昨年購入したパニプリの賞味期限が気づくと切れていた。
まあ、そんな予感はしていた。
昨年アンビカショップさんでインド食材を買い込んだ時に、パニプリのガワのモトだ!とノリで買ってみたものの、エキもグもどうやって作るのか知らなかったし、さくっと調べる限りめんどくさそうであり、切れる直前に慌てて作ることになるのだろうな私のことだから、とは予想していたが、気づくと切れていた。
まあでも、期限が切れてもすぐに捨てない往生際の悪いところが私の良いところでもある。悪いところでもある。まあ、この手のものは切れてもしばらくは余裕で食べられる、はず。ただ早いにこしたことはない。作る強制力になるよう、ダメになるのが早いパクチーとミントを買い込み、それらがダメになる前に作ることにした。
作るとはすなわち中に入れるグとエキ。しかるのちガワをあげること。
が、サモサの中身のような具は作るとしても、パニプリ特有のあの酸っぱ辛い独特の液については、まだ賞味期限がセーフだったころにレシピを調べた時に8秒沈黙したのち自力をあきらめて別途購入しておいた市販のものを利用することにした。ちなみに上の写真の左側の緑の箱。
ちなみのちなみに、パニプリって何?という方は自己引用で恐縮ですが過去ブログをご覧ください。
本来パニプリは、インドのストリートフード。インドを旅すると必ず、街中で屋台を囲んで小皿を手になにやら食している人々を見かけることになる。まあ私の初パニプリは、旅人所作的にも衛生的にも勇気がなくて、レストランでだったのだけど。当時の記事を今読むと、パニプリ的にもインド映画的にも初々しくて甘酸っぱい気分になる。
その後、アムリトサルでめでたくストリートパニプリデビューを果たした。最初の記事で載せたパニプリ対決をしている映画は、その頃には二度履修をすませてめでたく好きな映画入りしており、ロケ地として黄金寺院を尋ねた。
そんなパニプリ。別名ゴルガッパ。
まずはミントとパクチーをザクザク切って水とともにブレンダーでガーッとやる。濾した液に、レモンと緑の箱の液用の粉を適量投下してまぜ、置いておく。
次にフィリング。濾したあとのミントとパクチー、微塵切りした玉ねぎ、チンしたじゃがいも、ひよこ豆に
スパイス投下。
ちなみにスパイスは、山ほどあるポンヌママンのジャム瓶に入れている。
続いてパニプリのガワを揚げる。揚げる最中の写真なくて申し訳ありやせん。揚げる前の生地はこころもち楕円なのだけど、熱したオイルの中でみるみるまんまるにふくれあがっていく。
さあ、材料がそろいました。
鈴カステラのような見た目。しかし中は空洞。
この鈴カステラもどきの上部を指の腹で開け、
具を入れていく。
あくまで自己流ということはおことわりして、
液を中に投下し、いざ実食。
うん、からい。スッパい。
パニプリやー!立派にパニプリやー!
水も、せっかくなのでインド飲みを目指した。そして案の定こぼした。
げっふー。
辛いもの得意じゃない私としてはいっぱい食べられるものではないことを忘れていたし、辛さは控えめにしたつもりが液の素がしっかり辛くて酸味もあって食べているあいだに口の中がひりひりしてきたけれど、とりあえず上記お皿に盛ったやつは完食した。
意外に時間かかったけど、辛かったけど、インド感じられたし、楽しかったのでよし。
ちなみに残ったパニプリのもとはすべて揚げ、
サラダに砕いて振りまいて食べたり、
なんかもう辛いのはいいやとなって、梨缶の梨を刻んだものと練乳を入れてシナモン振ったり、
つぶあん+マスカルポーネを入れてチョコをまぶすなど、果敢に謎のスイーツに挑戦して、完食した。
どれもめっちゃおいしい!
・・・というのはなくて微妙であったが、これもやはり楽しかったのでよかったことにする。
んが。
結論としては、やはり次はパニプリはインドで食べたい、食べようとなった。ああ、早くインド行きたい。
とほ