『マリーゴールドホテルで会いましょう』ロケ地、続きです。
この映画には原作があります。
デボラ・モガーの小説『These Foolish Things』(2004年)。
原作では舞台はバンガロールなのですが、ジョン・マッデン監督の話によると
「やっぱー、ゴージャスだしー、見栄えがするしー、カラフルだしー、インドっていったらここでしょう、みたいなー」
との理由でラジャスターン州をロケ地に選んだようですね。
(超訳すみません本当にすみません)
メイン舞台であるマリーゴールドホテルは、前回書いたウダイプル郊外のラウラ・ケンプールホテルでしたが、ウダイプルでも撮影はされていまして、上記シーンが撮られたのピチョラー湖畔の3 つ星ホテル Jagat Niwas Palace Hotel。
せっかくウダイプルに滞在しておりましたので、そこでお茶してきました。
このホテルが選ばれたのは、ウダイプルの象徴であるピチョラー湖とタージレイクパレスの景観がよい場所、ということのようですので、ウダイプル全体を
ロケ地といって差し支えないんではないかと。
この日は、ラウラケンプールへの往復ドライブから、ハイウェイ走行中の陸亀に遭遇したりしながらウダイプルに戻り、
某「おちる方」のロケ地に向かうクルーズもこなし
た後でのティータイムだったのですが、午後3時。ウダイプルでやることをやりきり、もう行くとこないし、19時発の列車までの時間つぶしもかねていたのですが。2時間居座りが限度でしたわね…。
そのあと、ホテルを出て、暑いよう、時間がたたん、たたん、たたないよう、
とピチョラー湖のほとりをぶらぶらしている時に、ここに書いた占星術師君に出会ったわけですけども。
余談ですがこの彼がくれたギフト(?)に関しては、その後なんというかまあ見事に当たったというか当たって散ったというかということは結局当たってないんじゃないかというかそういう激動がここ数カ月のうちに起きましてちょっと今凹み気味だったりするんですけど、てどうでもいいんですヨそういう個人的な話は。
で。
マリーゴールドホテルがある場所の設定は本来、ラジャスターン州都ジャイプル。
当然ジャイプルでも多く撮影は行われておりまして、
たとえば、シテイパレス周辺、
旧市街マーケット、鉄道駅、
Kanota Fort(Viceroy Clubとして)
などなど、通称ピンクシテイの街並みや郊外が映画のいたるところで登場します。
私もウダイプルに行く前に滞在していたのですが、今回この映画のロケ地としては巡っておらず、別映画のロケ地として行ったシテイパレスやジャンタルマンタル以外旧市街はこれといった写真を撮っていないので、代わりに街中素通り動画をそっとおいておきます。
『ビフォアサンライズ』じゃないですけど、この映画もじゅうぶんロケ地巡り奨励映画だと思います。
ラジャスターン州、少なくともジャイプルは、映画ロケ地巡りが趣味でない人でも、この映画見てからめぐったら数割増し楽しい旅になるんじゃないかな。
訪問者が多いというイギリスやオーストラリアは、マリーゴールドホテルツアーと称したツアーをネットで結構見かけましたし。
場所がインド、日本でのヒット具合、映画の題材がセカンドライフ、と考えると、うーん、そこまでして来たい人は少ないのかな。どうかな。いいと思うんだけどな、マリーゴールドホテルロケ地巡りインラジャスターン。
なんだ、この映画のロケ地訪問モチベーションが弱め設定だった割に、アピールしてるな、私。
ロケ地参照先:
Wikipedia (英語版)