原作大好き『ライフ・オブ・パイ』のロケ地へ。

ロケ地-インド

 

さて。

2015年夏のインドロケ地めぐり、最終地。

 

映画はこちら。

『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(2012)
(原題:Life of Pi)
監督:アン・リー
出演:スラージ・シャルマ、イルファーン・カーン、レイフ・スポール

 

第85回アカデミー賞で監督賞を始め4冠ゲットしたヒット作ですので、記憶に新しい方も多いのではないかと思います。

原作はヤン・マーテル作『パイの物語』。

南インドで動物園を経営していた一家が、日本船ツシマ丸でカナダへ移住する航海の途中、太平洋のど真ん中で遭難し、唯一の生存者となった少年パイが、同じく生き残った動物たちと小さな救命ボートで漂流することになる。ところが動物の中には、獰猛なベンガル虎のリチャード・パーカーがいて・・・

という体験談を、カナダ人作家ヤン・マーテルが大人になったパイに聞きに訪れるというストーリー。この寓話好きのツボ押しまくりの原作がとても好きで、中が黄ばみかけたペーパーバックはまだ手元にあります。

映画化を知って「あれを!・・・あれを?」と小さく心待ちにしていたのですが、原作に対する思い入れが強かったせいか、実際の映画はというと正直・・・・・・

めちゃめちゃよかったです。    ha?

ちょっとー、アン・リー、やってくれるじゃないの。ストーリーも見事に原作を組んだものだし、CGもさー、やー、あれは使うよねー、うんうん、あの世界をあれだけ表してくれたら言うことないす。

ま、もとから文句なんてなかったんですけど。

好きな原作が映画化されることは時折ありますが、原作と映画は別物と思っているので、かけはなれていても、ちっがーう、むきー、となることはまあまずなく、たいていは、ほっほう、そうきたか、と、にやにや鑑賞、とはいえ、原作に忠実なら忠実で、よくぞここまで・・・ブラボォ!とテンションあがるという

なんて映画製作者フレンドリーな観客でしょうか。 ←節操なしともいう。

 

ところで、ちょいと俳優さんの話、

大人になったパイ役はイルファン・カーンさん、スラムドッグダージリン急行お弁当方面にと当ブログでもよくお世話になっており、西欧の映画でもひっぱりだこなうえ、インド映画鑑賞頻度の高い最近は2日前にもお会いしたばかりでもはや親近感は近所のおじちゃんレベル。 ←ちょっと失礼

あと、先だって観たCB映画『マネー・ショート』でスティーブ・カレル演じるマーク率いるヘッジファンドチームの一人に、この人だれだっけ、だれだっけ、な人がいたのですが鑑賞後チェックしたところ、パイに話を聞きにきた作家役の俳優さんでした。

眼の一瞬きょどるかんじとか、とまどいとか、泥臭い素人くささがうまいと思ってたんだよなあ。え、なんですか。ほめてますよ、もちろん。

そんな(どんな)、ライフオブパイ。

ロケ地へ、といいましても、この映画のメイン舞台はあなた太平洋(つかCG)ですのでそこじゃござんせんで、訪れましたのは、パイの育った町、南インドはポンディシェリ/プドゥチェリ。

 

 

タミルナードゥ州チェンナイの下に位置する連邦直轄領。上の地図の14あたり。

次回、そのロケ地写真をアップします。