いつまで昨年のインドロケ地旅更新やってるんだ、という話ですがようやくラストです。
忘れてはおりませぬ。
というわけで、地道に回収。
霊者のおしりぷりっとシーン。 ←説明手抜きすぎ。
シーン3b:
5人衆「霊者だかなんだか知らないけどさあ、戦いには使えないっしょ」
霊者「うでっぷしもいけますが何か?」
場所:ウッタル・プラデーシュ州アーグラー近郊/シカンドラ(Sikandra)
シカンドラは、ムガル帝国アクバル大帝の墓廟。
ムガル帝国かりそめの都ファテープル・シークリーと同様、シカンドラもアーグラーから日帰りで行ける距離ですが、ファテープル・シークリーを訪れた2年前の旅で諸事情により取りこぼしたため、今回(昨年の旅で)のロケ地回収となりました。
アーグラーからマトゥラーをへて、デリーに向かう道の途中にあります。アーグラーからは約10キロ。オートリキシャを利用しました。往復200ルピー(待ち時間込み)。ただしこの金額は、途中で何度も不平を言われ、到着後駐車場で大喧嘩が勃発し、近くにいた人の仲裁により勝ち取った金額であることを告白しておきます。
あと念のため、同じ綴りですが、ジャイプル近郊アーバネリ村の階段井戸チャンド・バオリへの行き方に書いたシカンドラ村(Sikandra、Sikrai)とはまったく別の場所です。 私も混乱したので一応。
ちなみにシーンのナンバリングが「3b」なのはこのシーンの続きだから。
この映画が好きな人ならご存知の方も多いと思いますが、外側はファテープル・シークリー、扉を開けるとあら不思議、内側はシカンドラ、という仕掛けになっています。ロケ地(非常に)あるある。
ナンバリングの失敗についてはこのあたりを更新している時に、「世界24ヵ国制覇の野望があるんなら全ロケ地で通し番号振らないとだめじゃん」と気づいておりますが、現在も絶賛放置中。
なお、この映画への暑苦しい思いは過去の更新時に書き散らかしているので、物好きな方は下記リンク先に飛ぶとよいよ☆
落下の王国ロケ地巡りインド編1,2,3,4,5,6,7,8落下の王国プラハ編
落下の王国ロケ地巡り事始め
ムガル帝国の遺跡としての見応えとしてはファテープル・シークリーに軍配ですが、シカンドラも、ムガル帝国の遺産に興味がある方なら、楼門や霊廟内部の装飾など、一見の価値はあると思います。
といいながら、ロケ地的に外観と楼門を取るのに夢中で、内部写真ほとんど撮ってないことに帰って気づいたのですけど・・・汗。
途中で降り出した雨の激しさに気を取られていたせいもあります。
うん、あるね(言い訳)。
行きから雲行きが怪しくはあったのですが、楼門をくぐって霊廟にたどりつく間に降り始め、内部をみている間にみるみる激しくなり、ご覧の通り建物から出ると、霊廟から楼門まではまったく雨宿りできる場所がないため、しばらく他の人とともに建物内で小ぶりになるのを待っていました。
が、中には雨雷などものともしない強者も。
むしろすすんで、いきいきと、のびやかに雨の中歩いているようにも見えたんですけど。あれではパンツまでびしょ濡れと思うんだけど。紙幣とか、どうしてるんだろうか。
などといらぬ心配をしてしまったのは
わたしもオートリキシャの運転手との約束の時間が気になっていたため、やまない雨の中どうやら戻らないといけなくなりそうだったからで、紙幣はともかく一番気になっていたのは一眼レフ。
雨季にもかかわらずこの日は雨具(ポンチョ)を持たずにきており、結局私も、体の前にかばんをかかえこんで、ほんの気持ちやわらいだ瞬間をみはからって飛び出すことになりました。
楼門にたどり着くとオートのおじちゃんが私を支払わないまま客がばっくれたのではないかと心配して傘を差して待っててくれました。
駐車場で人が仲裁が入るほどの喧嘩をし、最終的には私の言い分が通ったにもかかわらず、傘差して迎えにきてくれた時点ではもうけろっとしていて、良い感じの世間話とかしちゃったりして、リキシャ関連はぼったくりとか腹立つことも多いけど、根にもたない、へこたれない、終わったあとはけろっとしている(人が多い)ところが、どうしてもインドを嫌いになれない要素の一つではあるのだよなあ。
まあひとくちにリキシャといっても、オートとサイクルで微妙に人の傾向が
違ってはいて、そのへんで書きたいこともあるのだけど、いい加減脱線しまくってるので割愛。いつか気が向いたら。
帰り道も、インドの発展はまず冠水の対処からだね、という風景をまのあたりにしながらの帰途でした。雨季のインドを満喫(?)したね。うん。
あ、カメラは死守したけど、紙幣はアウトでした。
傘でお迎え以降、憎めないおっちゃんと化してしまったため
最後に50ルピープラスしました。単純ですみません。