュー糖500gと寒天8gと水300g、あとはお好みの色のかき氷シロップ(もしくは食用色素)でございます。
そういうわけで作った琥珀糖がこちら。
冷蔵庫で2時間冷やしてぷるるん板状になったものをちぎった段階。
フローライトみたい。
百均の野菜ネットに入れて乾燥放置1日目。
黒いネットを通して撮ると、あらいい感じじゃないのとなり、しばらく無言で撮影タイム。
現在乾燥4日目。作った後で、夏場は固まりにくいのでは、と心配になったものの杞憂に終わり、順調に結晶化、2日目からシャリシャリ食感を楽しめるようになりました。白い粉が、とはどの口が申したものやら、現在順調に食べすすめております。甘ーい以外は砂糖水を寒天でかためただけのあっさり処方ゆえ、スイスイ食べられてしまいます。
それに楽しみにしていたのは、どちらかといえば味覚よりも、結晶化した外面のシャリシャリシャクシャク、やわらかい内側との食感のコントラストであり、自主ASMRの世界に浸るべく、うむ、うむ、と確認のため次々手を出しているていたらく。この分では明日までもたないでしょう。
さあ、わたくし、再び糖の魔方陣にダイブし、白い粉にまみれた生活に戻ってしまうのでしょうか。すでにして、もったいないおばけの協賛で、余りそうなかき氷シロップソーダ味を炭酸で割ってアイスを浮かべたり、イチゴ味を豆乳と混ぜて、わー毒々しいイチゴミルク~♪と喉に流し込んだりしているので、順調に吸い寄せられていっているようです。
とほ