横須賀から行ける無人島、猿島に行ってみた。

国内旅

諸事情で横須賀に来る用があったため、以前から気になっていた無人島、猿島に行ってみることにした。

がしかし、諸事情で横須賀到着が遅くなり、間に合ったのはフェリーの行き15:30の便。所要時間が10分、帰りの最終便が17:00なので、滞在時間は1時間20分しかない。まあでもネットで調べる限り、さっと巡るだけなら1時間あれば足りそうだったため、ともかくも行ってみることにした。

三笠ターミナルから乗船料往復1400円+猿島公園入園料200円を払ってフェリーに乗り込み、

たった10分ながら、思いの外大きな縦揺れに、これ以上続くときついな…と己の酔いやすさを自覚しながら島に到着。

結果。うん、1時間で十分だった。写真を撮りまくりながら歩いても、おつりがでるくらい。

街に人が戻ってきたとはいえ、平日、島、人がはけた時間帯ということもあってか、いかにも無人島らしいひっそりとした様子で、トンネルを通る時などはちょっと怖かったりもしたけれど、迷うことはないルートが整備されていたし、人がいないおかげで写真も好きなように撮れたし、ちょうどよい散策だった。

前知識なしで行ったのだけど、明治時代の弾薬庫があったかと思えば、江戸時代の砲台跡があったり、巡っているうちに自然、島の歴史を知りたくなる仕組み。

自然へ還りつつある島『猿島』(神奈川県横須賀市猿島 文化資産評価報告書) | 芸術教養学科WEB卒業研究展 | 京都芸術大学通信教育課程
芸術教養学科では、学生ひとりひとりが日本をはじめ世界の様々な芸術史、東アジアを源流とする日本の伝統的な文化、そして今日のデザインの考え方を学び、日々の生活をより豊かにするべく思索しています。芸術教養をFineArtではなく、LiberalArtsとして捉え、実践的に考える行為、それが卒業に際して課している卒業研究「文化...

自然豊かな猿島は縄文、弥生の遺跡や江戸、明治、昭和の要塞島としての歴史的な建造物が残っている。

今回は自分で回りたかったので参加しなかったのだけど、30分程度のツアーもあったので、次回来るようなことがあったら参加してみようかなと思う。

遺跡も雰囲気があったけれど、木々の形に目を取られて、気づけば木の写真ばかり取っていた。歩いているあいだ、波と木々のざわめきと鳥の鳴き声がしていて、音量は思うより大きくて、そうか、波の高い場所にある、緑の多い、1時間もあれば巡れるような、小さい無人島というのは、音がずっとしているものなのだな、けして静かな場所ではないのだな、という気づきを得た。気づきだなんて、まあ、風の強さにもよるだろうけど。