2017年から2018年にかけての年越しはインド・バラナシで迎えた。
4年も前の元旦だけれど、旅にでられてないし、そういえば写真をどこにもあげていなかったというのを口実に。
12月18日にデリーから入国してそのままバラナシへ、翌年1月2日にデリーに移動し1月5日に出国、つまりインド約20日間、うちバラナシ2週間の滞在でした。
年末から翌年年度末の3月までは本業が繁忙期に入るために冬季に旅するのは避けていたのだけど、一度は年末年始をバラナシで過ごしてみたくて、この年に決行。ガンガーを眺めながらクリスマスも年越しも経験できて行ってよかった。
久しぶりに行ってみて感じたのが、日本語で話しかけてくるインド人の多さは相変わらずだなということ。ただ勢力図が変化した感じはした。インド全体で感じつつあったように日本人旅行者の割合はここでもやはり少なくはなってきているみたいだったけれど、日本人をかぎわける目に関しては、ことバラナシに限ってはまだまだ健在だな、と思った。でもそれを交わすのもまた楽しく。初インドでプージャーを目と耳にした時の感慨を思うと、よもやバラナシを慣れて落ち着くなどと形容する日がやってくるとは。
それにしても、上のガートにチョークか何かで描かれたHappy New Yearの横の動物、インドにも干支があるとは聞いたことがある気がするけど、ひとつはどうみても蛇だけど、冒頭画像のあれはどういう動物なのか、干支があるとすれば2018年はなんの年だったのか。謎。
その他は何をしていたのかというと、
湯気の立つチャイとたっぷりバターのトーストで朝ごはんを食べたり、
その店にコンニチワしにきた牛に挨拶したり(考えたらこのもぐつき牛がこの時のインド滞在唯一の牛写真だった)、
ぶらぶら散策したり、
バラナシ冬の名物スイーツ、マライヨを食べたり、
ラッシーを飲み比べたり、
実は年明けるまでは宿にこもって、ブログの更新をせっせとこなしていたり、
映画を観たり(サルマン・カーン主演のTiger Zinda Hai。めっちゃおもしろかった!)、
インド映画のロケ地巡りをしたり(この滞在ではしないつもりだったのに習性・・・)、
バナーラス・ヒンドゥー大学(Benares Hindu University)を訪ねて、たまたま写っていた二人膝枕男子に萌えたり、
大好きなたまごカレーを食べたり、
ターリーを食べたり、
でも辛いの苦手だしターリーはお腹いっぱいになりすぎるので、外国人御用達カフェに逃げ込んだり、
それでもやっぱりカレーを食べるなどしていました。
また、バラナシ滞在中は、日本人宿ルドラゲストハウスのさんちゃんとあきこさんには大変お世話になった。
バラナシにいた12日間、宿は3箇所に泊まり、前半は中心にあるダシャシュワメードガート近くの宿に5泊、後半ははしっこの静かなアッシーガートに移動して2箇所に宿泊。いずれもインド人経営の宿で、ルドラには一度も泊まっていないにも関わらず、コーヒーを飲みに行くといつも感じよく迎えてくれ、ごはんをいただいたり、冬限定スイーツやおいしいお店を教えてもらったり、年越しも誘ってくれて屋上で爆音音楽かけたりガンガーでカウントダウンしたり。バラナシにはひとりで過ごすつもりで行ったのでそれならそれで全然OKだったとはいえ、やはり年越しはひとりだったら少し寂しく感じたかもしれない、そこをご一緒させていただいて本当に楽しかった。
一昨年(2019年)の秋に再びインドに行った時には、当初の旅程ではまっさきにバラナシを組み込み、今度こそはルドラに泊まるつもりだった。でも行きたい場所が多すぎて、効率よくまわるためにバラナシはまたいつでも行けるからと軽率にはずしてしまった。まさかこんなことになるとも思わず。
ルドラゲストハウスは現在諸事情でおふたりの経営ではなく、新しい宿を探しているとのこと。次の場所がみつかり、またインドに行けるようになった暁には必ず泊まるのが、次にインド行った時の楽しみの1つになってます。だからそれまでご無事で、早くよい場所がみつかりますように。
とほ
p.s.
それにしても2018年は、このバラナシを皮切りに、4月から念願のサンティアゴ巡礼路を歩く旅、そこからのスペイン南部〜モロッコへの合わせて2ヶ月の旅、9月にはタイ・バンコク10日間滞在、帰国したその足で奈良観光&熊野古道歩きと、旅三昧な年であった。
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