インドに戻ってきておりますが、ブログでは故郷帰省編、しつこく続きます。
下関の島巡りシリーズ。今回は角島。
帰省のたびに一度は、二度は、ときに三度は足を伸ばすおなじみの家族ドライブ先。
蓋井島を紹介した記事で、あいつは島じゃねえ認定をしてしまった角島ですが、島か島じゃないかはおいといて、角島といえばなんといっても角島大橋。翡翠の海とセットになった景観は、インスタ映えする絶景スポットとして県内県外とわず人気になっています。
が、橋を渡った先にも、灯台公園やキャンプ場など魅力的な場所はたくさんあるのでして、今回はそのひとつ、牧崎風の公園に妹の車でつれていってもらいました。
その前に、角島大橋の手前にある小高い丘の上のカフェ『カドノウミ』で、コーヒータイム。
ここは『ヴィラ ミクリ 角島』というリゾートヴィラに併設されたカフェで、カフェ嗅覚のするどいというかコーヒー中毒の私たちは、昨年(2023年)の夏にオープン直後のこのカフェを見つけ、ただそのときは別場所でコーヒーを飲んだばかりだったので次来ようとなっていたのでした。
角島大橋を見晴るかしながらユニークな器でいただくコーヒーはたいへんおいしく。ランチメニューもあり、食事をしている人もいました。
こうして橋を渡る前にカフェインで元気を補充した親子三人、いざ角島へ。
行程はすっとばしまして、はい、公園到着。
牧崎風の公園は「まきさきかぜのこうえん」と読むらしいです。
公園について最初に目に入った光景に対する感想は「日本っぽくない!」。
海に向かってなだらかにくだる緑豊かな丘陵は、どこか英国の田園風景を感じさせるような、牧歌的という表現がぴったりの光景。
来るまでの道が若干わかりづらいせいか、島内の他の観光スポットに比べると全然人がいなくて、それものんびりした雰囲気を醸し出しており。整備されすぎていない遊歩道を心ゆくままに散策します。
とはいえここはいうて山陰、丘の上まで来ればさすがに岩場にざっぱーんと打ちつける白波に日本海みを感じました。それでも海はきらきらとまぶしく、水平線は遥か彼方、通り抜けていく風は気持ちよく。
名に風を冠するだけあって確かに風は強い場所で、撮っていた動画にもごうごうと音が入り込んでいました。丘の上はとくに風の通りがよく、隠れ場がないので冬場や荒れ模様の日に来るとなかなかたいへんかも。
ですが行ったのは6月上旬の晴れの日。歩くと少し汗ばむくらいの気温の中では、ただただ爽快で気持ちよく。
あと、歩きながら目についたのは崖や岩の独特な形。調べたところ、上の写真の崖は火山岩でできた柱状節理というものらしい。
「つのしま自然館」のサイトによると、角島の名の由来は
山口県北西部の海域に浮かぶ島=角島、これを「つのしま」と呼んでいる。古来より放牧がなされ、牛に関係が深く、牧崎と夢崎とを牛の角にたとえて、こう呼んだとされている。
とのこと。そういえば来る道すがら、モーたちいましたいました。なるほど、牧歌的だと感じたのはそういった側面もあるからでしょうかね。
ぐるっと一周して駐車場に戻るまでの道には東屋なんかもありました。
ダルマギクの群生地として有名らしいので、11月頃に来れば一面に花が咲き乱れる景色も楽しめるでしょう。
角島大橋手前で写真撮影をする人々の多さに比べるとこの公園はきっとまだまだ穴場、のんびりしたい人にはぴったりの場所だと思います。