一日早いけれどハッピーディワリ!
明日11月14日はインドの光の祭典ディワリ(Diwali)の日。
ディワリというのは、春の色掛け祭りとして有名なホーリー祭、10月前後のダシェラ祭とならぶヒンドゥー教の三大祭りのひとつ。インドは年中お祭りをやっている印象なんですけど、なかでも重要なお祭りがこの三つ。
・「ホーリー(春の到来を祝って、3月初旬頃に人々が路上で色粉や色水を掛け合う祭り)」
・「ダシェラー(10月前後に行われる、雨季の終了を祝う祭り。3大祭りの中でも最も盛大な祭りです)」
・「ディワーリー(ダシェラーの3週間後に催される光の祭り。富と幸運の女神ラクシュミーを招く祭り)」
JTB インドの全国共通の祝日(2020年版)より引用
上記は説明が端的で、他のお祭りの日程も記載されているJTBさんのサイトから引用させていただきました。それによると、今年はホーリーが3月10日、ダシェラが10月25日、ディワリが11月14日。
昨年のディワリは10月27日でした。この時わたしはインド旅行中で、ディワリも北部アムリトサルにある黄金寺院(ハリマンディル・サーヒブ)で迎えました。
“この時期にインドを旅すると決めた時に、ディワリをどこで過ごそうというのは1つの検討事項だったのですが、旅程に組み込みやすかったというのもあったし、一度はここで体験したかったというのもあり、すんなりアムリトサルの黄金寺院に決まりました。”
この旅の期間は9月中旬から2ヶ月。インドを主として、途中パキスタン、最後インドネシアの3カ国。50日ちょっとのインド滞在期間中にパキスタン10日程度をはさむつもりだったため、まずはぐるりとインドを南下しながらまわったあとに、南部チェンナイから陸路超えの王道ルートであるワガボーダーに近い北部アムリトサルに飛び、そこから一旦パキスタンに向かいました。
ただ、10月末のディワリはアムリトサルで迎えると決めていたので、それに間に合うようにパキスタンから戻ってこなければなりませんでした。パキスタン北部のフンザという場所まで長距離バスを乗り継いで往復するつもりで、そのバスが片道1日、道の状況によってはもっと延びるかもしれなかったので、少し余裕をもって戻ってこられるように旅程を組み、結果、ディワリの数日前に無事戻ってくることができました。
“花火は7時からはじまりました。
最初に花火、次に爆竹タイム、そのうち人々がろうそくを灯しはじめ、しばらくしてタイのコムローイ祭りのように灯篭がひとつ、ふたつあげられていき。黄金寺院を中央にアムリタ・サラス(不死の池)をぐるりと取り囲む大勢の人。そのまわりを歩き続ける人。
ディワリのシーズンのアムリトサルは暑くもなく寒くもなく。私も花火を見終わったあとは適当なところに腰をおろし、人の波が満ちたり引いたりするのを長い間ただぼんやり眺めていました。”
スィク教の総本山である黄金寺院は、ディワリでなくても特別な気を感じられる場所ですが、ディワリの音、光、煙、人の雑踏につつまれて、今思い出してもなんだか軽くトランス入っていたように思います(笑)。
その他のブログ記事。
黄金寺院にはアムリトサル滞在中に何度も足を運んだのですが、その目的の一つが、ドキュメンタリー映画『聖者たちの食卓』にもでてくる無料の共同食堂グル・カ・ランガル。やさしい味で素朴ながらおいしいターリーを手でいただきました。
もう一つの目的が、シャー・ルク・カーン主演のインド映画のロケ地巡りとして。←邪念。
黄金寺院ではありませんが、同じくアムリトサルでは別のインド映画のロケ地巡りもしました。ジャリアーンワーラー庭園。とある歴史的事件が起きた場所。
インド-パキスタン国境といえばインド映画『バジュランギおじさんと小さな迷子』でも出てきました。パスポートをきちんと持った徒歩での国境越え体験の話。
‥‥‥まあね、ロケ地巡りがわたくしめの旅の大きな目的でもあるので、はずせないわけですよ。インドを好きになったのは、インド映画を好きになる前ですが、映画も好きになってからは旅がまあ忙しいものになりました。たまにはゆっくりまわりたい‥‥‥。
パキスタンからインド側に戻った後。翌日、国旗降納の儀式(Wagah Border crossing ceremony)を見るため、前日に歩いて戻ってきた国境に改めて行きました。インドが大好きだけれど、パキスタンに行った直後でパキスタンにシンパシー感じまくっていたため、パキスタン側のパフォーマンスをインド側の席から食い入るように眺め、じわじわ泣いていたという。インドにパキスタンにいそがしい人です。あのへん一帯はもう私の中では兄弟なんでね、仲良くやってほしい、本当に。
ああ、懐かしいなあ。早くインドに行ける日が戻りますように。
とほ