英語リスニング用ポッドキャスト2選+α

言葉/言語

どうも、インド・デリーでヒンディー語学習中のとほです。

ヒンディー語を勉強していたら英語力が落ちた気がするので[注1]、最近は隙間時間にAirPodsで英語の聞き流しをしています

Youtubeも使っていますが、主にポッドキャストで。

 

語学リスニングはやっぱりポッドキャスト。

いつごろからだろう、ポッドキャストは、英語熱があがるたびに、あるいはウォーキングのおともに、しばらく続けて聞いてはいつのまにか放置、何かのきっかけで戻ってきてはまた放置を繰り返してきています。今回久しぶりに戻ってみて、やっぱりいいなとなっています。バックグラウンド再生が可能で、広告が途中で入ることがなく気がそがれにくい[注2]。

Youtubeは視覚の誘惑が多く、気づいたらついつい関係ない動画を見ちまっているということが起きがちですが(意志よわ)、ポッドキャストは聴覚のみ傾けていればいいので、「ながら聞き流し」にもってこい。掃除や洗い物めんどくせ族でもポッドキャストがあればあら不思議、自発的に手が動いちゃう。

 

Luke’s English Podcast(イギリス英語)

中でも私が一番聴いているのがLuke’s English Podcast。スタンダップコメディアンで、過去に日本で英語教師をしていたこともあるイギリス人のルーク・トンプソンさんがホストの外国人英語学習者向け番組。ポッドキャストを英語の勉強に使っている人なら知っている人も多いのでは。

Luke’s ENGLISH Podcast

私もリスニング用にポッドキャストを聴き始めた時からお世話になっていて、聞き取りやすさ、トピックの豊富さ、ホストの人柄などから、今では戻りたくなった時になにはともあれ戻る安心の古巣のようになっています。ほどよい笑いもあり、聞いてて飽きない。発音に癖がないので、イギリス英語が好きな方はもちろん、逆に敬遠ぎみの方でも聴きやすいんじゃないかと思います。

私の好きなエピソードはたくさんあるけれど、Lamblingという特に話題を決めずにとりとめもなく話す回が好き。あと、家族全員でイギリスの情勢やイギリスの生活を話す回とか。日本で教師をしていたことがあるので、なにげに日本ネタもよくでてきます。あと、かなり前のエピソードになるけど、ショーン・コネリーが亡くなった時の回が印象に残ってます。思わずもらい泣きした記憶。

Youtubeチャンネルもあって、Youtubeでは物語の朗読をベースにして内容や単語を説明する動画が人気のよう。確かコロナ禍に出したロアルド・ダールの本の朗読動画がバズってそこから定期的に物語朗読エピソードが増えたんじゃなかったかな。今では視聴者数は100万人をこえてます。ポッドキャストよりYoutubeで聴く人が多いということでしょうか。自動翻訳をオンにすれば100%正確ではないもののほぼトランスクリプトとして確認できるしね。

 

ちなみに、サイトに行けば、全エピソードではないけれどトランスクリプトが手に入るエピソードもあります。ディクテーションしてそれらを答え合わせに使ったりできますね。

Transcribed Episodes of Luke’s English Podcast

って押しすぎじゃない?私。次に行きましょう。

 

All Ears English Podcast(アメリカ英語)

こちらはアメリカ英語。この番組も、ポッドキャストでリスニングしている人なら知らない人はいないんじゃないでしょうか。ボストン在住のホストのLindsay McMahonとニューヨーク在住のコーホストのMichelle Kaplanによる会話形式の英語学習者向け番組。略してAEE。ちなみに違うコホストとのビジネス英語版もあり。

All Ears English

この番組もポッドキャストを聴き始めた当初からのおつきあい。ではあるのですが、聴く頻度はLuke~ほどではありませんでした。理由は、一つのエピソードが短かく感じられた(10~20分)のと、ずいぶん前の記憶なのでまちがってたらごめんなさいだけど、前は雑談色がさほど強くなく、Phrasal verbなどの英語表現を説明することにより重点を置いた作りになっていたから。それはそれでとても役立つのですけど、当時は長めで雑談色の強いものを好んで聴いていたので、その頃の欲求には合っていませんでした。

ただ、女性二人の溌剌としたきれいな発音、アメリカ英語、自然な会話、というのが大きな魅力だったことは変わりなく、それが今回ポッドキャストに出戻りした時に、まっさきに、Luke~よりも先に聴き始めた理由。

今回の出戻りリスニングの目的は、『あくまでヒンディ語学習がメイン、まじめにやっているとはいいがたいけどメインったらメイン、だけど英語力低下も気になる…ので英語は隙間時間に耳慣らししよう、聞き流ししながら気が向いたらシャドウイングもしちゃおう』作戦の一環。

そのシャドウイング材料として、あくまで私はですが、自分が女なので、実際にまねしたいと思える同性の発音や発声に沿ってやる方が取り込みやすい気がするし身も入る。どんな人の英語でもシャドウイングできるのがベストかもしれないけれど、モチベが上がらないとやる気がでんのじゃよ。

それで、好きな声、好きな発音、内容の充実度を兼ねそろえた動画やポッドキャストを探していたわけですが、結局なんだ、一番かなっているのはAEEじゃないかとなりまして。

正直にいえばコホストの中には、いささか溌剌が過ぎるというか、ノリと声があまり好みじゃない人もいる。英語云々の前にそのへんの好みに合うかも、続けるモチベーションとしては結構重要で。そういう点ではLindsayさんとMichelleさんの掛け合いがちょうどよいのですよね。

他にも、女性ふたり組の会話形式のものや女性がホストで話題が豊富なポッドキャストを試し視聴しているけれど、全部を兼ねそろえたのはなかなかなく。

あ、でもYoutubならあって、Speak English With Vanessaはよく聴いてます。通常会話を聴かせてくれる動画から英語表現をひとつひとつ説明する動画まで幅広く選べるし、声と発音も好きなので、時々入る広告は目(耳)をつぶりながらAirpodsで聴くようにしてます。ポッドキャストがあるとベストなんだけどなあ。

AEEの話に戻りまして、この番組もYoutube版があります。ルークともポッドキャスト仲間として、イギリス英語vsアメリカ英語などについてコラボしたりもしています。

 

余談だけど、ホストのLindsayさんも英語の先生として日本に住んでいた経験があるようで、その土地の名は私も長く住んでたところだったので、もしかしたらどこかですれ違っていたのかも(だから何。

 

過去に聞いていたポッドキャスト

過去に聴いていたポッドキャストもついでに紹介。映画が好きなので、映画系が多かったです。趣味も兼ねたリスニング。内容に興味があると自然リスニングに身も入るというもの。

WTF with Marc Maron

コメディアンで俳優でもあるマーク・マロンがホストの、俳優や監督など映画業界の人々へのインタビュー形式の番組。映画関連ではこれを一番聴いていたかな。最初は、ちょっとガラ悪いなあ、声もなあ(失礼)と思っていたのだけど、いい感じにくだけたムードで話を引き出すのがうまいし、押さえるべき礼儀はちゃんとわきまえているしで、安心してがっつり聴くようになりました。好きな、あるいはその時々で気になる俳優や監督の回をリストに入れてまとめて聴いていました。

WTF with Marc Maron Podcast 

ID10T with Chris Hardwick

俳優でコメディアンのクリス・ハードウィックがホストの、こちらも映画関連のインタビュー形式ポッドキャスト。過去はThe Nerdistという題名だったらしい。WTFを聴き始めてしばらくしてから知って、こちらも同じように気になる俳優、監督の回をリストにして聴いてました。繰り返し登場する監督や俳優が多かったような。WTFもか。ただ、こちらはおもしろいときはすごく笑えるのだけど、若干内輪受けっぽいというか、私のリスニング力のせいもあるんですけど耳がすべるというか、いつのまにか話が過ぎていきがちだった。今確認すると2022年3月で止まってます。スタンリー・トゥッチの回までは覚えてる。

Here’s The Things with Alec Baldwin

俳優アレック・ボールドウィンがホストの番組。映画関連以外にブロードウェイや時事ネタもあり、どちらかというと東海岸側のネタが多かったような。タイトルを見て興味ある内容そうなら聴く感じでした。2021年にアレック・ボールドウィンの撮影中の誤射事故があったあとしばらく収録済みの番組だけを流して新しい放送がなかったと記憶しているのだけど、今確認したら続いていました。誤射事故の真偽はともかく、進行が堅実で、結構好きなポッドキャストだったのでよかった。

The A24 Podcast

インディーズ系映画会社「A24」が主催のポッドキャスト。更新頻度が低いのでそんなには聴いてないですが、やはり気になる映画の監督や俳優の回を聴いてました。A24の映画、私はわりと好きなんだけど、嫌いな人は毛嫌いしてるから好きといいづれえ…。←リスニング関係ない

10月の劇場観賞映画:TIFF1本、インド3本、それ以外4本

 

映画関連以外では以下。

The Minimalist Podcasts

文字通りミニマリストの男性二人がホストの、哲学的内容が多いポッドキャスト。落ち着いた口調で発音も聴き取りやすいのと、哲学的な話は嫌いじゃないですしなにしろ洞察が深いので、一時はがんばって集中して聴いていたのですが、当時のリスニング力のせいもあってか集中がもたずに思考が飛ぶあるいは眠くなる笑ということを繰り返し、脱落しました…。ていうか、ていうか、そもそも私ミニマリストじゃないのだった。笑。なんて最後はジョークにしてしまいましたが、そのうちまた聴き始めるかもしれません。

The minimalists.com

Abroad in Japan

イギリス人Youtuberクリス・ブロードがホストの、英語で日本の文化を紹介するポッドキャスト。日本に関するネタはやはり耳に入りやすいので。Youtube→ポッドキャスト流れで聴き始めたものは他にも結構あるけど、ひとつだけ紹介。

Abroad in Japan

Ted Talks Daily

英語耳慣らしの定番といえばTED。TEDは、一時期はTED専用のアプリを入れて、自分が興味あるものを選んで聴いていました。が、ポッドキャストのTed Talks Dailyはすぐに聴かなくなったなあ。英語力の問題の前に私は興味の持てるトピックじゃないと途端に耳が滑るので、向こうが選んで差し出してくれる方式(しかもお堅め)はあまり向かなかったみたいです。TEDは、今はYoutubeで気が向いた時に「見る」ことが多いでしょうか。

即興雑談:Nothing. Nada. Zip, zilch, zippo.

 

その他、ニュース系

ニュース関連は、聴くなら総じて偏りのない英BBCのGlobal NewsBusiness DailyNHK world radio Japan、米ニューヨークタイムスのThe Daily米CNNの偏り具合を確認するため(?)にAnderson Cooper 360あたりをその時々の気分で聴いてました。でもこれもあまり気分が向かなかった。えへ。何か大きなニュースがあったときに聴くことが多かったです。

そんなところでしょうか。

 

どのアプリで聴いてる?

Apple Podcast、Amazon Musicといくつか使ってきて、今はSpotifyです。これは単純に音楽サブスクの有料版を使っているのがSpotifyだから。あ、でも無料版でも問題なく聞けます。私は複数のアプリを使いわけるの面倒だからひとつのアプリですませてるというだけ。

以上、実務翻訳者歴20年、TOEIC 900点以上、と書くのがはばかれるほど自分の英語力、とくにスピーキングとリスニングはまだまだだと感じるとほがお送りしました。

(実際まだまだだし、翻訳を生業にしていたにしてはTOEICもけして高くないですしね。といって翻訳力=TOEICスコアでもないのですが。翻訳業とTOEICの関係もいつか書きたいところ)

あと、本当はLuke’s English Podcastのエピソードから書きたいことがあったのだけれど、書き始めたらポッドキャストでリスニングの話が止まらなくなったので、今回は聴いているポッドキャスト紹介記事にしました。力尽きたのでLuke’s English Podcastのエピソードの話はまたいずれ。気が向いたら。

 

注1:ヒンディ語を勉強していたら英語力が落ちたってそもそもどゆこと?とつっこまれた方もいると思われなのですが、そのへんもそのうち書くとか書かないとか。
注2: 一部の番組ではホスト自身による宣伝が入るものもありますが、英語でなので、リスニングの一部としてカウントしています。