あとだしロケ地:インド映画『Rockstar』in デリー

ロケ地-インド

 

早くも成人式が過ぎましたが皆様、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2016年夏のインド映画ロケ地巡り更新、もう少し続きます。
が、本年初更新のタイトルが ”あとだしロケ地”。

あとだしってなんやねん、という話なんですが、

説明しよう!

あとだしロケ地とは!

旅先で訪れた場所を旅後に観賞した映画の中に発見し、しれっとブログネタとして使うこと。あるいはそのさま。

である。わかりましたね。

当ブログでなぜか一番アクセスの多いこの映画/場所でも実行ずみです。テストに出るので覚えておくように。

まあ、その、当ブログは、あくまで「その映画のロケ地と認識して行った場所について書く」を基本形にはしているのですけども、長らく続けていますとどうしても行ったあとで「あ!ここ!この前行ったのに!きー!」となる場所もでてくるわけで、その映画が気に入るほど、ロケ地的にもぐっとくるほど、「きー!」度合いも高まるわけで、

次いつ行けるかわかんないけど、つうかそうそう行けないけど、この映画のロケ地としても紹介したい!したいよう

そんな魂の叫び救済措置として、あとだしシリーズというずっこい枠を考えだした次第です。

 

『Rockstar(ロックスター)』(2011年/インド/2h39m)
監督:イムティヤーズ・アリ
出演:ランビール・カプール、ナルギス・ファクリー他

 ジム・モリスンのようなロックスターに憧れる平凡で、特に不自由もなく、痛みや苦みを知らずに育ったデリーの大学に通う芋臭い青年が、運命の女性との恋愛を通して人生を知り、やがてロックスターとしての栄光を手に入れる。

 

というわけで、昨年、ロケ地巡りデリー編を更新している間に観たこのボリウッド恋愛映画『Rockstar』にまあデリーが出まくりでしたので、感想はひとまず飛ばして、場所の紹介を。

Hauz Khas village as film location of "Rockstar"

 

Hauz Khas village as film location of "Rockstar"
Hauz Khas village as film location of "Rockstar"
Hauz Khas village as film location of "Rockstar"
Hauz Khas village as film location of "Rockstar"
Hauz Khas village as film location of "Rockstar"
Hauz Khas village as film location of "Rockstar"
Hauz Khas village as film location of "Rockstar"

『キ&カ』『2 states』のロケ地として訪れたハウズカースヴィレッジの裏にあった遺跡公園。

湖もあるのんびりできる場所で、居心地よく、インド人若い衆がはしゃいだり、カッポーが控えめにいちゃついたりしている中、すぐ通り過ぎてしまったハウズカースビレッジよりたくさん写真を取っていたのですが、アップするタイミングを逸していたこともあって、映画の中で見つけた時には二割増しでテンションがあがりました。

 行き方:メトロ・イエローラインのHauz Khas駅かGreen Park駅からオートリキシャ(40~50ルピー)などで。

 

Nizamuddin Dargah, as film location of "Rockstar"
Nizamuddin Dargah, as film location of "Rockstar"
Nizamuddin Dargah, as film location of "Rockstar"

『PK』神様探し場所(?)としても紹介したニザームッディーン・アウリアー廟も使われていました。

主人公の青年が歌の修行を行う場所。その髪型はないだろ的に泥臭かった彼がだんだん垢抜けていく過程、歌い手の顔になっていく印象的なシーン。 

行き方:メトロバイオレットラインのJLN STADIUM駅からオートリキシャなどで。

 

その他、デリーが舞台の映画ではほぼお約束のコンノート・プレイスも出てきてました。Filmapia.comによると、大学のシーンはHindu Collegeで撮られたそう。

 

そのほか、北部ジャンム&カシミールも舞台に使われていました。この監督の作品は現時点で3本見てるんですけども北部を美しく撮る人だな、という印象があります。いや、北部だけじゃない。海外も・・・。

この監督さんは、場所を印象的に見せるのがどうもうまくて、メグラ―としてちょっとやばいです。沼の危険な香りがぷんぷんします。

さて、この映画、ロックスターに成り上がっていく話ではあるのですけど軸は恋愛で、そこは迷いがない感じでよかった。

禁じ手(でもインド映画ではよくある)設定を使ってはいるのですが、そこまでドラマチックさ&辛気臭さはなく、むしろ終始、主人公の青年の心情を含め、見せすぎず、語りすぎず、抑え気味に話が進んでいって、わかっている着地点を迎えて、なので、静かに見終わったけれど、体調がぴたりとあっていれば号泣したようにも思う、そんな映画でした。

 

P.S.最後のルーミーの詩がよかった。

Away… Beyond all concepts of wrong-doing and right-doing, there is a field. I’ll meet you there.