即興雑談:無音と有音で揺れている。

※当ページには広告が含まれています※
※当記事には広告が含まれています※
映画語り

 

家で仕事を含む思考系作業をするときに、映画を環境音楽のように流すことは普段あまりないのだけど、今日はそういう気分だったので、寝室にあるEcho showでプライムの『そんな彼なら捨てちゃえば?』(※)を選んで流しっぱなしにしておくことにした。

寝室にある音源を使ったのは映像を目に入れないですむし音が少し遠い方がBGM度が増すと踏んでだったのに、ちょっと、ちょおーっとごろんとしに行ったすきに最後まで観てしまっていた。なんなら後半はしっかり入り込んでぐすぐす泣いていた。自分ばかなの?と思うのはこういう時である。

というわけで時間がなくなったので、本日も即興雑談である。

それにしてもBGMとして使う映画の選択はなかなか難しい。音量の抑揚が激しそうなアクション映画は不向きだし、不穏な効果音が多そうなホラーやサスペンスも落ち着かない。自然、日常を扱った映画、一番無難なのはラブコメ系ということになる。

それで、観たことない映画だと内容が気になってしまうから観たことある映画を選んだのに、それでも観てしまった。ということは、むしろ観たことがない映画で別に観なくてもいいかなという程度の、言葉は悪いけれど「捨て映画」の方がいいのかもしれない。

が「捨て」かどうかを、観てない状態でどう判断するのか。そもそも、キミはなぜごろんとしに行くのか。そもそものそもそも、行った時点で観るに決まっている。そもそものそもそものそも‥‥‥こほん、とにかく、やはり映画をBGMに使うのはキミには向いてない。

普段、デスクワーク時のBGMは歌の入っていない音楽が多い。ジャズとかボサノバとか。好きだからというよりは抑揚があまりないからという意味での選択。昔はもっといけいけな曲でもいけたはずだけど、今は抑揚がある音楽は軒並みアウトだ。聞き入ってしまう曲もアウト。

歌が入っていても、それがヘビロテを通り越して環境音レベルになっていればOKなこともある。歌が入っていない方がいいのは、意味を聞き取ってしまうと気がちるからというやつだけど、聞き慣れている曲ならBGMとして機能する。外国語の歌詞ならいいんじゃという話もあるけど、むしろわかるところを耳が拾ってしまうゆえにある意味日本語より向いてない。

最もいいのは実は音楽でさえない。雨音。Youtubeでもお気に入りに入れているし、自分で買ったCDもある。昔は無音が一番集中にはいいと思っていたこともあったけど、今は無音はむしろ気がそぞろになってだめだ。

歌が入ってないほうがいい、という発言とまるで矛盾するようだけど、うんとボリュームを落とすとか、寝室からのように距離を取っての音なら、FMラジオもBGMとしてうまく機能する。DJがいきなり叫びだすことはまあまずないし、ある程度フラットな音量で聴けるうえ、人の話し声が入ることで、カフェのひといきれに一番近い雰囲気を作り出せる。

あのカフェの、声をかけてくる心配がない他人が近くにいる適度なざわつきによる心地よい集中力ってなんだろうね。

とほ

p.s.
前にSATC得意じゃないみたいな発言をしておきながら言いづらいすけど、同じ脚本家が参加していてもこれは好きなのです。原題は”He’s Just Not That Into You”で、妙に印象に残ってる。軽いラブコメながらきゅん度も高く、今思えば俳優の顔ぶれもなんともリッチで旬だったなあ。ベン・アフレック、ジェニファー・アニストン、ドリュー・バリモア、ジェニファー・コネリー、ブラッドリー・クーパー、スカーレット・ヨハンソンと豪華極まりないけど、私がこの映画ではまったのはまさかのジャスティン・ロング。しばらくは出演作みていたなあ。ほかはキワモノも多く、あんまりぴんとくるものなかったけれどw。ベン・アフレックも若い頃はいいと思ったことなかったけど、この役はいい。あと今みると、ケイシー・アフレックと声似てるな。追記が長いっていう。失礼しました。

NETFLIXオリジナルドラマを観た話。
ドラマは、観続ける堪え性がないのでなかなか手がでないのだけど、このたび、NETFLIXオリジナルドラマに同時に2つ...