ずっと気になっていたベッドヘッドの上30センチほどをノコギリで切った。すっきりした。
全体像を写してないのでわかりづらいかもしれないけれど、このなんちゃってヘッドボードは4年前に今の場所に引っ越して来た時になんちゃって書斎スペースを作った残りの2×4(ツーバイフォー)材と1×4(ワンバイフォー)材を使って作った。
ただツーバイ材は厚みがあるから大丈夫だけど、薄いワンバイ材は購入する際に慎重に選ばないと反っているものも多い。木材の中に水分が残っていると乾燥するにつれてさらに反り曲がってくる。もとから余った反り気味の板を使用したのに加え、案の定時がたつにつれまっすぐではなくなっていった。写真をよくみると向かって左側が壁から離れているのがわかるはず。ベッドでぎゅむぎゅむ押してごまかしていたけれど、背が高い分一方だけ反りが目立っているのが気になっていた。
さらに、余った木材を全部使いたかったのもあったし、良いと思ってこの形にしたけど、座位で本を読む時になにげに頭を押し返してくる作りで、邪魔だなあ失敗したなあとも思っていた。ずっとそう思いながら4年放置していた。
寝室にはベッドと脇の棚と鏡くらいしか置いておらず、入ると一番自己主張してくるのがこのヘッドボードだ。壁も何も飾っていないため、低くすることで味気ない部屋になるかなと思ったけれど返ってすっきりした。もっと早くやればよかった。このように、なにごともちゃちゃっとすぐすれば快適になるのに、ぐずぐず先延ばしにしていることが私はたくさんある。
ベッドの話は前フリのつもりだったのに長くなってしまった。
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今住んでいるのは中古の分譲で、入居してしばらくはDIYに夢中になった。
中古にしたのは予算の関係も大きいけど、もともと購入前からリフォーム前の物件をお得に買って自分で思うようにリフォームをしてみたいと思ってはいて、そしたら運良くリフォームしてまもない物件が予算内でみつかった(リフォーム直後に一旦入居した人が勤め先が遠いということですぐに売った+そのあと購入した不動産屋さんが実直ながらローテクのおじいちゃんだったせいか、ネットに室内の写真をあまり出しておらず中はとてもきれいなのに売れ残っていて値段を大きく下げたばかりというタイミングだった)。厳密に言えば床の色など幾つかは思っていたのと違いはしたけれど、他は許容範囲、なにより間取りの条件を満たしていたのが決め手となり、購入に踏み切った。
なので大きくリフォームする必要はなかったのだけど、引っ越しに際し書斎スペースだけはなんとしても作りたかった。内観に訪れて縦に長いリビングルームを見た時に、まだ購入も決めていないうちから、書斎を作るならこのあたりだなと頭の中ですでにリビングを分割していた。
そういうわけで入居後は頭の中がDIY一色に。一時期は常にメジャーを持ってはかりまくっていた。とはいっても、DIYの経験はゼロに等しかったので、できることには限りがある。高度な技術を要するものは無理だし、根が雑だしめんどくさがりだ。雑でもなんとかいけそうなもの。というわけでネットを調べまくった。
その課程で、ディアウォールおよびラブリコの存在を知る。
ツーバイ材の上下にはめて天井と床につっぱらすことで、賃貸でも傷をつけることなく柱や棚を作ることができるすぐれもの。最初に知ったのがディアウォールだったので一時期は寝ても覚めてもディアウォールのことばかり考えていたのだけど、最終的にはラブリコに心変わりした(ディアウォールすまない)。
私は賃貸じゃないけど、出口も考えないではないかったので、傷つけずにすむならそれにこしたことはなかった。それに書斎といっても、仕切られた空間であればよかった。むしろ完全に閉じた個室ではなくて、書斎と呼べる空間は確保しつつ同時に目の前が開けている場所にしたかった。このアジャスターで柱を立てれば可能なのでは?。書斎の夢が一気に膨らんだ。
で、ネットとホームセンターで木材や工具を一通り集め、作った書斎が冒頭の写真。作ったといってもラブリコ+ツーバイ材で柱を三箇所に立て、ワンバイ材を電動ドライバーで順に止めていっただけだけど。電動ドライバーさまさま。ただ空間ができあがった瞬間は嬉しくはあったけど、最初の率直な感想が「なんかラーメン屋のカウンターみたい_| ̄|○」だったことは内緒です。まあでも、ワックス塗ったらだいぶましになった。
で、4年経った現在はこのようになってます。
内部はこんな感じ。
板と板のあいだが微妙にあいているのは見なかったことに。下方にワックスをぬってないのは、ヘッドボードを切ったことでいきおいづいて、上方に取り付けていた棚を机上と平行になるように下に付け替えたばかりだから。
その上は写ってないけど、もともと持っていた特大コルクボードを設置してカレンダーやToDoをはりつけている。反対側に世界地図を貼っている。このコルクボードは取り外し可能。机の正面の壁にも、メモがさせるように厚いコルクを貼っている。上半分はリビングに向かって開いてある。日当たりのいい部屋なので日中は灯りなしで作業可能。背後と左側には本棚。全部で二畳ほど。
そんなわけで書斎は、空間としては満足だったのだけど、実はヘッドボードと同様周期的にずっともんもん悩んでいることがあった。それは机。理想は一枚板の横に長い机にしたかった。けど、机を一からDIYするのはさすがに私の力では及ばず、ネットでサイズの合う机を探したけれどどれもぴんとこず、もともと持っていたPC用机に、サイズの合う似たような白い机を並べることで妥協してしまった。
その妥協により、机をみるたびにもんもんを繰り返すように。真ん中が机の足で分割されているのも微妙に邪魔だったし。で、ここ最近もやっぱり机欲しい熱が高まっていたのだけど、棚の位置を下に下げたことで、PCとモニターのデュアルディスプレイにしてから狭く感じていた机上のスペースが広くなり、可動性が広がった。
前から棚の位置邪魔だなと思っていたのだから、早くすればよかった。なんとかこれでもう少しがんばってみようか。
それにしても、机はあきらめたものの、当時のDIY熱はすごくて、キッチンの棚もしきりも洗濯機の上の棚も、なんならトイレットペーパーのホルダーも作った。本当はベランダ改造もするつもりだったんだよね。でも、ある程度作りたいものを作ってしまうと、さああとDIY熱がどこかへ雲散霧消してしまった。いつもそんな感じだ、私は。
本当はソファ横においているせいで台形に投影されるプロジェクターの映像が気になって気になって、またもラブリコを利用してプロジェクター台を真上に設置したいとずっと思ってるけど、多分放置で推移だろうな。
大きく変えたり買ったりせずにやっているのも実をいうと理由があるのだけど、それはいつかまた機会があれば。
とほ