インド・デリーで学生生活中のとほです。
先日3月25日は、インドの春の色掛け祭りとして有名なホーリー祭でした。
“例年3月に祝われるホーリー祭は、数あるインドの祭りの中でも、もっとも特徴的で、もっとも刺激的で、そしてもっともカラフルな祭典である。ヒンディー語では「होलीホーリー」と書く。ヒンドゥー教の太陰暦では第12月であるファールグン月の満月の日に祝われる。
ホーリー祭の日、インド社会全体が無礼講となり、人々は年齢や身分の別なく色粉や色水を掛け合う。”
上記は、インド関連の知識において確かな信頼のおけるarukakatさんのサイトFILMSAAGARから引用させていただきました。ホーリーと色の関係、神話との関係など、私が知る限りではこのお祭りについてもっとも包括的にわかりやすく解説されているので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
ホーリーの雰囲気がわかる映画をいくつかあげてみました。
で、私は当日何をしていたかというと。
部屋にこもって試験勉強を、じゃなくて、ブログを書いてました。なにしとんねん。
いえね、もともと海外のお祭りを避けがちなところはあるのですが、そこは腐ってもインド好きですしホーリーはさすがに参加してみたい気持ちはある、あるのですがとりわけ水鉄砲や色粉の掛け合いが激しいと言われる北インド、デリー、女性それも外国人のひとり参加は危険ときけば、おとなしくおうちにいますかと。
でもそうはいっても当日、外からハッピーホーリー!という声が聞こえてくればだんだん気にはなってきまして。私が住む地域も昨年盛り上がっていたときき、あわよくば天界の安全圏から見下ろせないものかとアパートの屋上にあがってみたのですが、建物が密集しすぎて何も見えず。結局は自室のベランダから、下の細い路地で、ハッピーホーリー!!と叫びながら追いかけっこしている青年や少年たちの色まみれをみて、うん、よし、ですませました。なにが、うん、よし、なんか。
まあでもこれは、数日前に学校内でささやかながら花びらを飛ばしたり、色粉をちょちょいとつけあうイベントがあったのでいちおう満足していたというのもちょっとある。
とはいえせっかくインドにいるのですから、やはり一度はこれぞザ・ホーリーな華やかなやつに参加してみたいです。参加というか高見から見学というか(結局それ)。なので来年もインドにいられたら、来年はどこかのコミュニティとか旅先で参加する方向でちょっと真剣に考えよう。
ちなみに、昨年の今頃は南の大都市バンガロールに滞在していたのですが、バンガロールの街中はいたって平常通りでした。時折、行儀良い色粉がついている人と通りすがる程度。どこかのコミュニティ内で色掛け合ってきたのでしょう。狂ったように色にまみれた人はいなかったな。もとは主に北インドで祝われていたお祭り、今ではインド全土で祝うようなのですが、北に比べると南はおとなしめのようです。
こちらは、インドの普通の人のvlogから、ホーリーを祝う様子を。
英語力低下防止に英語リスニングをしている一方で、ヒンディー語も耳慣らしのため、ヒンディー語圏の人のvlogをフォローして聴く(見る)ようにしてはいます。ヒンディー語は耳がまだできてないので英語に比べてはるかに腰が重かったりはしますが、動画で普通の人の生活を垣間見られるのは楽しい。
さて。
ホーリーが終われば本格的な夏が到来するとは聞いていましたが、みるみる、本当にみるみる暑くなってきています。この数日は、ファンを付け始めました。エアコンはぎりまだ。でも時間の問題でしょう。
実際1月から3月までのデリーの気温の変化は劇的で、日本の1年を3カ月で体感しているよう。
私は冬のあるデリーの気候が大好きで、だから12月から1月のあいだ、学校に行く支度をして外にでて、うわ、さむ、とかいってインド特有の冬の匂いをかぎながら路地を抜けて学校に向かう時間が毎日本当に幸せで、だから冬が終わっていくのが寂しかったし夏になるのは超絶いやだ。いやなんだけれども、それでも今のこの急激な変化もまた日々楽しんでいたりします。女性の装いもどんどんカラフルになっていて、それを見るのも楽しい。
気づけば最も気温が高くなる4月5月がすぐそこです。怖いよう。
しかも4月はヒンディー語学校の後期試験があります。勉強しなきゃ。
というわけでブログは、これから2週間ほどお休みするか、更新してもごく軽めの話題になるかと思います。
おまけ。
三大祭りのひとつである光の祭典ディワーリーは、アムリトサルのゴールデンテンプルで経験しました。
ああ、懐かしいなあ。早くインドに行ける日が戻りますように。
コロナ禍に挙げたこの記事の最後にそう書いているけれど、あなた今こうやってここに来ているよ。